Blonde On Blonde/Bob Dylan





【曲目】
1. "Rainy Day Women #12 & 35"
2. "Pledging My Time"
3. "Visions of Johanna"
4. "One of Us Must Know (Sooner or Later)"
5. "I Want You"
6. "Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again"
7. "Leopard-Skin Pill-Box Hat"
8. "Just Like a Woman"
9. "Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine"
10. "Temporary Like Achilles"
11. "Absolutely Sweet Marie"
12. "4th Time Around"
13. "Obviously 5 Believers"
14. "Sad Eyed Lady of the Lowlands"



【レビュー】
Dylan、「Cutting The Edge」期のラスト、「Blonde On Blonde」です。

前2作より、かなりルーズとうか、はっきり言ってドラッギーな仕上がりで、それが魅力でもあります。
オープニングの1なんかは、途中で笑いだしており、何がしか吸っておられたような雰囲気を醸し出しております。

そんなスタートから始まり、5、6はDylan屈指の傑作。

で、最後までいって、ラストの14。
これぞDylan、的な評も見聞きするのですが、ちょいと冗長じゃないか、というのが率直な感想です。
オリジナルは2枚組で、D面は14の1曲だけという構成ですが、ちょいと狙い過ぎたんではないかなあ。

14を圧縮して、普通の1枚組に収めたら、素晴らしくなったのでは、と若干惜しく思います。
悪い曲ではないんですけど、十分45分にまとまったかと。


【結論】
★4。
Dylan が分かりやすくヒーローというか傑作製造機だったのはここらあたりまで。
この後、オートバイ事故を経て、「John Wesley Harding」あたりから、迷走というか好き勝手度が激しくなっていきます。
それはそれで魅力的なのですが、そのあたりは、またの機会に。
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Summer Days(And Summer Nights!!)/The Beach Boys


Summer Days (and Summer Nights!!) Summer Days (and Summer Nights!!)

Beach Boys

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【曲目】
1. "The Girl from New York City"
2. "Amusement Parks U.S.A."
3. "Then I Kissed Her"
4. "Salt Lake City"
5. "Girl Don't Tell Me"
6. "Help Me, Rhonda"
7. "California Girls"
8. "Let Him Run Wild"
9. "You're So Good to Me"
10. "Summer Means New Love"
11. "I'm Bugged at My Ol' Man"
12. "And Your Dream Comes True"



【レビュー】
来た、Brian 入りのBeach Boys、33年振りの来日公演。
千葉、QVCスタジアム。

私も家族に隠れるようにして1人でこそこそライブに行ったのですが、非常に良かったです。

いや、もちろん、躍動感とはかけ離れていますし、クリエイティブとは一番遠いところにある。
しかし、言っても70歳前後なわけで、真夏に熱帯の日本でライブをやっていることが奇跡。
そして、Brian は、動かず笑わずなわけですが、時折彼が歌いだすと、やはり、場の雰囲気が一転するのですね。
それを体験できただけでも、価値はありました。

で、盛り上がったのは、やはりというか、「Pet Sounds」「Smile」の曲と、本作の6の「California Girls」。
ということで、前置きが長くなりましたが、レビューです。

やはり6を中心とした作品であり、その6の深遠なイントロと、偏差値30代の西海岸を思わせる本編の落差は、もはやマジックと言って良いでしょう。
全体のトーンも、サーファー時代とPet Sounds 時代の狭間で、両者のバランスが見事に取れていると思います。

他方で、あまり取り上げられませんが、2なんかを聴くと、ほとんど狂ったサウンドで、ああ、Brian はほとんど向こうの世界に足を突っ込んでいたんだな、としんみりしてしまいます。

ともあれ、Brian は生きていた、ということで、目出たし目出たし。


【結論】
★4。
しかし、リアルタイムで聴いていたとしてら、単なるサーフバンドとしか思わなかったような気もしたりして。

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Freak Out!/The Mothers Of Of Invention


Freak OutFreak Out

The Mothers of Invention

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【曲目】
1. Hungry Freaks, Daddy
2. I Ain't Got No Heart
3. Who Are The Brain Police?
4. Go Cry On Somebody Else's Shoulder
5. Motherly Love
6. How Could I Be Such A Fool
7. Wowie Zowie
8. You Didn't Try To Call Me
9. Any Way The Wind Blows
10. I'm Not Satisfied
11. You're Probably Wondering Why I'm Here
12. Trouble Every Day
13. Help, I'm A Rock
14. It Can't Happen Here
15. The Return Of The Son Of Monster Magnet


【レビュー】
作品そのものの著名度と、売れ行きや人気度に乖離が生じることはよくあります。
大ネタでは、発売当時の「Pet Sounds」が代表的でしょうか。

本作も、ジャケット、存在ともあまりに有名で、評論家ウケも高いのですが、聴いたことない、という人が多数ではないかと思われます。

私自身も、長らく存在は知っていたものの手を出せずにいて、聴いたのはつい最近です。


で、つまらん感想なのですが、聴いてみて、「評判通りの作品だった。」と。

そもそもは Frank Zappa という人の異形性というか、訳の分からなさが本作を遠ざけているわけです。
人となりもよく分からなければ、音楽性も雑多に過ぎ、多作にもほどがある。
おそらくは、それなりにジャズに精通していなければ理解できない部分もある。

私も、そんな Zappa を敬遠していたクチなのですが、本作は、Zappa に入るとっかかりに適しているかと思われます。

とりあえずデビュー作であること、他の作品に比べてメロディアスなポップの形態を保っていること、1曲1曲が短いこと。
それでいて、そこはZappa であり、何回聴いても新しい発見があること。

ということで、どれくらい時間がかかるか恐ろしいのですが、これから、本作から入り、徐々に Zappa を聴き倒していきたいと思います。


【結論】
★4。
私はじめ、初心者のためには音源を itunes に入れて欲しいのですが、遺族が反対しているんでしょうかね。

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The Monkees/The Monkees


MonkeesMonkees

The Monkees

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【曲目】
1. (Theme From) The Monkees
2. Saturday's Child
3. I Wanna Be Free
4. Tomorrow's Gonna Be Another Day
5. Papa Gene's Blues
6. Take A Giant Step
7. Last Train To Clarksville
8. This Just Doesn't Seem To Be My Day
9. Let's Dance On
10. I'll Be True To You
11. Sweet Young Thing
12. Gonna Buy Me A Dog


【レビュー】
Monkees のオリジナル・アルバム5枚組が発売されたので、購入しました。
紙ジャケは安っぽく、印刷もかなり悪いのですが、ともあれ安い事は間違いないので、損をした感はありませんでした。

その中に含まれていた、ファースト・アルバムです。

彼らの音は、ベスト盤等でしか聴いたことがなく、一度はオリジナル・アルバムで聴いてみたいと思っていたので、結構わくわくしておりました。

が、まあ、おそらくは捨て曲に近いものもありますし、歌はヘタ。まじまじとジャケットを見てみると、ルックスも実は大して良くない。

とはいえ、いにしえのアイドルというのはそれなりの味があるもの。
日本で言えば、チェッカーズあたりが一番イメージが近いのでしょうか。
60年代ポップス、のイメージぴったりで、雰囲気を味わうにはなかなかの作品だと思います。

また、1が別格にカッコイイので、そのイメージで最後まで聴けてしまう、という不思議さもありました。


私個人的には、1966年という、音楽界が急激に反体制化していた時代に、こういった立ち位置でいたことについて、当事者のインタビューを聞いてみたいのですが、そういったサイトでもないものでしょうか。


【結論】
★3。
彼らは、映像作品が結構面白いので、そちらもチェックです。

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Pet Sounds/The Bech Boys

Pet SoundsPet Sounds

The Beach Boys

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【曲目】
1. Wouldn't It Be Nice
2. You Still Believe
3. That's Not Me
4. Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder)
5. I'm Waiting for the Day
6. Let's Go Away for Awhile
7. Sloop John B.
8. God Only Knows
9. I Know There's an Answer
10. Here Today
11. I Just Wan't Made for Times Like These
12. Pet Sounds
13. Caroline, No
14. Hang on to Your Ego [Bonus Track]


【レビュー】
「名盤ベスト100」みたいなものは、音楽好きの永遠のテーマみたいなもので、誰もがマンネリだと思いつつも、一定のニーズがあるため、定期的に雑誌等で特集されています。

もちろん、ネット上でも多種のページがあり、たとえば、こちらのHPでは、本作品が「All Time Best」としてあげられていました。


果たしてホンマでしょうか。
もう一度自分で聴き直してみました。

確かに、本作品は Beach Boys の名作であり、異常に高い完成度を誇ります。
1のイントロからして素晴らしく奇麗で、ヴォーカルの処理も1966年とは思えないほど美しい。

何というか、フワフワした綿に包まれたような心地よさであります。


他方で、あまりにも心地よいポップを追求しすぎており、下世話な部分や隙がほとんどなく、その点でちょっと息苦しさを感じました。

たとえば、「God Only Knows」がその典型で、神のみぞ知る、なんて美しく歌われてしまうと、教会音楽か?と斜に構えてしまいそうになります。
ほぼ無神論者に近い、日本人ならではの感覚かもしれませんが。


とはいえ、なんだかんだ言っても、「無理やりひねり出した批判」のようなものであり、Beach Boys(というかBrianWilson )が完成形を目指した最初で最後の作品、ということで、必聴であることに疑いはありません。


というわけで、今後数回、世間的に名盤とうたわれている作品について、自分なりに再検討してみたいと思います。


【結論】
★4.5です。
色々と文句はつけましたが、名作であることに疑いはありません。

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Revolver/The Beatles

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The Beatles

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【曲目】
1. Taxman
2. Eleanor Rigby
3. I'm Only Sleeping
4. Love You To
5. Here, There and Everywhere
6. Yellow Submarine
7. She Said, She Said
8. Good Day Sunshine
9. And Your Bird Can Sing
10. For No One
11. Doctor Robert
12. I Want to Tell You
13. Got to Get You into My Life
14. Tomorrow Never Knows

【レビュー】
昨日に続いて、今度は中期Beatlesのアルバムです。

原典をきちんと読んだわけではないのですが、Jonh Lennonが、パンク真っ盛りの頃、インタビューで「俺たちもパンクだったんだ。」という趣旨の発言をしたことがあるそうです。
その発言自体はちょっと情けないものがあるのですが、この「Revolver」なんかは、確かに、ある意味パンクではないかと思います。

まず、曲調は雑多で、美しい2,5とサイケな7,14が一緒のアルバムということ自体、驚きであります。
また、アルバム全体としては何となくまとまっている印象があるのですが、一曲一曲は、相当先鋭的で、そこらのパンクより全然過激です。例えば、3は、単に眠いという歌ですし、9は、そもそも意味が分かりません。
まあ、ハンパなく売れていたバンドだから出来たということもあるのでしょうが、当時としては相当な冒険作だったと思います。

これ以降、バンドのリーダーシップはPaul寄りになっていくのですが(異論はあると思いますが)、このアルバムでは、JohnとPaulが五分五分で拮抗している感じです。
しかも、おそらくは2人ともキマっていたでしょうから、相当スリルのあるレコーディングだったのではないか、と楽しく想像してしまいます。

というわけで、中期Beatlesで最初に聴くのに適したアルバムかと思います。


【結論】
これもマストで、★5です。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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