Highway 61 Revisited/Bob Dylan





【曲目】
1. Like A Rolling Stone
2. Tombstone Blues
3. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
4. From A Buick 6
5. Ballad Of A Thin Man
6. Queen Jane Approximately
7. Highway 61 Revisited
8. Just Like Tom Thumb's Blues
9. Desolation Row



【レビュー】
前回に続いて、今度は1965年作品。
泣く子も黙る、というか、Bob Dylan の数少ないメジャー曲、「Like A Rolling Stone」が入っているアルバムです。

「Like A Rolling Stone」は、一発目のドラムからオルガンというオープニングはじめ、ドラマチックなことこの上なく、名曲であることに疑いはないのですが、本作はそれだけではない。
特に、沈み込むような5をくぐり抜け(レコードではここでA面が終わり)、一転して明るい曲調、しかし切ない6につながる流れは、お見事としか言いようがありません。

Dylan は、日本では未だに60年代的な色がついているというか、全共闘の友的なイメージで、揶揄の対象になることもあるのですが(「学生街の喫茶店」で、「ボブディラーンー」という歌詞があったのも結構な原因だと思います。)、本作は、音楽を聴く人なら、避けて通れない作品だと思います。




【結論】
これも、★5。
「Like A Rolling Stone」は、映画に出来るのではないか、と常々思っております。
要は、「One Plus One」の「Sympathy For The Devil」みたく、曲が完成していく様を映像で見られたら、相当に面白いと思うのです。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Bringing It All Back Home/Bob Dylan




【曲目】
1. Subterranean Homesick Blues
2. She Belongs To Me
3. Maggie's Farm
4. Love Minus Zero/No Limit
5. Outlaw Blues
6. On the Road Again
7. Bob Dylan's 115th Dream
8. Mr. Tambourine Man
9. Gates Of Eden
10. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)
11. It's All Over Now, Baby Blue


【レビュー】
過去ログを調べたら、ピーク時である60年代半ばのBob Dylan 作品をレビューしていないことが発覚し、これは大変、ということで取り上げます。

まずは1964年、「Bringing It All Back Home」。
一般的には、Dylan がフォークからロックに近づいた作品、と言われております。

内容は、まあ、とにかく強力。
まず、1があるだけで★5。
高音で一本調子だが魅き寄せられるヴォーカル、強烈なメッセージ性、1964年のヒップホップ。
No Direction Home」にも入ってますが、PVがまた昇天モノです。


続いてこれもまた名曲の3を経て4、そしてオーラスの11まで駄曲がない。
Dylan は、アルバムとしては散漫な作品も多いのですが、本作は、隙がなく真の名盤と言えます。



【結論】
必聴の★5。
あ、8だけは、Byrds も同じくらい悶絶します。

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genre : 音楽

The Cutting Edge1965-1966/Bob Dylan





【曲目】
Disc1
1. "Love Minus Zero/No Limit" Take 2, Acoustic 3:11
2. "I'll Keep It with Mine" Take 1, Piano Demo † 4:11
3. "Bob Dylan's 115th Dream" Takes 1 and 2, Solo Acoustic 6:17
4. "She Belongs to Me" Take 1, Solo Acoustic 2:57
5. "Subterranean Homesick Blues" Take 1, Alternate Take 2:38
6. "Outlaw Blues" Take 2, Alternate Take 3:29
7. "On the Road Again" Take 4, Alternate Take 2:31
8. "Farewell, Angelina" Take 1, Solo Acoustic † 5:28
9. "If You Gotta Go, Go Now" Take 2, Alternate Take 2:50
10. "You Don't Have to Do That" Take 1, Solo Acoustic 0:50
11. "California" Take 1, Solo Acoustic 3:05
12. "Mr. Tambourine Man" Take 3 with Band, Incomplete 3:23
13. "It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry" Take 8, Alternate Take 3:28
14. "Like a Rolling Stone" (Short Version) Take 5, Rehearsal 1:44
15. "Like a Rolling Stone" Take 11, Alternate Take 5:56
16. "Sitting on a Barbed Wire Fence" Take 2 3:58
17. "Medicine Sunday" Take 1 1:01
18. "Desolation Row" Take 2, Piano Demo 2:00
19. "Desolation Row" Take 1, Alternate Version 11:15
Disc2
1. "Tombstone Blues" Take 1, Alternate Take 7:30
2. "Positively 4th Street" Take 5, Alternate Take 4:24
3. "Can You Please Crawl Out Your Window?" (Short Version) Take 1, Alternate Take 4:05
4. "Just Like Tom Thumb's Blues" Take 3, Rehearsal 5:39
5. "Highway 61 Revisited" Take 3, Alternate Take 3:30
6. "Queen Jane Approximately" Take 5, Alternate Take 6:02
7. "Visions of Johanna" Take 5, Rehearsal 7:40
8. "She's Your Lover Now" Take 6, Rehearsal 4:58
9. "Lunatic Princess" Take 1 1:20
10. "Leopard-Skin Pill-Box Hat" Take 8, Alternate Take 3:26
11. "One of Us Must Know (Sooner or Later)" Take 19, Alternate Take 5:10
12. "Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again" Take 13, Alternate Take 4:03
13. "Absolutely Sweet Marie" Take 1, Alternate Take 5:01
14. "Just Like a Woman" Take 4, Alternate Take 5:19
15. "Pledging My Time" Take 1, Alternate Take 3:22
16. "I Want You" Take 4, Alternate Take 2:51
17. "Highway 61 Revisited" Take 7, False Start 0:32



【レビュー】
Bob Dylan ブートレグ・シリーズ、ついに来た、という感じの、「Bringing It All Back Home」「Highway 61 Revisited」「Blonde On Blonde」からのアウトテイク集。

この3枚は、言わずもがなの名作、泣く子も黙る作品であり、曲のクオリティは半端ではありません。
当然、デモ段階でも素晴らしく、むしろ、デモ段階だからこそ息遣いが聞こえるようで、興奮度は否が応でも高まります。

飛び道具とも言えるこの時期の作品に手を出してきたということは、そろそろブートレグ・シリーズも完結、自分の死期を悟ったのでしょうか。

なんですが、この3枚のアウトテイクを2枚にまとめるのはなかなかせわしなく、逆に散漫なことも否めません。
この点、同時期発売の6枚組では、Disc3が丸ごと「Like A Rolling Stone」であり、あの名曲のピースをひたすら聴いているのは、非常に心地が良いです。
Stones の「Sympathy For The Devil」を丸ごと映画にした「One Plus One」みたいな、ある作品が固まってくる過程を見ているような興奮度があります。

クオリティというか作品の意味合いとしては、明らかに6枚組に軍配。

後は値段なのですが、国内盤で2万円はさすがにどうなのか。
apple musicではまだ出ていないようですが、このような作品なので音質には目をつぶって、ストリーミング+音楽誌の解説本、といったあたりが現実的かもしれません。



【結論】
★4.5。
予想以上に素晴らしかったです。
Bob Dylan に関するレビューは、マニアが跋扈していてうるさくてしょうがないのですが、本作は「そこそこのファン」でも、聴いてみて損はないです。
あと、オフィシャルからは18枚組という変態的な作品も出ていますが、一生のうち一度くらいは現物を見て見たいものですね。

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ア、町あかり/町あかり




【曲目】
1. ア、アイシャドウ
2. もぐらたたきのような人
3. それ分かる!
4. さっきも聞いたわその話
5. No Problem(お安い御用)
6. ちょっとここじゃあ言えません
7. 夢という小鳥
8. 横浜のすずめ
9. コテンパン
10. お悩み相談室



【レビュー】
昨年、ある意味、一番破壊力を持った作品でした。
昭和歌謡の伝道師、町あかりのメジャー・デビュー・アルバム。

ここ10年ほど、若い女性が、「アイドルのイメージを演じる」といった事象には、慣れてきたところです。
女性が男性の好色にさらされることに抵抗感を感じるという時代を超えて、あえて、処女的なアイコンになってしまう、ということが、当たり前になったわけです。
地下アイドル、ことに、そこから抜け出したAKBなんかがその象徴かと思われます。

で、この人、町あかり。
このファッションのチョイス、曲のタイトル。
もう、昭和に青春を過ごしたオッサン、及び、処女厨への悪意に満ち満ちていて、異色の名作になっております。
そこそこアイドルが好きだった自分としては、もう、「思い出させないでくれ」と土下座したくなるような昭和の再現度なのであります。
10なんかは、どこぞのB級アイドルの未発表曲、といっても十分通じる名曲。

この先どうなるのかも含め、注目のお方であります。



【結論】
★4。
町あかり、このスタンスになった意図がまだよくつかめません。
インタビューを見ても、twitter を見ても、その辺はぼんやりとしています。
いつか、地上波のバラエティに出てきたときが勝負かと思っております。

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HITNRUN Phase two/Prince

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【曲目】
1 Baltimore
2 Rocknroll Loveaffair
3 2 Y. 2 D.
4 Look at Me
5 Stare
6 Xtralovable
7 Groovy Potential
8 When She Comes
9 Screwdriver
10 Black Muse
11 Revelation
12 Big City



【レビュー】
あけましておめでとございます。

またもや、突如として発売されたPrince の新作。
CDでの販売は、まだ、無し(リンクはitunes)。

相も変わらずメディアを上から見ているというか信用していないというか、アレな発売方法ですが、itunes ですぐに発売されただけ、前作よりはマシですね。
Tidal だけ、っていうのは、何というか、偏屈を通り越してただの変人だったので、その点はホッとしております。

そして肝心の内容ですが、前作より遥かに良しです。

あまり音を足していないというか、骨格がPrince節でしっかりしていて、トータルで非常に心地よい。
手癖でこねくり回しておらず、ファンク色が強くなっていて、個人的には、ここ最近では抜けて満足度が高くなっています。系統としては、つい最近レビューした「Come」に近いでしょうか。

1曲目がいきなり「Baltimore」というメッセージ性が強い曲なのも良し。
詳細は、こちらですが、政治・社会からは距離を取っているこの人が1曲目に置くということの意味は、長年のファンとしては考えさせられるものがあります。

政治的にはキナ臭い年となりそうな本年の一発目ということで、本年もよろしくお願いします。



【結論】
★4.5。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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