木漏れ日に泳ぐ魚/恩田陸
木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫) 恩田 陸 商品詳細を見る |
【レビュー】
この人の本には、結構長い間裏切られております。
確か最初に読んだのが、傑作の呼び名高い「夜のピクニック」で、「なんて透明感のある作品なんだ。」と読みふけったのが最後、その後はうなだれながら読んでいる、という状況です。
で、本作なのですが、またも首を傾げて、良く分からないまま終わってしまいました。
主人公の2人の視点を交互に語る、というのは、古典的なれど引き込ませる体裁ではありました。
しかし、その内省の意味が良く分からない。
さらに、ロジックもぼんやり、オチも脱力。
いつの日か、「夜ピク」を超える傑作を・・・。
と願いつつ、そろそろ見切りをつけるか、とも悩んでおります。
【結論】
★1.5。
読まなくていいでしょう。
スポンサーサイト