お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!/加納明弘、加納建太


お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

加納 明弘、加納 建太 他

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【レビュー】
元東大全共闘の父親と、ファンド勤務の息子の対談本です。

全共闘関係の総括本は、何と言うか、言葉が足らない部分があって、どうにも飲み込みにくいものが多かったのですが、本作は、明快な言葉が使われていて、非常に分かりやすかったです。

例えば、なぜゆえ当時の学生が運動に向かったのかについて、今までの本では、セクトの細かな争いの説明に終始したり、逆に「空気感」とか「流れ」とか曖昧な説明しかなされていなかったりするのが多かったわけです。

この点、本作では、当時のベトナム戦争の位置づけであるとか、戦後20年程度しか経っておらず、旧日本軍の記憶がまだ生々しかったことであるとか、ソ連がまだ現実の脅威であったこと等の説明とからめて、運動に進んで行く心境がうまく書かれており、すっと得心が行きました。

その他も、リーマンショック以降の学生と当時の学生との比較なども語られており、過去に埋没せず、平易な言葉で綴られています。
その論旨の明快さは、さすが東大生、と言わざるを得ません。

60年代に興味があれば必読ですし、貴重な対談本だと思います。


【結論】
★4.5。
父親は病気らしく、今も元気かは不明なのですが、続編を出して欲しいです。
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theme : オススメの本の紹介
genre : 本・雑誌

Good For The Soul/Dionne Bromfield


Good for the SoulGood for the Soul

Dionne Bromfield

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【曲目】
1. "Yeah Right" (featuring Diggy Simmons)
2. "Good for the Soul"
3. "Sweetest Thing"
4. "Foolin'" (featuring Lil Twist)
5. "Too Soon to Call It Love"
6. "Ouch That Hurt"
7. "If That's the Way You Wanna Play"
8. "A Little Love"
9. "Time Will Tell"
10. "Get Over It"
11. "Remember Our Love"
12. "In Your Own World"
13. "Don't Make It True"
14. "Move a Little Faster"
15. "Spinnin' for 2012" (Extended Rap Version) (with Tinchy Stryder)



【レビュー】
Dionne Bromfield のセカンドです。

若干15歳ながら、Amy Winehouse の再来、的なくくりで紹介されております。

ただ、上記は若干ミスリードかな、と思われます。
確かに歌はうまいのですが、声は相当幼いし、イメージもクリーン。
ソウルというより、60歳を超えたブルースマンの域に達していた、Amy の凄みまではまだまだ及びません。
逆に、そんなところに及んでいいのか、という気もしますが・・・。

ともあれ、少なくとも今の段階では、同じ括りにするのはあまりに乱暴と言わざるを得ません。

まあ、歌はうまいですし、感情がこもっているのも確か。
なので、今後も注視していきたいとは思っております。

ところで、Wikipedia の写真を見ると、何とまあ大人びたというか、老けた15歳。
あと数年経って、どれほど化けるのか、或いは、劣化するのか、ビジュアルにも要注目であります。


【結論】
★3。
現時点では将来に期待、であります。

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In The Court Of The Crimson King/King Crimson


In the Court of the Crimson KingIn the Court of the Crimson King

King Crimson

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【曲目】
1. 21st Century Schizoid Man (Including Mirrors)
2. I Talk To The Wind
3. Epitaph (Including March For No Reason/Tomorrow And Tomorrow)
4. Moonchild (Including The Dream/The Illusion)
5. The Court Of The Crimson Song (Including The Return Of The Fire Witch/The Dance Of The Puppets)


【レビュー】
前回取り上げた「狂気」とともに、「プログレの名作」として必ず挙げられるのが本作です。

こちらも邦題が強烈で、「クリムゾン・キングの宮殿」。
プログレの邦題は漢字が多いのですね。

で、「狂気」については、退屈だといった論調の文章を書いたのですが、本作は正反対です。

3とか4で若干ダレる部分もないわけではないですが、終始緊張を強いられる音。
有名な1のオープニングでガツンと来て、そこから一転して静謐な2、3へ。
ラストの5も、壮大ではありますが退屈さとは無縁の構成。

もしかしたら、2011年に新作として出されても、結構な評判になるかもしれない、というほどの衝撃度です。

Pink Floyd との違いは何か、ということも考えたのですが、完全に別のジャンルのグループとしか言いようがなく、つまりは「プログレ」という括り自体にあまり意味がない、ということなのだと思います。



【結論】
★5。
私も、これ以降の作品はほとんどきちんと聴いていないのですが、本作は別格。
マストであります。

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genre : 音楽

The Dark Side Of The Moon/Pink Floyd


Dark Side of the MoonDark Side of the Moon

Pink Floyd

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【曲目】
1. Speak To Me
2. Breathe
3. On The Run
4. Time
5. The Great Gig In The Sky
6. Money
7. Us And Them
8. Any Colour You Like
9. Brain Damage
10. Eclipse


【レビュー】
最近、何度目かの紙ジャケが発売された Pink Floyd 。
Floyd と言えばまあこれでしょう、という本作、「The Dark Side Of The Moon」、邦題「狂気」です。

私が洋楽を聴き始めた80年代初頭、「名盤」に必ず選ばれていた本作品。
そこまで薦められるのなら、と、私も、タイミングを見てアナログを購入しました。

しかし、やっぱりよう分からんのですね、プログレは。
CD時代以降と違い、50分もない作品なのですが、長く感じる感じる。
中学生が自腹で買ったアルバムですので、我慢して何度も聴きましたが、何と言うか、聴きとおすには異様な忍耐力を要求されるのですね。

唯一、6だけは異様にカッコよく、しびれましたが、アルバム全体としてはピンボケの印象が強く、それは今でも変わりません。

ライブを見ていないこと、ドラッグが身近にないことなどが主な要因でしょうか。
ただ、そういった環境的な要因もあるのでしょうが、「そこまで内省的になってどうするんだ」、という、私自身のライトな性格が一番の大きな原因かもしれません。

要は、私自身、プログレ自体に向いていないのでしょうね。
そういう人、結構多いかとは思いますが。


【結論】
★2.5。
2011年の現在、本作は「名盤紹介」みたいな本でどのように扱われているのか、気になります。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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