タコ/タコ




【曲目】
1.免疫
2.仏の顔は今日も三度までだった
3.きらら
4.赤い旅団
5.人捨て節
6.嘔吐中枢は世界の源
7.エニグラム
8.Intro at 日比谷野音 1981.8.15
9.な・い・し・ょのエンペラーマジック
10.鵺
11.人質ファンク
12.非情の生殺し
13.小さなチベット人
14.宇宙人の春



【レビュー】
2016年にもなると、80年代を思い出すのも徐々に困難になってくるわけで。
40代半ば世代の人間が、まだボケないうちに、当時の記憶を書き出しておく必要があるのでは、と思い始めておるのです。

一般的には、世相としてはバブルでジュリアナでNTT株、音楽としてはマイケル・ジャクソン、MTV、おニャン子クラブ、みたいなステレオタイプの紹介が多いわけです。
それはそれで間違っていないのですが、やっぱり表層的なもので、明るくも暗い、知性があるような無いようで、といったアングラ・シーンも確実に存在しておりまして、少し、そういった雰囲気のある作品を取り上げてみたいと思います。

で、タコ。

私も良く知らなかったのですが、バンド名ではなく、山崎春美という、インディ-ズのトリック・スター的な人のコンセプト名、とでも捉えた方が正しいみたいです。

内容はもう説明不能に近いのですが、放送禁止用語は出てくるし、パンクを履き違えたような暗さに支配されているし、二流のインディーズ作品にも聴こえてしまいます。
なのですが、不思議なことに、聴き返したく魅力はあるのですね。

ゲストが、町田町蔵、遠藤ミチロウ、坂本龍一といったビッグネーム。
おそらくは山崎春美という人の人徳によるのでしょうが、非常にリラックスして、しかも「一メンバー」に過ぎない立場で参加しており、聴いていても刹那的にはならず、非常に楽しめるアングラ作品になっているのです。

そういった背景事情をある程度認識して聴くべき、という限定付きではありますが、80年代の、お気楽なアングラ、という非常に特異なシーンを切り取った作品です。
そういった特殊世界がお好きな方は、避けないで入手すべきであります。


【結論】
★3.5。
ちなみに坂本龍一は、タイトルから分かるとおり9に参加。
YMOが売れに売れていた時期にこんなことをやっていた、というところに、80年代の懐の深さを感じさせます。
ちなみに、4には香山リカが参加しているようです。
これも、後の彼女のスタンスを考えると、非常に感慨深いものがあります。
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genre : 音楽

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まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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