Waiting For The Sun/The Doors

Waiting for the SunWaiting for the Sun

The Doors

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【曲目】
1. Hello, I Love You
2. Love Street
3. Not To Touch The Earth
4. Summer's Almost Gone
5. Wintertime Love
6. The Unknown Soldier
7. Spanish Caravan
8. My Wild Love
9. We Could Be So Good Together
10. Yes, The River Knows
11. Five To One


【レビュー】
1968年、Doorsの3枚目です。

Doorsは、1枚目からほぼスタイルが完成されていたバンドではあるのですが、同時に、非常に死をイメージさせるバンドでもあります。
Jim Morrisonの声と目つきは地獄のようですし、何と言っても、1枚目の最終曲が「The End」です。

で、この3枚目は、その異常に完成度の高い1枚目から、徐々に終焉に向かっていく最中のアルバムですが、1枚目に負けず劣らず大傑作と思います。

まず、全米1位の1で始まります。
これは、タイトル通りポップな曲なのですが、そこで油断するとつかの間、3から6で地獄に落とされてしまいます。
とにかくJimの声が恐ろしく、アッチの世界の人にしか聞こえません。Rayのキーボードは非常に美しいのですが、これもJimの異様さを引き立てており、逃げ場がありません。

レコードでは6がA面の最後だったのですが、A面を聞き終えて針が上がったら、B面に進む気力が失われていそうです。

なお、最近の再発モノには、未発表曲の「Cerebration Of the Lizard」が含まれています。


【結論】
ポップさと死を感じさせる雰囲気が同居した名盤、ということで★5です。
鬱になっているときは、避けるべきでありますが。
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It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back/Public Enemy

It Takes a Nation of Millions to Hold Us BackIt Takes a Nation of Millions to Hold Us Back

Public Enemy

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【曲目】
1. Countdown to Armageddon
2. Bring the Noise
3. Don't Believe the Hype
4. Cold Lampin' With Flavor
5. Terminator X to the Edge of Panic
6. Mind Terrorist
7. Louder Than a Bomb
8. Caught, Can We Get a Witness?
9. Show 'Em Whatcha Got
10. She Watch Channel Zero?!
11. Night of the Living Baseheads
12. Black Steel in the Hour of Chaos
13. Security of the First World
14. Rebel Without a Pause
15. Prophets of Rage
16. Party for Your Right to Fight


【レビュー】
とにもかくにも、濃いアルバムです。

各曲のタイトルからして、明らかに戦闘モード。
内容も、最初から最後までレストなしのハイテンションのままで、まさに「Public Enemy」。
特に、2から3の流れなどは、アジテーションそのもので、最高であります。

70年代、John Lennonが、その左翼的言動から、アメリカ当局から執拗にマークされていたといいますが、このグループはどうだったのでしょうか。
スルーしていたのであれば相当にボンクラで、このグループをきっかけに、アメリカという国に猜疑心を抱いた人は相当な数いたと思われます。

翻ってわが国では、当時、とりあえずパーカーと帽子をかぶって「ヨー」とつぶやく人々が爆発的に増えました。また、スキー場では、バカでかい時計を胸につける人が増え、時間を確かめるのに便利になったという都市伝説もあります。

何が言いたいかというと、メッセージだけでなくファッションの面でも多数に影響を与えるのは非常に難しいはずで、それをやすやすとこなしたPublic Enemyは非常に優れたグループなのだということであります。


【結論】
文句なし、★5です。
ゆるゆるで逃避が大好きな自分の逃げ道を塞いでくれます。

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The Miseducation/Lauryn Hill

The Miseducation of Lauryn HillThe Miseducation of Lauryn Hill

Lauryn Hill

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【曲目】
1. Intro
2. Lost Ones
3. Ex-Factor
4. To Zion - (featuring Carlos Santana)
5. Doo Wop (That Thing)
6. Superstar
7. Final Hour
8. When It Hurts So Bad
9. I Used To Love Him - (featuring Mary J. Blige)
10. Forgive Them Father
11. Every Ghetto, Every City
12. Nothing Even Matters - (featuring D'Angelo)
13. Everything Is Everything
14. Miseducation Of Lauryn Hill, The


【レビュー】
Lauryn Hillの、今のところ唯一の、スタジオ・ソロ・アルバムです。

彼女が在籍していたFugeesは、HipHopを、ライトにというと語弊がありますが、ぐっとメジャー志向に引き寄せたグループだったわけです。
そこから、Wyclef Johnというハイチ色を除いたのがLaurynの本アルバムで、当然、さらに聞きやすくなっています。
したがって、HipHopにあまり関心のなかった層にも支持され、故に爆発的に売れたということでしょう。

元々ヴォーカリストとしては稀有の才能がある人で、ソウル色はあるのですが、過剰にソウルフルになることなく、むしろ呟くような声。これが非常に特徴的で、惹きつけられる要因と思います。

本アルバムは、ヒットした5、隠しトラックで入っている「Can't Take My Eyes Off You」のカバーなど、その彼女の声の魅力が満載であります。
夜中に、都庁のあたりをグルグル回りながら聴けば、都会の気だるさを肌で感じているような錯覚に陥りそうです。

近年は、フラッとフェスに出て、適当に唄って、という程度の活動しかしていないようですが、体調を整え、気合一発アルバムを作って欲しいものです。
Wyclefもアルバムを出したことですし、本アルバム10周年記念、というわけにはいかないでしょうか。


【結論】
HipHopの一つの到達点であり、★4.5です。

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Rising Down/The Roots

Rising DownRising Down

The Roots

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【曲目】
1. The Pow Wow
2. Rising Down featuring Mos Def & Styles P
3. Get Busy featuring Dice Raw & Peedi Peedi
4. @ 15
5. 75 Bars (Black's Reconstruction)
6. Becoming Unwritten
7. Criminal featuring Truck North & Saigon
8. I Will Not Apologize featuring Porn & Dice Raw
9. I Can't Help It featuring Malik B., Porn, Mercedes Martinez & Dice Raw
10. Singing Man featuring Porn, Truck North & Dice Raw
11. Unwritten featuring Mercedes Martinez
12. Lost Desire featuring Malik B. & Talib Kweli
13. The Show featuring Common & Dice Raw
14. Rising Up featuring Wale & Chrisette Michele


【レビュー】
Rootsは、元々はジャズ的な要素をHipHopにうまく取り入れたことで注目されてきたグループです。
HipHopとは元々何でも取り入れる雑食のジャンルであり、よってそういったアイデアは前々からあったわけです。

しかし、Rootsが埋もれずにしぶとく生き残っているのは、他の凡百のグループが、ジャズの軽い部分のみを取り入れているのに(トランペットを何となく混ぜるとか、スモーキーな雰囲気にするとか。)、Rootsは、ジャズのディープな部分を消化、つまり構成が骨太で、重厚なサウンドに仕立て上げているからでしょう。

メンバーが良く抜けるグループであり、そうすると上記の特徴を維持できなさそうなのですが、MCのBlack Thoughtがいれば、骨格はキープできるのかもしれません。

旬を過ぎたグループ扱いされることもあるのですが、本アルバムは、Malik BやMos Def、最終曲にはChrisette Micheleも参加しているので、バラエティに富んでいます。また、初期のアルバム以上に重厚と言えると思います。
なので、通して聴くのは若干疲れ、夜中にカーステで流していたりすると、事故ってしまいそうです。

ここらで一度、30分くらいの超タイトでかつ超重厚なアルバムを作って欲しいなと思っております。


【結論】
★3です。本文のとおり、ちと長すぎであります。

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Shine A Light/The Rolling Stones

Shine a Light: Original SoundtrackShine a Light: Original Soundtrack

The Rolling Stones

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【曲目】
Disc 1
1. Jumping Jack Flash
2. Shattered
3. She Was Hot
4. All Down the Line
5. Loving Cup (feat. Jack White III)
6. As Tears Go By
7. Some Girls
8. Just My Imagination
9. Faraway Eyes
10. Champagne & Reefer (feat. Buddy Guy)
11. Tumbling Dice
12. Band introductions
13. You Got the Silver
14. Connection
Disc2
1. Sympathy for the Devil
2. Live With Me (feat. Christina Aguilera)
3. Start Me Up
4. Brown Sugar
5. (I Can't Get No) Satisfaction
6. Paint it Black
7. Little T&A
8. I'm Free
9. Shine A Light


【レビュー】
活動歴40年以上、Stonesの最新ライブ・アルバム、かつ、過去最高の出来のライブ・アルバムです。

私は、80年代以降のStones、正確には「Tattoo You」以降のアルバムを真面目に聴いておりません。
何となく健康的になってしまって魅力が薄れたというのが大きな理由で、そうすると、Mick Jaggerのヴォーカルも途方もなく胡散臭く聞こえてしまい、アルバムは買うものの、2,3回義務的に聴いて終了、という状態が長らく続いておりました。
要は、新アルバムは、存在していることを確認するためのツールだけになっていたわけです。

ところが、本アルバムは、気合いの違いを感じさせます。

サントラという縛りがあったからかもしれませんが、曲目からして唸らせるセレクトです。
Disc1では、いきなり2のチョイスでやる気の違いを感じ、名カバーの8でStonesの黒さを思い出し、13、14等は60年代の隠れた名曲と、偏りがありません。
Disc2も、エンディングの定番だった5を早々に出し、7,8,9はファン好みの選曲。

「Start Me Up」で始まり、「Satisfaction」で終わる懐メロ選曲とは一味も二味も違います。

正直、新曲を期待するバンドではないのですが、こんなライブ盤であれば、大歓迎であります。
こんなセット・リストで、小さなハコでジャパン・ツアーでもやってくれないか、と期待してしまいます。


【結論】
所詮聴き所は昔の曲、といってしまえばそれまでなのですが、内容自体は素晴らしいので、★4であります。

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White Blood Cells/The White Stripes

White Blood CellsWhite Blood Cells

The White Stripes

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【曲目】
1. Dead Leaves and the Dirty Ground
2. Hotel Yorba
3. I'm Finding It Harder to Be a Gentleman
4. Fell in Love with a Girl
5. Expecting
6. Little Room
7. Union Forever
8. Same Boy You've Always Known
9. We're Going to Be Friends
10. Offend in Every Way
11. I Think I Smell a Rat
12. Aluminum
13. I Can't Wait
14. Now Mary
15. I Can Learn
16. This Protector


【レビュー】
現時点では、White Stripesの最高傑作と思います。

良くこのバンドはブルースだとかガレージだとか言われることが多く、確かにそういった要素も十分持ち合わせているのですが、その本質は、1つにはベースレスであるということ、2つにはMegという生物の存在にあると思います。

まず1つ目ですが、ベースがないのに、ファンキーというかリズムがしっかりしているところが、何かヘンで面白い。
Jackのギターが骨太で、しかしリフがキャッチーなためでしょうが、Megのパワフルなドラムも見逃せず、非常に重要な位置づけと言えるでしょう。

また、2つ目ですが、要はMegの異様な風体です。そんなものが注目を浴びる時期は最早過ぎているのですが、それでも、やっぱり、相変わらず視覚的におっかない方であります。
南海キャンディーズのしずちゃんの異様な風体には慣れてしまいましたが、こちらはまだまだ風格があります。

ということで、ライブ映像も必見であります(→Amazon)。
本当に2人でこの迫力はびっくりしますし、Megの存在感にも圧倒されます。

実は、数年前の来日時にチケットを取りながら来日中止になったという悪夢のような事態があったので、余計に、この時期のライブには思い入れがあるというわけです。


【結論】
★4であります。
彼らの最近の作品にピンと来ない人でも、一度は聴いていただきたいです。

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Too Much Too Soon/New York Dolls

Too Much Too SoonToo Much Too Soon

New York Dolls

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【曲目】
1. Babylon
2. Stranded in the Jungle
3. Who Are the Mystery Girls?
4. (There's Gonna Be A) Showdown
5. It's Too Late
6. Puss 'N' Boots
7. Chatterbox
8. Bad Detective
9. Don't Start Me Talkin'
10. Human Being


【レビュー】
1974年というのは、ポピュラー音楽界にとっては微妙な年であります。

Billboardチャートを見ても(→個人のまとめサイト)うーん、地味。
音楽史的には、Led ZeppelinやPink Floyd等のバンドが「御大」になり始め、他方で労働者階級がパンクを発明するのはあと1年後、という、エアポケットのような年だったのかもしれません。

しかし、いつの時代にも名盤はあるもので、New York Dollsのセカンド、本アルバムが1974年発売でした。

率直に言って、まとまりとしてはファーストの方が上かと思われます。
しかし、Johnny Thundersはじめ、おそらくはメンバー全員がキマっていたが故の、饐えたカッコ良さはセカンドに軍配が挙がるでしょう。
現に、バンドはこの後分解してしまうわけで、崩壊寸前の美しさがかいま見える作品ではないでしょうか。

1曲あげるとすれば、Johnny Thundersがヴォーカルをとった7でしょうか。
この声だけで女には困らなかったのではないかと思われる、ハイトーンの、何とも美しい声が素晴らしいです。


【結論】
腐りかけの果物ほどおいしい、ということで★4です。

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As I Am/Alicia Keys

As I AmAs I Am

Alicia Keys

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【曲目】
1. As I Am (Intro)
2. Go Ahead
3. Superwoman
4. No One
5. Like You'll Never See Me Again
6. Lesson Learned
7. Wreckless Love
8. Thing About Love
9. Teenage Love Affair
10. I Need You
11. Where Do We Go from Here
12. Prelude to a Kiss
13. Tell You Something (Nana's Reprise)
14. Sure Looks Good to Me


【レビュー】
Aicia Keysは、このアルバムで完全に地位を確立したと言っていいでしょう。
もちろん、デビュー・アルバムから売れまくっていたのではありますが、声がハスキーになり、バックの演奏もシンプルにした結果、Aliciaのヴォーカルがよりくっきりしたのが、大成功の一つの理由だと思います。

Aliciaの声に存在感があるため、真剣に聴いてもよし。
他方で、コマーシャル性があるため、ドライブがてらに流して聴いていても、耳に残ります。
この両面ゆえ、ファン層が爆発的に広がったはずであり、その普遍性は、20年前のMadonna、10年前のAlanis Morisetteにも劣らない、と言えるのではないでしょうか。

そして、やはり、出色なのは大ヒットした4でしょう。
昨年・去年と、おそらく結婚式の入場曲に多く使われたであろうことは、想像に難くありません。
というか、日本におけるそのマーケットを狙っていたのではないかと勘ぐってしまいます。

ブラック色が薄れたために逆に敬遠してしまう方もいるかと思いますが、ここは、彼女の声に溺れるのが正解かと思います。

なお、個人的には、次作か次々作で、ブラック方向に攻めたアルバムが出るのではないかと推測しています。
当たればいいな、と思っています。


【結論】
2007年ドメジャーR&Bの最高峰、ということで★4.5です。
聴いて損はないと思います。

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The Slim Shady LP/Eminem

The Slim Shady LPThe Slim Shady LP

Eminem

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【曲目】
1. Public Service Announcement
2. My Name Is
3. Guilty Conscience
4. Brain Damage
5. Paul
6. If I Had
7. 97' Bonnie & Clyde
8. Zoe
9. Role Model
10. Lounge
11. My Fault
12. Ken Kaniff
13. Come on Everbody
14. Rock Bottom
15. Just Don't Give
16. Soap
17. As the World Turns
18. I'm Shady
19. Bad Meets Evil
20. Still Don't Give


【レビュー】
衝撃のデビューというに相応しい、Eminemのファーストです。

Dr.Dreに見いだされデビューといういきさつ、いきなり600万枚という売上げもびっくりでしたが、やはり、白んぼが単身HipHop界に身を投じた、というのが衝撃的でした。
それまでも、Beastie Boysといった白人グループの成功例はあったのですが、やはり、ピンというのはインパクト大であったわけです。

更に、徐々に明らかになっていくEminem個人のスキャンダル。母親との長年の確執、友達がいなかった、極貧生活、等々。

そして、2のPV(→You Tube)を見れば、当時の彼のラジカルさ、異様さが分かるかと思います。
ついでに、本当に、当時も今もアメリカは病んでいる国なんだな、と心の底から思えます。

私は当時ロック畑の音楽をメインに聴いていたのですが、当時、こんなにロックな人は、音楽業界全体でもそうはいなかったと思います。

アルバム自体は、似たようなフロウも多く、若干冗長な面もあるのですが、2枚目とあわせて、本アルバムは必聴だと思います。
その後の彼の言動とか、痛めの部分はとりあえず忘れて、この斬新で過激なパフォーマンスに接するべきでしょう。


【結論】
今でもまだ十分ガツンと来ると思いますので、★4.5です。

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Up The Bracket/The Libertines

Up the BracketUp the Bracket

Libertines

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【曲目】
1. Vertigo
2. Death On The Stairs
3. Horror Show
4. Time For Heroes
5. Boys In The Band
6. Radio America
7. Up The Bracket
8. Tell The King
9. The Boy Looked At Johnny
10. Begging
11. The Good Old Days
12. I Get Along
13. What A Waster


【レビュー】
21世紀のドラッグ・バンド、Libertinesのファーストです。

発売当時は随分と話題になりました。
それは、純粋に音楽的な評価というよりも、Pete Dohertyのドラッグ癖や、故にバンド自体ハナから崩壊寸前である刹那さっぷりが評判を呼んでいたと記憶しております。

確かに、「刹那的なモノは美しい」というのもあると思いますが、音楽的な側面も見逃せないアルバムではないでしょうか。

メロディーも良いのですが、とにかく、PeteとCarlのツイン・ヴォーカルがエモーショナルで美しいです。
ガレージっぽいペラペラのギターには好き嫌いがあると思うのですが、これに抵抗感がなければ、一聴の価値有りです。
特に、12は2人の掛け合いが綺麗で、何と言うか、身も蓋もないのですが、BLっぽい雰囲気すらあります。

なお、Libertinesは、この後もう1枚アルバムを出して活動休止してしまうのですが、Peteは意外としたたかな人間なのではないか、というのが私の意見です。
現に、その後もBaby Shamblesで活躍していますし、何となく、本当に危ない状態になったら、周囲が助けてくれそうな茶目っ気がありますし。

とにかく、Sid Viciousみたいな末路にだけはならないように気を付けて、作品を作り続けて欲しいものです。


【結論】
音的には好き嫌いがあると思いますが、現代のブリティッシュ・パンクを浴びたいときにということで★3です。

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Los Angeles/The Brilliant Green

LosAngelesLosAngeles

the brilliant green

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【曲目】
1. THE LUCKY STAR☆☆☆
2. YEAH I WANT YOU BABY
3. angel song-イヴの鐘-
4. サヨナラ summer is over
5. ヒドイ雨
6. ☆FALLING STAR IN YOUR EYES
7. IT’S UP TO YOU!
8. 黒い翼
9. LOS ANGELES
10. Hello Another Way-それぞれの場所-(Album Mix)
11. I can hold your hand baby


【レビュー】
まず、アルバムの前にバンド本体なのですが、ちょっと過小評価されすぎであると思います。

何かとヴォーカルの川瀬智子がフィーチャーされがちではありますが、奥田・松井という他のメンバーの演奏がしっかりしていますし、メロディーも個性的、それでいて売れることを意識したキャッチーさもあり、非常に素晴らしいと思います。

「ブリグリ」という略称、川瀬智子の自意識過剰気味の存在感など、いまいちシリアスに受け止められない点は多分にあるのですが、そういった点はさておいて、今一度、アルバムを通して聴くべきバンドである、と思ってます。


で、本アルバムは3枚目なのですが、個人的には一番聞き込んだアルバムです。

トリッキーなオープニングの1、シングルカットされた3、川瀬のヴォーカルが光る10など、聞き所は満載であります。
発売が冬であったこともありますが、全体的に硬質な音であり、極寒の冬の夜によく合うアルバムと思います。

おそらく、ブックオフなどでは結構安値になっているかと思われますが、見つけたら即買いであります。

また、何だかんだで活動が尻すぼみなのですが、早々の本格的活動再開を祈っております。
Tommyの活動は後回しでいいっすから・・。


【結論】
★5です。先入観なしに聴いていただきたいです。

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Imperial Drag/Imperial Drag

Imperial DragImperial Drag

Imperial Drag

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【曲目】
1. Zodiac Sign
2. Boy or a Girl
3. Crosseyed
4. Man in the Moon
5. Breakfast by Tiger (Kiss It All Goodbye)
6. Playboy After Dark
7. Illuminate
8. Spyder
9. Overnight Sensation
10. Salvation Army Band
11. Dandelion
12. Stare into the Sun
13. Scaredy Cats and Egomaniacs
14. Down with the Man [*]


【レビュー】
元Jerryfishの Roger Manning と Eric Dover がJerryfish解散後に作ったバンド、Imperial Drag の最初にして最後のアルバムです。

どうしてもJerryfishとの比較になってしまうのですが、Jerryfishがまさにポップおたく全開で作り込まれていたのに対し、本アルバムは、ギターを結構フィーチャーしていて、パワフルに、かつ良い意味でチープになっていると思います。

シングルカットされた2をはじめ、一言で言うと70~80年代のポップ・テイストであり、また、若干グラムというか、音のスカスカ具合がT.Rexっぽいイメージもあります。
かといって、そこはRogerであり、単に安っぽいわけではなく、煌びやかさもあるわけです。夜の都心のドライブなどにはよく合うのではないでしょうか。

なお、Rogerは、今はTV Eyes というバンドをやっております。
こちらは、JerryfishとImperial Dragの中間くらいの音なのですが、まだまだポップ職人として元気なようで、活動をウォッチしてみたいと思っています。


【結論】
隠れた名盤と思います。★4.5です。

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ネガティブハート/マイナスターズ

ネガティブハートネガティブハート

マイナスターズ

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【曲目】
1. OPENING
2. 心配性
3. 当てさせて
4. ジラフ
5. ジャララ
6. ふたり
7. 自由
8. お前じゃないさ
9. エレファント
10. バッファロー
11. すれ違い
12. ネガティブハート
13. デジタル時代
14. トイレこの先左なの
15. 夜の夜霧
16. ひつじ
17. キャメル
18. 待ちわびて
19. ENDING


【レビュー】
私が2005年最も聴いたアルバム、マイナスターズです。

さまぁ~ずの三村、大竹を中心としたパロディーバンドで、そのネタの豊富さは、スネークマン・ショーを抜き、日本音楽史上最高峰であると言っていいでしょう。

ヴォーカルはヘロー(大竹)で、これにミタムラニクヒコ(三村)が突っ込むのが中心。大竹のシュールさを三村が現実に引き戻すスタイルと言えばいいでしょうか。

肝心の歌はと言うと、
動物に乗れることのみが主題の4,9,10,16,17、
自由とは何ぞや、と聞き手をうならせる7、
誰へのメッセージか最後まで不明の8、
と、いずれも最高であります。

また、本アルバムは、ライブDVDもあわせて見る必要があり、あわせて1作品と考えて良いでしょう。

マイナスターズライブ ~その日雨だけどね~マイナスターズライブ ~その日雨だけどね~

マイナスターズ

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【曲目】
1. OPENING
2. 心配性
3. 自由
4. CMソング(1)
5. CMソング(2)
6. ネガティブハート
7. メンバー紹介
8. 夜の夜霧
9. ふたり
10. 手品
11. 海水浴へ行こう
12. お前じゃないさ
13. 風
14. You美容室
15. メンバー一門一答
16. クイズ大好き
17. 前を向いて
18. 当たり前の歌
19. デジタル時代
20. トイレこの先左なの
21. バッファロー
22. 待ちわびて
23. しまうま PROJECT A
24. 俺なんでもいいし
25. バッファロー<BONUS TRACK / MUSIC CRIP>
26. カバ<BONUS TRACK / MUSIC CRIP>


ぐだぐだのオープニングの1、
落ちのない11、
30秒で作成されたこと間違いなしの14、
「お前じゃないさ」のスピンアウト版の16。

アルバム未収録曲も多く、また、コント部分も楽しく見れて、こちらも最高であります。

個人的には、現在、あらゆるバンドの中で、最も活動再開を望んでいるバンドであります。


【結論】
★5です。ある意味マストであります。

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Plastic Ono Band/John Lennon

John Lennon/Plastic Ono BandJohn Lennon/Plastic Ono Band

John Lennon

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【曲目】
1. Mother
2. Hold On
3. I Found Out
4. Working Class Hero
5. Isolation
6. Remember
7. Love
8. Well Well Well
9. Look at Me
10. God
11. My Mummy's Dead
12. Power to the People [*]
13. Do the Oz [*]


【レビュー】
John Lennonが、Beatles解散後、初めてまともに作ったスタジオ・アルバムです。

中には、何の予備知識もなく聴いてもその凄さが分かるものもありますが、基本的には、アルバムを聴くにあたっては、そのアルバムが製作された経緯の知識が必要な場合が多いでしょう。

本アルバムも、上記したとおりBeatlesの解散と、その後訳の分からないアルバムを連発していたという事実、及びJohnとヨーコとの異様な関係等を認識した上で聴いた方が、よりその本質を捉えられるのではないかと思います。

まず特徴的なのが、Beatles時代とは違ったシンプルな編成と音です(「White Album」で多少その傾向は見られていましたが。)。これが、本アルバムでは非常に成功していて、ハードなロック・アルバムになっています。
よく、本アルバムは「裸になったジョン」とか言われますが、それは、このシンプルさが大きな理由でしょう。

各曲に目を向けてみると、何かにつけ1や7が取り上げられがちではあります。
しかし、上記のとおり、シンプルなロックアルバムという観点からは、むしろ3や8の方が本アルバムの骨であり、「所詮、街の不良である」というJohnの大きな魅力を引き出しているかと思います。

まあ、とにかく、ヨーコの出しゃばりが最低限に押さえられたことが、名盤となった大きな理由かと思います。
それでも、10の最後ではヨーコのことが歌われ、「嗚呼、最後の最後で」とうなだれてしまうのですが。

なお、12と13は余計です。
ボーナストラックがアルバム全体の統一感を損ねた悪い例で、多少値段が高くなっても、別ディスクにするべきだったと思います。


【結論】
5にしたいところなのですが、最後にヨーコが出てくるので★4.5です。

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Best Fiction/安室奈美恵

BEST FICTION(DVD付)BEST FICTION(DVD付)

安室奈美恵

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【曲目】
1. Do Me More
2. Wishing On The Same Star
3. shine more
4. Put 'Em Up
5. SO CRAZY
6. ALARM
7. ALL FOR YOU
8. GIRL TALK
9. WANT ME, WANT ME
10. White Light
11. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK
12. Baby Don't Cry
13. FUNKY TOWN
14. NEW LOOK
15. ROCK STEADY
16. WHAT A FEELING
17. Sexy Girl


【レビュー】
ディーヴァ安室奈美恵のベスト盤です。
ベスト盤は以前にも出しているのですが(→「181920」)、路線変更後というか、色々あった後のものであります。

私自身は、特段この人に対して好きも嫌いもなかったのですが、本アルバムを聴いてみて、あらためて、R&Bのプロなのだな、と感心させられました。
どこの音楽評にも書かれていることでしょうが、テクニック的に歌がうまいというのは当然なのですが、ヴォーカルはエモーショナルで、ウェットな唄とドライな唄を使い分けていますし、ダンスも洗練されています。

特筆すべきは、上記したような上質なR&Bとして聴き込むことが可能な反面、単なるバックミュージックとして機能出来る軽さもを持っている点だと思います。
安室というとどうしても色々なゴシップを頭に描いてしまうのですが、そんな暗さを感じさせないのはまさにプロであり、逆に凄みなのだと思います。

したがいまいて、可能であれば、DVD付がお薦めであります。映像を流しつつ、踊りながら家事をすることも十分可能でしょう。


【結論】
DVD付で★4です。

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3 Feet High And Rising/De La Soul

3 Feet High and Rising3 Feet High and Rising

De La Soul

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【曲目】
1. Intro
2. Magic number
3. Change in speak
4. Cool breeze on the rocks
5. Can U keep a secret
6. Jenifa (taught me)
7. Ghetto thang
8. Transmitting live from Mars
9. Eye know
10. Take it off
11. Little bit of soap
12. Tread water
13. Potholes in my lawn
14. Say no go
15. Do as De La does
16. Plug tunin' (Last chance to comprehend)
17. De La orgee
18. Buddy
19. Description
20. Me myself and I
21. This is a recording 4 living in a fulltime era (LIFE)
22. I can do anything (Delacratic)
23. DAISY age
24. Plug tunin' (are you ready for this version)


【レビュー】
ヒップホップがメジャー・フィールドに本格的に登場した80年代後期、私は、あまり好んでヒップホップを聴いておりませんでした。

一つの理由は、以前他のレビューで書いたとおり、英語力の不足でリリックが理解できなかったこと。
もう一つは、ラッパーの方々が、あまりにマッチョで(見た目も、内面も。)、ついていけなかったということです。もう少し平易に言うと、いつも「YoYoYo」とか「ヘイメーン」とか叫んでいて、知性を感じられなかった、ということです。

これは、私自身が、上記のようなステレオタイプのラッパー像を勝手に描いていてしまっていた、ということでもあり、非常に大きな反省材料であります。
当たり前ですが、ヒップホップでも、ロックでも、クラシックでも、聴くに値しない作品もあるのは当然のことです。

そんな、矮小な精神を持っていた自分なのですが、その偏見を、少し和らげてくれたのが本アルバムです。

所謂オールドスクールに分類される作品ですが、とにかく声質もフロウも押し付けがましくない。何より、見た目が怖くない。
そして、アルバム全体で遊んでいる感じで、インチキコラージュみたいな4、単調なビートの5、フランス語のセリフを乗っけた8など、冗談のような曲がたくさんあります。
そんな中に、14や20といったハード目の曲も入っていて、そのコントラストが非常に楽しい作品であります。

今でも、ビーフがどうしたとか、誰がワックだとか、(いまだに)東西がどうだとか、マッチョな周辺情報が多いヒップホップであり、すが、そんな状況に疲れたら、本アルバムに帰るのも一つの手かな、と思います。


【結論】
HipHopを代表する名作であり、★5です。

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genre : 音楽

The Black Album/Jay-Z

The Black AlbumThe Black Album

Jay-Z

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【曲目】
1. Interlude
2. December 4th
3. What More Can I Say
4. Encore
5. Change Clothes
6. Dirt Off Your Shoulder
7. Threat
8. Moment Of Clarity
9. 99 Problems
10. Public Service Announcement (Interlude)
11. Justify My Thug
12. Lucifer
13. Allure
14. My 1st Song


【レビュー】
Jay-Zが一度引退宣言をした際のアルバムです。
その後、あっさりと前言撤回し、現在でも活躍中なのは、皆様ご承知のとおりですが。

実は、私は、彼のアルバムを全部聴いているわけではない、不熱心なリスナーであります。

そんな人間ではありますが、本アルバムを聴いた最初の感想は、「何だか抑制された感じだな」というものです。
扇情的なフロウがあるわけではなく、過激な主張があるわけでもなく、声も荒げず。
ヒットした9にしても、売れ線バリバリ、という感じではありません。

ただ、何度か聴いているうちに、味が出てきたというか、良く思えてきたのも事実です。
もう少し分析的に言うと、Jay-Zのテクニックを感じたというか、あえて過剰な部分を削ぎ落として、コアな部分を残したアルバムではないか、と思えてきたのです。
良く練られているアルバム、という感じです。

この感覚が正しいかどうかは分かりませんが、いずれにせよ、彼の作品は通して聴いてみる必要があるだろうな、と思っております。

なお、あっさりと引退を撤回するのは、Hiphopではよくあることではありますが、あまりカッコのいいものではないというのが個人的意見ですが、どうなのでしょうか。


【結論】
今のところ★3です。
聴きこんだら、もう少しあがるかもしれません。

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All Summer Long/The Beach Boys

All Summer LongAll Summer Long

The Beach Boys

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【曲目】
1. I Get Around
2. All Summer Long
3. Hushabye
4. Little Honda
5. We'll Run Away
6. Carl's Big Chance
7. Wendy
8. Do You Remember?
9. Girls on the Beach
10. Drive-In
11. Don't Back Down


【レビュー】
夏の終わりですので、Beach Boysの「All Summer Long」です。

晩夏を歌わせたら、米ではBeach Boys、日本ではサザン、ということで概ね同意をいただけるのではないかと思います。

表題曲の2が、まさに夏の終わりをテーマにしたものでありますが、アルバム全体を通して、夏の終わりを感じさせます。
しかしながら、秋を迎えて鬱っぽくなるのではなく、雰囲気はあくまで切なさメインです。ジャケット、メロディー、コーラス、歌詞などが湿っぽくないからでしょうか。
映画「American Graffitti」での使われ方(ラストシーン、エンドクレジットで流れます。)のイメージが強いことも影響しているかもしれません。

2、10が特にお薦めで、ベトナム戦争前の、何も疑っていないアメリカ人になりきれることうけあいです。


【結論】
6が不要と思うので、★4.5です。
夏の終わりには★5でしょうか。

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Spank Rock And Benny Blanco Are... Bangers & Cash/Spank Rock

Spank Rock and Benny Blanco Are... Bangers & CashSpank Rock and Benny Blanco Are... Bangers & Cash

Spank Rock

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【曲目】
1. Shake That
2. B-O-O-T-A-Y
3. Loose
4. Pu$$Y
5. Bitch!


【レビュー】
今をときめくMC、Spank Rockのミニ・アルバムです。

この人は、デビュー・アルバム(「YoYoYoYoYo」)の評判が良く、私も好きなのですが、あまりにハイテンションかつ長尺なため、自宅で通して聴くのには、若干気合いがいるという欠点があります。
それに対して本アルバムは、5曲であり、気軽に彼の魅力を楽しめる、という利点があるため、今回取り上げてみました。

まずは、やはり、「なぜ、今、2Live Crew?」という疑問でしょうか。
大して調べていないので恐縮ですが、このチョイスについては謎のままです。
しかし、ジャケットも曲のタイトルも最高なので、要は「カッコよさげ」という程度の理由だろう、と結論づけ、あまり深く考えないのが正解と思われます。

内容は、さすがこのお方、しかもミニアルバムなので、極めてハイテンションのまま突っ走ります。
リリックも、プシプシ・ビチビチのオンパレードで、小さいことに悩んでいることがアホらしくなります。

基本的にはパーティー・クラブ向きのチューンなのでしょうが、この前向きさ、エロさは人生に絶対必要なのではないでしょうか。
将来、自分の子どもが窮地に立つようなことがあったら、2Live Crewとあわせて、そっとプレゼントしたいと思っています。


【結論】
★4.5です。
気分がローに入ってしまったときは、たまらず★2くらいになるかもしれません。

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Exile On Main St./The Rolling Stones

Exile on Main St.Exile on Main St.

The Rolling Stones

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【曲目】
1. Rocks Off
2. Rip This Joint
3. Shake Your Hips
4. Casino Boogie
5. Tumbling Dice
6. Sweet Virginia
7. Torn And Frayed
8. Sweet Black Angel
9. Loving Cup
10. Happy
11. Turd On The Run
12. Ventilator Blues
13. I Just Want To See His Face
14. Let It Loose
15. All Down The Line
16. Stop Breaking Down
17. Shine A Light
18. Soul Survivor


【レビュー】
Stonesの1972年作品、ギターがMick Taylorになってから2枚目のアルバムです。

おそらく、Stonesの最高傑作とする人も多いでしょう。
Stonesは本ブログでは初レビューですが、1枚目としては適切なチョイスかと考えております。

Brian Jonesがいなくなったせいもあるのでしょうが、良い意味でブルース色が多少(全部ではない。)薄れ、見事にルーズなロック・アルバムとなっています(もちろん、ブルース色いっぱいの60年代の作品でも素晴らしいものはあるのですが、それはそれとして。)。

1のオープニングのギター・リフで痺れ、続く2はヴォーカルもサックスもタイトルも最高、10はキースの代表曲で、17は近年評価が高まっているバラード、と名曲揃いであります。

そして、ベタな論評ではありますが、やはり、5の存在が名盤の評価を揺るがないものにしているものと思われます。
これもまたオープニングのギター・リフがカッコ良く、Mick Jaggerの癖のあるヴォーカルもピッタリと曲にハマっています。メロディーも、Stones随一の傑作ではないでしょうか。

ついでに言えば、数々のパクリを生んだジャケットも、Stonsのアルバムの中で一、二を争うカッコ良さです。

80年代以降のStonesしか聴いたことのない方には、是非聴いていただきたいと思います。
Mick Jaggerという人は、まあ、今も昔もセレブ志向はあったようなのですが、少なくとも本アルバムでは、そんなウサン臭さも吹っ飛ぶ、まさにロックなヴォーカルを聴かせてくれます。


【結論】
70年代のベスト10に入るでしょう。★5です。

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genre : 音楽

Modern Guilt/Beck

Modern GuiltModern Guilt

Beck

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【曲目】
1. Orphans
2. Gamma Ray
3. Chemtrails
4. Modern Guilt
5. Youthless
6. Walls
7. Replica
8. Soul Of A Man
9. Profanity Prayers
10. Volcano


【レビュー】
ローファイの発明者、童顔の自由人、Beckの最新作です。

全10曲、トータル約33分。
随分とコンパクトにまとめてきたものだな、という感触ですが、個人的には、非常に好印象です。

人それぞれではあるのでしょうが、私個人的には、1曲は3分から4分でまとめて欲しいという思いがあり、したがって、6分以上の曲については、予め疑いを持ってしまう傾向があります。
これは、音楽リスナーとしての原体験が日本の歌謡曲であり、洋楽の原体験も80年代ポップスである、という世代的なモノがあるからかもしれません。

もちろん、短ければよいというものでもないのですが、本アルバムは、その内容も濃密です。

先行的にネット上でアップされた3、タイトル自体刹那的な4、気怠げながら強い意思が感じられるBeckの声質もあり、最後まで一気に聞かせます。
現代社会への疑問、という、思想的には多少評価が分かれるところがあるのですが、アーチスト本人のスタンスがぶれず、押しつけがましさがないため、ウザさを感じることなく受け止めることができる作品でしょう。

この人は、将来的には、Neil Youngのような存在になるのかもしれないな、と思いました。


【結論】
★4です。この人は、さらにもう一段階化けるのではないかと思います。

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The Velvet Underground & Nico/The Velvet Underground & Nico

The Velvet Underground & NicoThe Velvet Underground & Nico

The Velvet Underground

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【曲目】
1. Sunday Morning
2. I'm Waiting for the Man
3. Femme Fatale
4. Venus in Furs
5. Run Run Run
6. All Tomorrow's Parties
7. Heroin
8. There She Goes Again
9. I'll Be Your Mirror
10. Black Angel's Death Song
11. European Son


【レビュー】
超有名なバナナジャケットでおなじみ、The Velvet Undergroundのファーストです。
これも有名ですが、オリジナル(一部の再販も。)のジャケットではバナナがシールになっており、剥がすとバナナの中身がプリントされている特殊仕様であります。
どうせなら、「シールを剥がしたらチンポ」くらいして欲しかったところですが、これでも、当時は十分に鮮烈だったことは疑いようがありません。

中身については語りつくされた感がありますが、あえて難癖をつけるとすると、以下のような感じでしょうか。

①2がフィーチャーされすぎ。
 確かに名曲ではありますが、同レベルの名曲はいっぱいあると思います。同系統では、本アルバムの5がそれにあたるかと思います。
 ゲイを連想させる歌詞もあって評価されているのでしょうが、他の曲にも目を向けていただきたいところです。
②7がちと長い。
 退廃的な雰囲気を出すためなのでやむを得ないところではありますが、もう少しタイトに出来なかったか、と思います。
③1のヴォーカルは誰?
 私は100回はこのアルバムを聴いていますが、どうしてもLou Reedの声には聞こえません。
 オープニングの曲なのに・・。

とか、色々と書いてみましたが、トータルでは名盤になるのは文句なしでしょう。

なお、Nicoは、本アルバム限りでグループに参加しなくなるのですが、その透き通りつつもアッチの世界の人のような声は、少なくとも、本アルバムには非常にマッチしたスパイス的存在だと思います。


【結論】
まさに、「元祖ガレージ」と言って良い、名盤であり、★4.5です。

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鳥の詩/杉田かおる

鳥の詩鳥の詩

杉田かおる

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【曲目】
1. 鳥の詩 (オリジナルバージョン)
2. 鳥の詩 (NEW VERSION Remix)
3. 鳥の詩 (NEW VERSION)


【レビュー】
一昨日から昨日にかけて(8月30日~31日)、日テレで24時間テレビが放映されました。
で、エドはるみがメイクバッチリでマラソンをしておりまして、ふと、数年前に同じくマラソンをした杉田かおるを思い出し、本シングルを取り上げることにしました。

ブログで初めて取り上げるシングルがこれというのはいかがなものかという気がしますが、まあ、上記のようなきっかけがあったので、良しとしたいと思います。

オリジナルは1981年発売で、28万枚というそこそこのヒット。作詞は阿久悠(→Wikipedia)。

歌い手個人のパーソナリティーが強烈すぎるので難しいのですが、そこを踏ん張って、曲自体を慈しんでみれば、綺麗な詩ですし、サビも適度な盛り上がりがあり、非常にいい歌謡曲であります。
今の清純派アイドルや女優(うまく思いつかないのですが、数年前の長澤まさみみたいな感じ。)がカバーすれば、結構いい感じになるのではないでしょうか。

ついでに、「金八・15歳の母リバイバル」とかドラマを作れば、一儲け出来そうです。
本作は、金八ではなく池中玄太80キロの主題歌なのですが、イメージ前者ですので、まあ、ありかなと思います。

なお、2,3曲目のセルフカバーは、酒やけのせいか、声の伸びが失われております。
続けて聴いて、時の流れを感じるのもまた一興かと思います。


【結論】
名曲とは思いますが、さすがに買う必要はなく、★2です。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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