社会を変えるには/小熊英二


社会を変えるには (講談社現代新書)社会を変えるには (講談社現代新書)

小熊 英二

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【レビュー】
私は、社会学(やその周辺の学問)にはさほど詳しくはなく、それが前提のレビューです。
多分、そういった人を読者層に想定しているのでしょうし。

まず、第一印象は、やっぱり厚すぎ。
確かに、これまでのこの人の著作を見ると、相当コンパクトにまとめたつもりなのでしょう。
けど、新書で500ページはさすがに長いし、あまり、文章に起伏を持たせることがうまくない人なので、読み切るには結構体力がいります。

他方、内容面ですが、スポットでは、色々と考えるきっかけになる記述はありました。
第1章の日本社会の歴史、第2章・第3章の全共闘を中心とした運動史、第7章の自発性と対話といったあたりの記述は、何がしかの思索のヒントにはなると思います。
私自身もまだ咀嚼出来ていないのですが、決定への参加のプロセスと納得、といったあたりは、考えさせられるものがありました。

この人は、よく批判されるように、地域社会やNPO的なモノを妄信しているというか、相当変わった左巻きなところがあり、丸呑みするのはいかがなものかと思います。
ただ、それで忌避するのもちょっと極端で、鋭いところは散見される、なかなかの本だと思います。


【結論】
★3.5。
今更ではありますが、文章力はもう少し何とかしていただきたい。
うまく編集すれば、350ページくらいにはなったのではないでしょうか。

見た目も相当ナニなのですが、まあ、社会学なので、多少極端な方が面白いと、私は好意的に見ております。
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theme : オススメの本の紹介
genre : 本・雑誌

Jake Bugg/Jake Bugg


Jake BuggJake Bugg

Jake Bugg

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【曲目】
1. "Lightning Bolt"
2. "Two Fingers"
3. "Taste It"
4. "Seen It All"
5. "Simple as This"
6. "Country Song"
7. "Broken"
8. "Trouble Town"
9. "Ballad of Mr. Jones"
10. "Slide"
11. "Someone Told Me"
12. "Note to Self"
13. "Someplace"
14. "Fire"



【レビュー】
ロキノンを中心に、ロック系メディアは、何年かに一度、「ロックの復権」的な記事を打つことがあります。イギリスのNMEとかもそんな雰囲気があります。
ロックで食っている雑誌なので当然といえば当然なのでしょうが、一読者からすれば、いかにも仕掛け臭く、一歩引いた感じで見てしまうのも確か。逆に、ロック系のミュージシャンは損をしているのではないかと思うこともあります。

で、今年「ロック系」期待の新人、Jake Bugg のファースト。

半分斜に構えて聴き始めましたが、参りました。
1から、まんま初期Bob Dylan を思わせるメロディー。しかし、懐古主義に陥らない挑発的なヴォーカル。
曲もアルバムもタイトで、名作の域に達していると思います。
全英1位も納得。

あえて比較するなら、Lenny Kravitz が出て来た時の空気に近いでしょうか。あそこまでマッチョではないですが。
こういう新人が出てくるのなら、オールドタイプのロックもまだまだ捨てたものではないかな、と思います。


【結論】
★4.5。
新人部門なら、今年一番。
ジャケのカッコ良さも秀逸であります。

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genre : 音楽

Psychedelic Pill/Neil Young&Crazy Horse


Psychedelic PillPsychedelic Pill

Neil Young & Crazy Horse

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【曲目】
Disc1
1. Driftin’ Back
2. Psychedelic Pill
3. Ramada Inn
4. Born In Ontario
Disc2
1. Twisted Road
2. She’s Always Dancing
3. For The Love Of Man
4. Walk Like A Giant
5. Psychedelic Pill (Alternate Mix)



【レビュー】
何というか、スゴイとしか表現出来ないのですが、御年67歳のNeil Young 、新作。
しかも、2枚組。
そして、Crazy Horseバリバリの、往年を思わせる厚みのあるサウンド。

私自身は、3分間ポップが好きというか、やたらと長い曲はあまり好きではなく、故にプログレなんかはほとんど手を出さずじまいだったりします。

しかし、本作の場合は不思議と1曲の長さが気にかかりませんでした。
Neil 本人はもとより、Crazy Horse の力強さに引き込まれているということでしょうか。

ギターサウンドを浴びるように聞くという作品なので、聞く方も体力がいるし、ある種のJazz に立ち向かうような腹の括りは必要なのですが、今のNeil Young に浸れる良作だと思います。


【結論】
★3.5。
ライブに行きたくなる作品です。
Disc2の5は余計。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Live Peace In Toronto/Plastic Ono Band


Live Peace in TorontoLive Peace in Toronto

Plastic Ono Band

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【曲目】
1. Blue Suede Shoes
2. Money (That's What I Want)
3. Dizzy Miss Lizzy
4. Yer Blues
5. Cold Turkey
6. Give Peace A Chance
7. Don't Worry Kyoko
8. John John (Let's Hope For Peace)


【レビュー】
何だかんだでブログも数年続いており、毎年12月8日付近に行っているJohn Lennon レビュー。
そろそろネタ切れなのですが、今年は、まだ残っていた本作品。

ヨーコという人物、もっと言うとその夫であったJohn という人物をよく表した作品です。

どういうことかと言うと、仮にもBeatles の一員のソロ・ライブ。しかも、解散前のセンシティブな時期。
加えて、Eric Clapton 等の豪華メンバー。
の中、7、8(レコードではB面全部)に自分のソロ作品をぶちこむ無神経ぶり。
それを良しとする夫。

バカップルにもほどがあり、夫婦ともども厚顔無恥の極み。
DVDも見ると、A面部分にもヨーコはしゃしゃり出ており、頭を抱えたくなります。
バカ母・妻の代表格である辻ちゃんを遥かに凌駕する空気の読めなさ。

日本という国、及び日本女性が相当誤解されたのではないでしょうか。

A面部分はルーズなロックショウでそれなりに聴き応えがあるため、その落差が逆に貴重、という作品になってしまいました。


【レビュー】
★3。
1から6までなら★4。ここまでは、懐メロにならない、現役感たっぷりのライブになってます。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Nuclear Cowboy+O'dd On Liveitself+Punk Rock Monster/the原爆オナニーズ


Nuclear Cowboy+O'dd On Liveitself+PUNK ROCK MONSTERNuclear Cowboy+O'dd On Liveitself+PUNK ROCK MONSTER

the 原爆オナニーズ

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【曲目】
ディスク:1
1. GO GO 枯葉作戦
2. ANOTHER COUNTRY’S (DEAD SOLDIERS)
3. FALLEN ANGELS
4. AUTO BRAIN
5. TEMPTATION
6. (WHAT HAVE WE GOT) FUCK ALL
7. DEAD BOY
8. UNDERDOG (ON THE FLOOR)
9. DO YOU REMEMBER ROCK’N’ROLL RADIO
10. NO NO BOY
11. ALL I WANT
12. 発狂目醒ましくるくる爆弾
13. TEENAGE WASTELAND
14. NUCLEAR COWBOY
ディスク:2
1. 発狂目醒ましくるくる爆弾 (O’dd On Live Itself)
2. NO NO BOY (O’dd On Live Itself)
3. LIFE IS A GAMBLE (O’dd On Live Itself)
4. WHAT HAVE WE GOT? FUCK ALL!! (O’dd On Live Itself)
5. NUCLEAR COWBOY (O’dd On Live Itself)
6. ANOTHER COUNTRY’S DEAD SOLDIERS (O’dd On Live Itself)
7. UNDERDOG ON THE FLOOR (O’dd On Live Itself)
8. TRAIN KEPT A ROLLIN’ (O’dd On Live Itself)
9. GO GO 枯葉作戦 (パンクロックモンスター) (初CD化)
10. NO NO BOY (パンクロックモンスター) (初CD化)
11. なんにもない (パンクロックモンスター) (初CD化)
12. MIND BREAKER (パンクロックモンスター) (初CD化)
13. GHOST DANCE (パンクロックモンスター) (初CD化)
14. ANOTHER TIME ANOTHER PLACE (パンクロックモンスター) (初CD化)
15. REAL WORLD (パンクロックモンスター) (初CD化)
16. DEAD OR ALIVE (パンクロックモンスター) (初CD化)
17. LIFE IS A GAMBLE (パンクロックモンスター) (初CD化)
18. 発狂目醒ましくるくる爆弾 (パンクロックモンスター) (初CD化)
19. 香り (パンクロックモンスター) (初CD化)
20. KICK OUT THE JAMS (パンクロックモンスター) (初CD化)
21. PSYCHO THERAPY (パンクロックモンスター) (初CD化)


【レビュー】
ここ数年、突如として80年代のインディーズバンドが再発されることがあります。
当然、大した宣伝もしておらず、音楽雑誌等も衰退した今となっては、事前にガッチリ情報を得ることはあまりありません。
アマゾンのおすすめに出てくるか、ふらっと立ち寄ったショップで見つけるかどうかにかかっており、本作は、ふらっと立ち寄ったディスクユニオンお茶の水店で見つけて、速攻購入した、という次第です。

2枚組で、ディスク1がファーストアルバムで、ディスク2がライブ盤2つという構成。

原オナのことはデビュー当時から知っていはいたのですが、反核の臭いが若干強いパブリシティだった記憶であり、故に、多少は聴くものの、若干敬遠しておりました。

今回改めて聞いてみて、まあ、確かにそういう雰囲気は感じないこともないですが、それほど強くはないのは発見。
むしろ、音としては軽快で、特に、ライブ盤は、ベース音が大きいせいもあって、非常に肉体的というか、ノリやすい好盤だと思います。
「発狂目醒まし」は特に名曲で、当時、イントロのベースの耳コピを試していたことを思い出します。
もう少し、当時からきちんと聴いておけば良かった。
今からでもライブを見たいとすら思います。

2012年の今、100回聴き直すことはないでしょうが、とてもいい企画モノだと思います。


【結論】
★3.5。
しかし、「原爆」で「オナニーズ」。
特にデビュー当初、友人や家族からバンド名を尋ねられたとき、素直に答えていたのか、気にかかるところです。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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