Testimony: Vol.2,Love&Politics/India. Arie

Testimony: Vol. 2, Love & PoliticsTestimony: Vol. 2, Love & Politics

India.Arie

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【曲目】
1. Intro - Grains
2. Therapy
3. Ghetto
4. Chocolate High
5. He Heals Me
6. Interlude - Grains
7. Pearls
8. River Rise
9. Yellow
10. Better Way
11. Interlude - Grains
12. Long Goodbye
13. Psalms 23
14. The Cure
15. Outro - Grains
16. A Beautiful Day


【レビュー】
初めて聴くミュージシャンを、既知の誰かにあてはめてしまうのが、私のクセです。

何となくカテゴライズすると分かりやすい反面、当のミュージシャン本人にとっては結構失礼な聴き方だな、と反省することも多々あります。

で、本アルバムは、Lauryn Hill に似ているな、というのが第一印象でした。
ワールドワイドっぽいというか、包容力のあるカリブ的な音、優しいヴォーカルのスタイルなどで、そういったカテゴライズをしてしまったわけです。

しかしながら、2度、3度と聴くうちに印象は変わりました。
一番大きな違いは、ヴォーカルの力強さでしょうか。
線が細い(そこがいいところでもあるのですが。)Lauryn よりも、遙かに力強く、説得力のある声に、次第に惹かれるようになりました。

特に、2から4は聴きものだと思います。

このボーカルは貴重、逸材だと思います。


なお、勝手に、てっきり新人かと思っていたら、結構な歴を経ている方とのこと。
まだまだ、音楽界には、自分の知らない逸材がいるのだな、と、奥の深さを知るとともに、途方にくれてしまいました。


【結論】
★4。
今後も期待大です。
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genre : 音楽

This Is The One/Utada

This Is The OneThis Is The One

Utada

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【曲目】
1. Come Back To Me
2. Me Muero
3. Merry Christmas Mr. Lawrence - FYI
4. Apple And Cinnamon
5. Taking My Money Back
6. This One (Crying Like A Child)
7. Automatic Part II
8. Dirty Desire
9. Poppin'
10. On And On


【レビュー】
前作で失敗した宇多田ヒカルが、再度アメリカ進出に挑戦した作品です。

感想は、一言で言うと単調。
うまく表現できないのですが、何となくR&Bっぽい曲調に、そこそこ歌のうまいお姉ちゃんがヴォーカルを乗せている、というイメージです。

個々の曲は悪くないのですが、悪い意味でアクがなく、綺麗すぎ。
全体としては印象が薄いと思います。

アメリカ向けで、マスに受け入れられることを考えすぎているのかもしれません。


なお、私個人的には、宇多田ヒカルは、実は日本語の美しい使い手であり、英語だとその良さがスポイルされてしまうのでは、と思いました。
他のアルバムは、歌唱力はもちろんのこと、詩の美しさ、巧みさに「はー」と驚くことが多かったので。



【結論】
★2.5です。次作期待です。
なお、日本盤3000円は高すぎです。レコード会社、ちょっとナメすぎかと。
パッケージなら、輸入盤で十分です。

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genre : 音楽

愛していると云ってくれ/中島みゆき

愛していると云ってくれ(紙ジャケット仕様)愛していると云ってくれ(紙ジャケット仕様)

中島みゆき

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【曲目】
1. 「元気ですか」
2. 怜子
3. わかれうた
4. 海鳴り
5. 化粧
6. ミルク32
7. あほう鳥
8. お前の家
9. 世情


【レビュー】
私は、これまで中島みゆきをちゃんと聴いたことはありませんでした。
大多数の人と同じように、「悪女」の人であり、「希望の星」の人であり、本作9の「世情」の人、という程度の認識でした。

むしろ、彼女のオールナイト・ニッポンを頻繁に聴いていた時期があったため、ミュージシャンというよりもDJという認識の方が強かったかもしれません。


なのですが、特段動機もなく、何となく手に取り、何となくフラフラとレジに向かって、本作を購入してしまいました。

魔が差した、というやつだと思います。


そんな軽い気持ちだったのですが、聴いてぶっ飛びました。

いきなり、自虐的な語りから入る1。
たたみかけるように2に入り、その後もダメ人間、ダメ女の独白が続いていきます。

そして、シメが先述の9です。
金八に使われた、というイメージが強く(→YouTube)、どうしても武田鉄矢の顔が浮かぶ曲だったのですが、本作を通して聴くと、あらためて歌詞のヘビーさが耳に残ります。


政治的であったり、エロかったりで問題とされる作品は山ほどあるのですが、聴き手を内向的にさせる、という点では、本作は間違いなく超危険物でしょう。

落ちているときに聴くのは本当に危ないと思いますので、それなりに気分が安定しているとき聴くべきかと。



【結論】
★4.5です。
「中島みゆき」個人の余計な情報をカットして、純粋に作品として聴くべき作品だと思います。

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The Concert In Central Park/Smion & Garfunkel

セントラルパーク・コンサート(紙ジャケット仕様)The Concert In Central Park(紙ジャケット仕様)

Simon And Garfunkel

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【曲目】
1 Mrs. Robinson
2 Homeward Bound
3 America
4 Me and Julio Down by the Schoolyard
5 Scarborough Fair (traditional, arr. Paul Simon and Art Garfunkel)
5 April Come She Will
6 Wake Up Little Susie (Felice and Boudleaux Bryant)
7 Still Crazy After All These Years
8 American Tune
9 Late in the Evening
10 Slip Slidin' Away
11 A Heart in New York" (Benny Gallagher, Graham Lyle)
12 Kodachrome/Maybellene" (Chuck Berry, Russ Fratto, Alan Freed)
13 Bridge over Troubled Water
14 Fifty Ways to Leave Your Lover
15 The Boxer
16 Old Friends
17 The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)
18 The Sounds of Silence


【レビュー】
Simon & Garfunkelが1981年に行った復活ライブのアルバムです。
本当かどうか知りませんが、当日は、50万人集まったとのこと。
まあ、正確な人数はさておき、歓迎ムードで行われたライブであることには間違いないようです。


で、このグループは、それこそ腐るほどベスト盤が出ているのですが、それらよりも、本作品の方が、導入として適しているのではないかと思います。

代表曲は概ね押さえていますし、録音状態がいいのか、声も非常に良く出ています。
曲順も、ヒット曲の1からはじまり大ヒット曲の18で終わるという、ベタながらも起伏に富んだ良い構成だと思います。

4など、Paul Simonのソロが入っているのも良いです。

復活ライブゆえ、若干たるんでいる雰囲気はありますが、それを補えるだけの内容の濃さと言えるでしょう。


と、本作は単純にオススメなのですが、本作の映像盤には度胆を抜かれました。

Arty、動かない。
8割、ジーンズに手を突っ込んで、ふらふらと所在なげに体を揺らしております。
ヴォーカルの出番になると、これもかったるそうにマイクまで歩いていく。
体調が悪いのか、キマっているのか。元々こんな感じの人なのか。

才能が極端に違う漫才コンビのようで、軽い衝撃を受けること請け合いです。


【結論】
★4。
入門編に是非1枚。

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genre : 音楽

One Foot In The Grave/Beck

One Foot in the GraveOne Foot in the Grave

Beck

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【曲目】
1. He's a Mighty Good Leader
2. Sleeping Bag
3. I Get Lonesome
4. Burnt Orange Peel
5. Cyanide Breath Mint
6. See Water
7. Ziplock Bag
8. Hollow Log
9. Forcefield
10. Fourteen Rivers Fourteen Floods
11. Asshole
12. I've Seen the Land Beyond
13. Outcome
14. Girl Dreams
15. Painted Eyelids
16. Atmospheric Conditions


【レビュー】
Beck、1994年作のアルバムです。
近々、デラックス盤が再発されるとのことで、取り上げてみました。

本作は、メジャー・デビューアルバムである「Mellow Gold」発売から間もなく、インディーで発売されたものです。
私自身が、初めて購入したBeckのアルバムでもあります。


ほとんどアコギの弾き語りであり、音はスッカスカです。というか、ほとんど素人の宅録。

しかしながら、あの童顔で、ブルースシンガーも逃げ出すようなドスの効いた声。
単調ながら、聴き手の心に引っかかるギターリフの数々。
時として狂気を感じさせる叫び。

とにかく心に残る作品で、個人的には、3から4の流れなんか、今聴いてもしびれるものがあります。


当時、「ローファイ」という言葉が流行っており、Beckはその中心人物とされていたのですが、そんな次元を超えたアルバムだと思います。

その後大作を何度か発表していることもあり、目立たない作品ではありますが、Beckの原点であり、代表作だと思います。


【結論】
★5です。
何げに、最高傑作かと思います。

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genre : 音楽

AISSLE/有頂天

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【曲目】
1. カーテン
2. MEANING OF LOVE
3. FINE
4. 本当は彼が一番利巧なのかもしれない
5. 僕らはみんな意味がない
6. スリーパー
7. みつけ鳥~グリム童話より~
8. ダンス
9. 俗界探険隊
10. KARADA
11. インサート
12. 十進法パレエド
13. 隠れん坊
14. ナチュラル・カタストロフィー
15. カーテン
16. シュート・アップ


【レビュー】
ケラが緒川たまきと結婚なされました。

ワーカホリックというか、常にコマネズミのように動いている印象があり、家庭生活にはおよそそぐわないイメージだったので(ブログも、そんな感じです。)、少々びっくりしました。


で、ケラがリーダーを務めていた有頂天のセカンドです。

ケラは、後日、本作について、「有頂天の Sgt.Peppers を作りたかったけど、売れなかった」という趣旨の発言をしています。
1曲目とラストから2曲目が同じチューンという形式が Sgt.Peppers と同じということから、発表時、確かにそういった意識があったのでしょう。

で、シングルカットもなかったためか、確かに、売上げは大したことはなかったようであります。
しかし、本作は、上記発言に違わぬ大傑作だと思います。

内容は、本家よりもとっ散らかっているというか、ほとんどメチャクチャに近い、バラバラな曲の集まりと言っていい感じです。
しかしながら、不思議と、全般的に、ジャケットのようなモノトーンの印象で統一されており、結果として、本家とタメをはる見事なコンセプトアルバム的仕上がりになっています。

個々の曲も、短いながらもクオリティが高い。
4、12などは、歌詞の意味を破壊する、というケラのコンセプトが結実した見事な作品だと思います。


なぜか再発されておらず、高値での取引がなされている現状ですが、非常にもったいない。
ケラの才気爆発の作品であり、是非とも、一度聴くべき作品だと思います。


【結論】
★5です。
繰り返しですが、再発が絶対必要な作品であります。


theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

シャンブル/ユニコーン

シャンブル【初回生産限定盤】シャンブル

ユニコーン

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【曲目】
1. ひまわり
2. スカイハイ
3. WAO!
4. ボルボレロ
5. ザギンデビュー
6. キミトデカケタ
7. オッサンマーチ
8. AUTUMN LEAVES
9. 水の戯れ ~ランチャのテーマ~
10. BLACKTIGER
11. 最後の日
12. R&R IS NO DEAD
13. サラウンド
14. パープルピープル
15. HELLO


【レビュー】
先頃再結成したユニコーンのアルバムです。
オリコン1位とのことで、さすがにびっくりしたので、取り上げてみます。

さて、民生のソロに慣れ親しんで長いわけですが、本アルバムで特徴的なのは、民生が、非常に抑え気味であることでしょう。
そもそも、先行シングルだった3も民生がメイン・ヴォーカルでなかったわけです。

解散後の活躍ぶりは民生がとび抜けているのですことからすると、随分と思い切ってますが、バンドとしての一体感、ということで、あえて民生が前に出ることを控えたのでしょう。


で、結果としてこれが大成功でした。
他のメンバーのヴォーカルが入っていることで、かつてのファンに対しては、ああ、ユニコーンだなあ、という郷愁を誘いますし、こういった戦略はそうそう他のバンドでは出来るものではなく、若い方々にも訴求力があったのではないかと思います。

また、適当な部分があるというか、手を抜いているのではないかと思わせる箇所も散見され、これもまたユニコーンらしく、いい仕上がりとなっています。
5のタイトルの適当さも、いい感じです。


ところで、私自身、あまり報道を追ってはいないのですが、再結成の動機は何なんでしょうか。
「阿部・西川金銭的救済プロジェクト」なんでしょうか。
でも、もしそうだったとしたら、それを前面に出しそうですし、単純に音楽的動機なのかも・・・。

などと考えている時点で、ユニコーンの戦略にはまっている気もします。


【結論】
★4.5。
買い、です。ちと長尺だったので、0.5減点しました。
現役のバンドを吹っ飛ばす出来だと思います。

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genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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