Bitche's Blew/Miles Davis




【曲目】
Disc1
1. Pharaoh's Dance
2. Bitches Brew
Disc
1. Spanish Key
2. John McLaughlin
3. Miles Runs The Voodoo Down
4. Sanctuary
5. Feio



【レビュー】
1970年作品をいくつかあげてみましたが、ラストとして本作を。
ジャズの名盤特集となると必ず出てくる、Miles Davis、1970年作品。2枚組。

決してジャズが苦手というわけではないのですが、腹を括らないと(大きい音で、他に何かしながらではなく、向き合って聴かないと)飲み込めないことが多く、なかなか深堀り出来ず、聴いた作品は限られているというのが正直なところです。

本作は、数少ない、私がそこそこきちんと聴いたモノ。
得体の知れないパワーに満ちているというか、ズルズルというかニチャニチャというか、全部の音塊がゆっくり迫ってきたり、逆に突如として音塊が襲ってきたりと、聴き手の体力を奪います。
Miles のトランペットだけでなく、まさに「塊」が押し寄せてくるようであり、正直、社会人には金曜の夜か土日しか聴けないかと。

良く言われることですが、ジャズの文脈に止まる作品ではなく、ロック・ファンクなどとも接近した、ボーダレスな作品。
特に、Disc2の1は素晴らしく、お見事と言う他ありません。

ボリュームが大きく、聴き通すのには困難と伴いますが、是非手に取る一品であります。



【結論】
★4.5。
しかし、どうやったらこういう作品が作れるのか不思議。
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McCartney/paul McCartney





【曲目】
1. The Lovely Linda
2. That Would Be Something
3. Valentine Day
4. Every Night
5. Hot As Sun / Glasses
6. Junk
7. Man We Was Lonely
8. Oo You
9. Momma Miss America
10. Teddy Boy
11. Singalong Junk
12. Maybe I’m Amazed
13. Kreen



【レビュー】
1970年、Beatles が崩壊する中、メンバーが何をしていたかというと、John は11月に「Plastic Ono Band」、邦題「ジョンの魂」発売。

片やPaul は、先立って4月にファーストソロである本作「McCartney」、発売。
ちなみに、「Let It Be」は5月発売。

そんな、時代が動いている渦中の作品だったのですが、発売当時は、すこぶる評判が悪かったようです。

これは、確かにそうでしょう、と言わざるを得ず。
1がいきなり地味。しかも、「Lovely Linda」って、John の悪いところを真似したみたいで、居心地も良くありません。
その後もインストが含まれたりでひたすら地味、12でようやくシングルっぽい曲が出てきたと思ったら終了。
ジャケも、Linda 撮影らしいですが、意味不明でこれもまた地味。

でも、個人的には、本作、すごい好きでして。
スベリ芸というか、才能がから回っているというか、素が出ている感じがたまらないです。
6なんかは、ここ数年で評価がうなぎのぼりでもありますし、見直され始めている作品と言えるでしょう。

Paul のソロに触れてみたい、という人が最初に手に取ったら、確かにスルーされる危険性大ですが、ある程度リテラシーがある人にとっては、なかなかの良作と思われます。



【結論】
★4.5。
ちなみに、1970年は、George も「All Things Must Pass」発売。
が、聴いてません。スミマセン。3枚組は長いんですもの。

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Let It Be/The Beatles





【曲目】
1. Two Of Us
2. Dig A Pony
3. Across The Universe
4. I Me Mine
5. Dig It
6. Let It Be
7. Maggie Mae
8. I've Got A Feeling
9. One After 909
10. The Long And Winding Road
11. For You Blue
12. Get Back



【レビュー】
前回の「No Dice」が発売されたのが1970年。
その頃、本家本元のBeatles がどうしていたかというと、「Let It Be」を発売し、解散へとまっしぐら、といった状況だったわけです。

Beatles のオリジナル作品の中では、ダントツで評価の低い本作品。
屋上ライブの中途半端な引用、Phil Spector のオーバー・プロデュース。楽曲のクオリティもバラバラで、それもやむを得ないことかと。
5とか7とか、私自身は結構好きですが、まあ、「Abbey Road」の次に出す作品ではないです。

初めてBeatles に触れようとする人が、「あ、Let It Beは聴いたことある」とか言って、本作を手に取ることはご法度でしょう。

そんな内容で、ほぼ聴き返すこともなかった2003年、突如として発売されたのが、naked 。


Phil Spector のオーケストラアレンジを排除しており、初聴であればこちらの方がスッと入ってくるのは確か。
でも、ねえ。
こっちも相当アレンジしていて「Naked」ではないし、曲順が違うし、「Don't Let Me Down」が入っていることの居心地の悪さ。

まあ、歴史的意義はあるけど、内容としては、レベル低しです。
バンドとしてのやる気が無くなってたから、しょうがないですね。
この時期は、各メンバーのソロを聴くべしです。


【結論】
★2。Naked が2.5。
前にも書いた気がしますが、映画をとっとと公式発売してくれ。
幾ら何でも引っ張りすぎで、Apple には腹がたってきます。

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No Dice/Badfinger





【曲目】
1. I Can't Take It
2. I Don't Mind
3. Love Me Do
4. Midnight Caller
5. No Matter What
6. Without You
7. Blodwyn
8. Better Days
9. It Had To Be Me
10. Watford john
11. Believe Me
12. We're For The Dark



【レビュー】
今回は、ちょっと変わり種で。

アップルレコード、1970年作品。
そもそも「Badfinger」という名前自体、あまり聞かないですが、一応はBeatles の後継者的に扱われていました。
本作も、アルバムがビルボードでは最高28位、シングルの5が8位。
微妙ではありますが、売れてなかったわけではない。そんな立ち位置だったようです。

内容ですが、どうにもこうにも70年代の匂いがする作品です。
音楽にも色々あり、時代を超越するエヴァーグリーンもあれば、完全な時代の徒花もあるのですが、本作は、1曲目から70年代を感じさせる、当時の空気を切り取ったような雰囲気です。

畳の四畳半、レコード・プレイヤー、中途半端な長髪、ジーンズ。
私はまだ産まれていなかったのですが、そんな、ステレオタイプの70年代に乗っかれること請け合い。

サビできちんとタイトルが歌われるし、1曲も短め、トータルでも40分程度。
安心して聴けるし、特に前半はなかなかコマーシャルな名曲揃いで、ドップリと70年代の擬似郷愁に浸れる作品であります。



【結論】
★4。
このグループは、Peteが自殺、Tomが自殺と、不幸がこびりついたところがあるのですが、それは一旦忘れて聴けば、非常に良作で。
是非、復権を望むところであります。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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