Deep River/宇多田ヒカル


Deep RiverDeep River

宇多田ヒカル

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【曲目】
1. SAKURAドロップス
2. traveling
3. 幸せになろう
4. Deep River
5. Letters
6. プレイ・ボール
7. 東京NIGHTS
8. A.S.A.P.
9. 嘘みたいなI Love You
10. FINAL DISTANCE
11. Bridge (Interlude)
12. 光



【レビュー】
お花見の季節、花も桜、歌も桜。

ということで、私個人的には桜ソングの中でもかなり上位の1を含む本作です。
藤圭子の自殺、よく分からないイタリア人と再婚、と、最近は身の回りが騒がしいですが、本作は、アーチスト宇多田ヒカルのピークと言えるでしょう。

シングルの2、12はもちろん、あまり彼女っぽくないリズムの7なんかも佳曲です。
そして、やっぱり1ですかね。
ちと脱力するタイトルとは裏腹に、ドラマチックな展開に独特の歌声があいまった素晴らしい一品です。
アルバムトータルとしても、飽きさせない見事な構成ではないかと思います。

宇多田ヒカルといえばファーストアルバムがどうしてもフィーチャーされがちなのですが、是非本作も忘れないでいただきたいと切に思います。


【結論】
★4.5。
こちらが、去年のオリコン「桜ソング」ランキング。
頼むよ、全然入ってないよ。
ジャケも薄幸そうで微エロ、という素晴らしい作品なんだから、頼んます、ホントに。
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genre : 音楽

不揃いのステップ/SION


不揃いのステップ不揃いのステップ

SION

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【曲目】
1. ウイスキーを1杯
2. 後ろに歩くように俺はできていない
3. 不揃いのステップ
4. 胸を張れ
5. 人
6. お前を信じてる
7. バラックな日々
8. 路肩の花
9. 泡沫の世を飛ぶ
10. 長い間



【レビュー】
昨年発表の噂から遅れて、ようやくドロップしたSIONの最新作。

このお方の場合、レビューといっても困るというか、基本的に作品の方向性は変わらず、聴く人は聴く、しみる人にはしみる、そうでない人とはリンクしない、という。

この人が不思議なのは、例えば本作なら2にしても5にしても、歌詞を文字面で読むと相当にうざったいわけです。
「ダメな自分を愛してる」っぽい雰囲気というか。「善意を信じてます」的というか。

でも、曲として聴くと、そういう安直な響きは全く無いのですね。
土着的でもあり、ポップでもあり、ある意味変わらない演歌的な安心感もあり、で、ガラッガラの声をクリア出来れば、非常に素晴らしい世界が待っているわけです。

本作は、音も割と聴きやすいですし、一人でも多くの人に知って欲しい、と思います。


【結論】
★4。
野音、行きたい。今年こそ。

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genre : 音楽

ヘッド博士の世界塔/Flipper's Guitar


ヘッド博士の世界塔ヘッド博士の世界塔

Flipper's Guitar

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【曲目】
1. ドルフィン・ソング
2. グルーヴ・チューブ
3. アクアマリン
4. ゴーイング・ゼロ
5. スリープ・マシーン
6. ウィニー・ザ・プー・マグカップ・コレクション
7. 奈落のクイズマスター
8. 星の彼方に
9. 世界塔よ永遠に



【レビュー】
さらについで、ではないですが、「渋谷系」の先駆者、Flipper's Guitar。
多分、「Camera Talk」とかの方が売れてるんでしょうが、強烈さではラストアルバムである本作が一番かと思います。

当時のFlipper'sは、まあ、これでもかというくらいシャレオツな存在で、オザケンにしろ小山田にしろ、雑誌でみかけただけで発情する、というくらいの扱いだったと記憶しております。

かような勝ち組のFlipper'sに対して、卑屈の固まりのような私は当然に距離を取り始めるのですが、それでも「こいつら、本当に凄いな」と認めざるを得なかったのが本作でした。
奇天烈でマニアックな部分を隠し味にとどめ、奇麗で丁寧なポップに身をまとったところが彼らの人気だったと思うのですが、本作では前者をむき出しにしてきた感があります。

音の使い方もメチャクチャ、歌詞の意味不明さもこれまでに増してメチャクチャ。
個人的には4がベストで、今でも衝撃度は衰えていないと思います。

今でも伝説のグループではありますが、自分も含めて、未だに掴みきれていないところもあります。
オザケンの復活劇のときも、Flipper'sはあまり触れられなかった記憶ですし。
20年経ちましたし、そろそろ、もう一度聴き直すべき作品の上位かと思います。



【結論】
★4.5。
この2人のキャラは、今でもとにかく鼻について好きになれないのですが、作品は別物で、世界に誇れるレベルかと思います。

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LONG VACATION 20th Anniversary Collection vol.1/LongVacation


LONG VACATION 20th Anniversary Collection vol.1<LONG VACATION’S POP/LONG VACATION’S TOUCH vol.1~3>LONG VACATION 20th Anniversary Collection vol.1

LONG VACATION

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【曲目】
Disc1(Long Vacation's Pop)
1 シェリーにくちづけ
2 テーマ
3 青空のかけら
4 君について
5 ヴィジョナリー・ストーリーズ
6 ロング・ヴァケーションズ・タッチ
7 ルーリング・クラス
8 アラバマ・ソング
9 ザ・フィギュア・オブ・サマー
10 ベイビー・ゴー・ラウンド
Disc2(Long Vacation's Touch Vol1~3)
1 君は天然色
2 THE END OF AFFAIR
3 6の抜け殻
4 HONEY PUNCH
5 RULING CLASS
6 オードリー・ヘプバーン泥棒
7 PARADE #1
8 IRRESISTIBLEMENT #1
9 ロシュフォールの恋人達
10 WINTER MUTE
11 IRRESISTIBLEMENT #2
12 IRRESISTIBLEMENT #3
13 PARADE #2
14 唯一度だけ
15 INTRODUCTION
16 LONG LONG VACATION
17 SING SING SING #2
18 エノラ・ゲイの悲劇
19 ウチハソバヤジャナイ
20 MAC THE KNIFE



【レビュー】
前回の流れで、ロンバケです。

Long Vacation、1991年結成。
メンバーは有頂天からケラ、みのすけ、P-Modelから中野テルヲ。

私個人は、有頂天というバンドが大好きで、他方でケラさんの演劇的だったり映画的だったりする要素は若干入り込めないところがありました。
なので、有頂天の解散は結構ショックで、それでケラさんのソロだったりLong Vacation だったりは、当時は多少は聴いたかもしれませんが、ほとんどノータッチ。
セルフカバーも多いし、才能が枯渇しちゃったのかな、とか思ったりもしておりました。

そして、2012年、突如としてLong Vacation の作品群が再発されたわけです。
本作がその第一弾ですが、第四弾まで、詰め込むだけ詰め込んだという感じの、お得品です。

このときに改めて聴いたのですが、当時のようなガッカリ感は全くなく、むしろ、すっと入り込めて、結構愛聴したりしております。
単に自分が年を取ってノスタルジックになっているというのもあるのですが、徹底的に適当で、意図的に作品も乱発、というスタンスに今更ながら共感を持ったということかと思います。

なので、決して、部屋で聴き込む作品ではないですが、ふとしたときにかける、という意味では最適の音楽。
それでいて、歌詞も音のコラージュもメチャクチャで、確かに、当時は一応渋谷系のくくりに片足を突っ込んでおりましたが、渋谷系的な奇麗なポップスの形を取りながらも本質的にはアナーキー、という、貴重なバンド。

というわけで、この全く陽の当たらないバンドが、本作で少しでも注目されたらいいな、と思います。


【結論】
★4。
残り少ないみたいですし、再発やmp3化も相当困難かと。
迷わず購入すべきであります。

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genre : 音楽

First Suicide Note/No Lie-Sense


First Suicide NoteFirst Suicide Note

No Lie-Sense、鈴木慶一 他

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【曲目】
1. けっけらけ
2. 僕らはみんな意味がない
3. 嘘つきぶっく
4. だるい人
5. 鉄道少年
6. MASAKERU
7. 反転せよ/火事
8. DEAD OR ALIVE(FINE, FINE)
9. イート・チョコレート・イート
10. 大通りはメインストリート



【レビュー】
ケラさんと、元ムーンライダーズの鈴木慶一の新しいユニット、No Lie-Sense(FBページ)。

1曲目から「ああ、ケラさんだな」という、相変わらず良く分かんないコラージュと独特の歌詞。
クリエイティブかというとそういう気もしないのですが、有頂天のカバーの2も、原曲を相当解体してしまっているし、最後まで、超絶にへっぽこなポップ。
1枚通して聴くと、脱力して疲れてしまうという、ある意味恐ろしい作品です。
ムーンライダーズはあまり知らないので何とも言えないのですが、ケラさんは健在、ということでしょう。

もう少し、バンドの音を前に出したら面白いんだけどな、と思いますが、それだとモロ有頂天になってしまい、ケラさんが嫌がるかな。

若干渋谷的なくくりに入っていたロンバケよりは、すっと入りやすいかもしれません。
まあ、それでも相当聴き手を選ぶ作品ではありますが。


【結論】
★3.5。
何度も聴き込む感じじゃないですけど、いい作品でした。
ジャケ含め、こういうとことん勝手な人を不良中年と言うのであり、是非目指したいところです。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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