Fish Inn/The Stalin


FISH INN(紙)FISH INN(紙)

ザ・スターリン

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【曲目】
1. 廃魚
2. M-16(マイナー・シックスティーン)
3. T-Legs
4. バイバイ“ニーチェ”
5. アクマデ憐レム歌
6. Fish Inn


【レビュー】
Stalin のスタジオ・ラスト・アルバムにして、大転換作です。


前作で歌詞をブラッシュアップしたミチロウですが、本作では、さらにサウンドを変化させます。
確か、当時のミチロウは、「ピストルズからPILみたいなもの。」という趣旨の発言をしていました。

上記ミチロウの発言は、John Lydon の後追い丸出しでいささかカッコ悪いところがありますが、実態としては分かりやすい例えだと思います。
ギター中心のサウンドから、重く、ベースをフィーチャーする音に転換した、という。

これまで全くその傾向がなかったわけでもなく、「trash」の「溺愛」、前作の「水銀」「虫」のテイストを前面に押し出したといったところでしょう。

結果、簡素になったミチロウの歌詞と相まって、大成功の作品です。
これで歌詞も偏屈・難解になると聴く気も起きなくなるのでしょうが、独特の軽い言葉が絶妙のテイストになっています。


基本、日本のニュー・ウェーブに位置づけられる作品ですが、是非一度聴くべきだと思います。


【結論】
★4.5です。
当初インディーズで発売されたBQ盤(今は廃盤のようです。)もあわせて聴きたいところです。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

虫/The Stalin

虫(紙)

ザ・スターリン

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【曲目】
1. 水銀
2. 365
3. 泥棒
4. 天プラ
5. Fifteen(15才)
6. ING,O!(夢遊病)
7. Die In
8. 取り消し自由
9. GO GO スターリン
10. Nothing
11. アザラシ
12. 虫


【レビュー】
さらに、Stalin を。解散まで後少しですので、続けてみようと思います。

メジャー第2弾アルバムです。


前作で、ミチロウが歌詞を簡略化し始めた、という話をしたのですが、それがより進んだのが本作。

歌詞が異様に短い。
1、12を除いて、1曲1曲が短い。
バックの音も、ギター、ベース、ドラム、がそれぞれ、淡々とした音で、余計なプロデュースなし。
さらに、1や12といった、次作への布石となるような曲も含まれています。

分かりやすさを狙いすぎたファーストから、ほとんどプログレとなる次作への橋渡し的作品ともなっており、両者がほどよく中和したゆえの名盤だと思います。


相変わらず歌詞そのものはヘンなのですが、シンプルゆえ、ソリッドで、かつ耐久性を有しており、今聴いても飽きがこない作品となっているのではないでしょうか。



【結論】
★4.5。
前作にも収録されていた9が含まれているのですが、これはあまりに余計なので、マイナス0.5です。

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genre : 音楽

Go Go スターリン/The Stalin

gogo-s.jpg



【曲目】
1 Go Go スターリン
2 カタログZ
3 先天性労働者


【レビュー】
流れそのままに、Stalin 続行。

前作後の12インチシングルですが、CDでは、前作とパックになっているものが多いようです。


前作で、ミチロウの作詞も限界が来たか、という感じがしたのですが、本作から、ミチロウは、言葉数を少なくし始め、それをリフレインするという方法を取り始めます。

で、それが妙な迫力につながって大成功したのが本作です。
1は、「ママ、パパ、共産党」が歌詞の骨格。
2は、いくらか手数が多いものの、3は、歌詞のほとんどがマルクスの共産党宣言。

歌詞のヘンさに虚をつかれる、という側面もありますが、ミチロウが、歌詞のギミックに注力していた力配分を変えて、ヴォーカルに専念できたことが、迫力につながったのではないかと思われます。

バックの演奏も、タイトで力強いです。


ちなみに、このあと、Stalin はツアーに。
そこでのライブをおさめたCDがあり、こちらもあわせて必聴です。
      ↓

絶望大快楽-LIVE at 後楽園ホール’83-絶望大快楽-LIVE at 後楽園ホール’83-

ザ・スターリン

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【結論】
★5です。
バンドとしても絶頂の時期で、80年代、日本のパンクシーンの最高峰ではないでしょうか。

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genre : 音楽

Stop Jap/The Stalin

STOP JAPSTOP JAP

THE STALIN

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【曲目】
1. ロマンチスト
2. STOP JAP
3. 極楽トンボ
4. 玉ネギ畑
5. ソーセージの目玉
6. 下水道のペテン師
7. アレルギーα
8. 欲情
9. MONEY
10. STOP GIRL
11. 爆裂(バースト)ヘッド
12. MISER
13. 負け犬
14. アレルギーβ
15. ワルシャワの幻想


【レビュー】
前回に引き続いて、Stalin です。

本作が、メジャー・デビュー。
当時としては、パンク・バンドがメジャーデビューするのは異例で、かなり騒がれたようです。


とはいえ、内容は、前作からはパワー・ダウンした感が否めません。

まず、ミチロウの作詞が不調。
もともと、この人の詩は斬新ではあるが、恥ずかしくてうつむいてしまうような側面もあり、本作では、後者の印象が強まってしまったと思います。

例えば、2の「中央線はまっすぐだ」とか。
虚をつかれるというより、脱力してしまいます。

また、若干、オーバー・プロデュースの気があり、音がヘンに綺麗になって、逆にスカスカして聴こえます。


他方で、曲単位では名作もあるかと。
白眉は、やはり13でしょうか。
INU の「メシ喰うな!」のアンサー・ソング(?)なのですが、この意味不明の勢いは必聴です。



【結論】
★3です。
結構投げ売りされていますので、安ければ買いでしょう。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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