密月抄/椎名林檎


蜜月抄 蜜月抄

椎名林檎

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【曲目】
1. 本能
2. 歌舞伎町の女王
3. ありあまる富
4. 迷彩
5. 今夜だふ
6. 茜さす帰路照らされど…
7. 積木遊び
8. 浴室
10. りんごのうた
11. 罪と罰
12. 丸ノ内サディスティック
13. 密偵物語
14. あおぞら
15. ポルターガイスト
16. この世の限り


【レビュー】
椎名林檎、15周年記念。
CDとしては初のライブ盤、2000年から2008年頃までの音源、のようです。

私自身、初期の頃は結構な林檎ファンでして、内容として悪いはずはない。
選曲もベストに近いものですし、録音状態も悪く無い。

難癖としては、やはり、個別のライブの集合で、特に、期間が長いと、どうしても勢いがないというか、散漫な印象にはなります。
ライブ盤独特の高揚は、残念ながらまるで無く、それこそベスト盤の雰囲気です。

後はやっぱり値段や売り方ですかね。
例の初回盤商法は相変わらず、ついでに値段は4000円弱。ディスク1枚でこれは、なんぼなんでも高すぎでしょう。

このお方は、セルフプロデュース能力には極めて優れているのですが(「商業的戸川純」、という素晴らしいコピーを残したサイトもありました。)、こういう売り方のセンスは、もう時代遅れかと。
本業の音楽のセンスはまだまだ並々ならないモノがあるはずなので、普通に売っていただきたい、と真に思うのであります。



【結論】
★3.5。
新鮮味はないですが、林檎のライブ、聴いて損はありません。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Le Bataclan Paris Jan 29,'72/Lou Reed,John Cale & Nico


Le Bataclan Paris Jan 29, '72Le Bataclan Paris Jan 29, '72

Lou Reed & John Cale & Nico

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【曲目】
1 "I'm Waiting for the Man" (Reed)
2 "Berlin" (Reed)
3 "The Black Angel's Death Song" (Reed, Cale)
4 "Wild Child" (Reed)
5 "Heroin" (Reed)
6 "Ghost Story" (Cale)
7 "The Biggest, Loudest, Hairiest Group of All" (Cale)
8 "Empty Bottles" (Cale)
9 "Femme Fatale" (Reed)
10 "No One Is There" (Nico)
11 "Frozen Warnings" (Nico)
12 "Janitor of Lunacy" (Nico)
13 "I'll Be Your Mirror" (Reed)
14 "All Tomorrow's Parties" (encore) (Reed)
15 "Pale Blue Eyes" (Reed)
16 "Candy Says" (Reed)


【レビュー】
Velvetsのメンバーによる、解散後の1972年のパリのライブ盤。
2004年にリリースされていたものに、リハーサル音源の15、16を加えたものだそうです。

元々Velvets は相当好きだったのですが(はず・・)、今回の発売まで、本作、というかライブの存在を知りませんでした。超迂闊。

あらためて、本作の内容です。

作品全体としては、3人が順番に歌っていく感じ。
率直に言って、あんまり緊張感のあるライブではなさそうです。

音質もブートレベルですし、編集もかなりラフ(曲間がブツッと途切れたりしております。)なためかもしれませんが、演奏としては、若干間延びしている感が否めません。

が、そんな雰囲気を感じさせないのが、Lou Reed の平板な呟きであり、John Cale のヴィオラであり、そして、Nico の変わらぬ地獄のようなヴォーカルです。

特に、Nico が凄い。
Velvets の9、からソロの10、11以降への流れなんかは、鳥肌が立ちます。
もともとは、Andy に祭り上げられたようなところもあったのでしょうが、ヴォーカリストとしても希有の存在であったことが良く分かります。

他方で、これは、3人が同じステージに立つ映像がないとな、とも思います。
どこかから、ふと出てくることを期待。



【結論】
★4。
Nico の映画(Nico Icon)も見たいのですが、日本語版は品薄。
何とかして欲しいものです。

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genre : 音楽

Foreverly/Billie Joe+Norah


ForeverlyForeverly

Billie Joe & Norah

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【曲目】
1. Roving Gambler
2. Long Time Gone
3. Lightning Express
4. That Silver Haired Daddy Of Mine
5. Down In The Willow Garden
6. Who’s Gonna Shoe Your Pretty Little Feet
7. Oh So Many Years
8. Barbara Allen
9. Rockin’ Alone (In An Old Rockin’ Chair
10. I’m Here To Get My Baby Out Of Jail
11. Kentucky
12. Put My Little Shoes Away


【レビュー】
私はNorah Jones の熱心なリスナーというわけではなく、アルバムも飛び飛びに、軽く聴いている程度です。
しかし、今更ではありますが、ヴォーカリストとしての力量、熱量、聴く者を惹き込む力がハンバないことは分かります。

そんな彼女がタッグを組んだのが、Green Day のBillie Joe。
要はアメリカン・パンクの雄ですが、私は「American Idiot」「21st Century Breakdown」くらいしか聴いておらず(この2枚は素晴らしいと思います。)。

ついでに、Everly Brothers に関しては、ほとんど知識はなし。

という状態で聴いた本作品。
天才2人による爆発的な化学反応はありませんでしたが、非常によくまとまった作品かと思います。

一言で言うとパンクと対極のカントリー的作風で、Norah の声質には結構あってました。
Billie も、それについていけるだけの力量というか、幅はあったのでしょうが、全体を通して聴くと、どちらかというとNorah の作品、という印象です。
それだけ、彼女の声力が凄いのでしょう。

まあ、そんな感じのなかなかの作品だったのですが、何よりも、原作のジャケが印象的、というか逆に新鮮でありました。
1958年作品、白人、ポロシャツの襟は当然のように立てる。
ベトナム前のアメリカそのもの、という雰囲気ですね。

【結論】
★3.5。
Norah Jones はやっぱりすごいな、ということがとにかく印象的でした。

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genre : 音楽

Night Time,My Time/Sky Ferreira


Night Time, My TimeNight Time, My Time

Sky Ferreira

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【曲目】
1. "Boys"
2. "Ain't Your Right"
3. "24 Hours"
4. "Nobody Asked Me (If I Was Okay)"
5. "I Blame Myself"
6. "Omanko"
7. "You're Not the One"
8. "Heavy Metal Heart"
9. "Kristine"
10. "I Will"
11. "Love in Stereo"
12. "Night Time, My Time"


【レビュー】
女性の新人ヴォーカリストということでLorde と対比されることもあるようです。

が、内面はもちろん知ったことではないのですが、見た目の高さ安さというか、Lorde がまだ神秘的な印象を若干有しているのに対し、意図的とはいえビッチ臭プンプンと、いわば対極に位置する Sky Ferreiraのファースト・フル・アルバム。

まあ、こういう立ち位置の場合、普通に考えれば、Shampoo とか t.A.T.u.的な消費をされて終わる可能性の方が大きいのでしょう。
他方で、ごく稀には P.J.Harvey だったり、もっと言うとMadonna だって、Like A Virgin の頃はかなりのキワモノだったわけで、そんな風にバケる可能性もゼロではなく。

私自身は、個人的にこういうギミックが大好きでして、期待大、うきうきします。

肝心の内容ですが、日本人としては、やはり6に注目せざるを得ず。
まあ、オマンコという言葉の響きが良かったということだとは思いますが、歌詞(参考サイト)を見てみると、オタクを曲解しているんでしょうかね。

アルバム全体としてはまだ荒削りですが、そろそろ、プライベートでもういっちょうかましてくれそうな気がします。
その勢いで、更にイケイケのセカンド・アルバムを聴かせてくれれば言うことなし、であります。


【結論】
★3。
7 のPVもいまいちピンと来ず、もう少し、戦略的にメチャクチャすればいいのにな、とも思います。
ともあれ、もう少し、見守りたいところです。

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Live At The Cellar Door/Neil Young


Live at the Cellar DoorLive at the Cellar Door

Neil Young

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【曲目】
1.TELL ME WHY 2:52
2.ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART 3:14
3.AFTER THE GOLD RUSH 3:48
4.EXPECTING TO FLY 3:22 
5.BAD FOG OF LONELINESS 2:01 
6.OLD MAN 3:41
7.BIRDS 2:19 
8.DON'T LET IT BRING YOU DOWN 2:39
9.SEE THE SKY ABOUT TO RAIN 3:21 
10.CINNAMON GIRL 3:29 
11.I AM A CHILD 2:44
12.DOWN BY THE RIVER 4:25 
13.FLYING ON THE GROUND IS WRONG 7:11


【レビュー】
Neil Young、昨年発売された1970年のライブ。

時期的には、あの名作「After The Gold Rush」の後。
バンド演奏はなく、アコギとピアノのライブ。
そして、この「Cellor Door」は、どうも、200人程度の小さいハコだったとようです。

と、まあ、シチュエーションを聴くだけで勃起モノで、内容も悪いはずはないのであります。

曲目は、「After The Gold Rush」を中心に、Buffalo Springfieldのモノ、Harvest収録の6などで、まあ、文句の付けようがない。
Crazy Horse のバンド演奏ももちろんいいのですが、この人の場合、ワンマンで発信するときの集中力も素晴らしく、本作も、リラックスしている雰囲気がありつつも気が凄まじく、かなり出来の良いライブ盤と言えます。
3にしても10にしても、求心力というか凄みが素晴らしい。

Bob Dylan といい、キャリアが長い人のアーカイブには終わりがないのが悩みの種であり不信感の種にもなるのですが、いいよ、買い続けるよ。
諦めました、はい。


【結論】
★4.5。
もう少し、解説というか、ライブの背景情報をウェブで積極的に(日本語で)開示してくれればなあ、と思います。
あと、個人的には、Pono の特別版で、Neil Young のアーカイブが入ったプレーヤーを売り出してくれたら、速攻で買い。

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genre : 音楽

First Suicide Note/No Lie-Sense


First Suicide NoteFirst Suicide Note

No Lie-Sense、鈴木慶一 他

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【曲目】
1. けっけらけ
2. 僕らはみんな意味がない
3. 嘘つきぶっく
4. だるい人
5. 鉄道少年
6. MASAKERU
7. 反転せよ/火事
8. DEAD OR ALIVE(FINE, FINE)
9. イート・チョコレート・イート
10. 大通りはメインストリート



【レビュー】
ケラさんと、元ムーンライダーズの鈴木慶一の新しいユニット、No Lie-Sense(FBページ)。

1曲目から「ああ、ケラさんだな」という、相変わらず良く分かんないコラージュと独特の歌詞。
クリエイティブかというとそういう気もしないのですが、有頂天のカバーの2も、原曲を相当解体してしまっているし、最後まで、超絶にへっぽこなポップ。
1枚通して聴くと、脱力して疲れてしまうという、ある意味恐ろしい作品です。
ムーンライダーズはあまり知らないので何とも言えないのですが、ケラさんは健在、ということでしょう。

もう少し、バンドの音を前に出したら面白いんだけどな、と思いますが、それだとモロ有頂天になってしまい、ケラさんが嫌がるかな。

若干渋谷的なくくりに入っていたロンバケよりは、すっと入りやすいかもしれません。
まあ、それでも相当聴き手を選ぶ作品ではありますが。


【結論】
★3.5。
何度も聴き込む感じじゃないですけど、いい作品でした。
ジャケ含め、こういうとことん勝手な人を不良中年と言うのであり、是非目指したいところです。

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矢野顕子、忌野清志郎を歌う


矢野顕子、忌野清志郎を歌う矢野顕子、忌野清志郎を歌う

矢野顕子

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【曲目】
1. 500マイル
2. 毎日がブランニューデイ
3. デイ・ドリーム・ビリーバー
4. 誇り高く生きよう
5. 雑踏
6. 多摩蘭坂
7. 胸が張り裂けそう
8. 約束
9. 恩赦
10. セラピー
11. ひとつだけ(矢野顕子 with 忌野清志郎)



【レビュー】
いや、昔から、この人は苦手で、声も、ビジュアルも、どうしても入り込めず、だったのです。
プチ・ヒット曲の「春咲小紅」もダメだったし、名盤と言われるアルバムも、結構無理して聴いたのですが全部ダメ。

でも、清志郎なら。

と考えて購入したのですが、もう、どーしても、どーしてもダメでした。
変なウィスパー・ヴォイス、珍妙なアレンジ。
清志郎をバカにしてんのか、と全部悪意に捉えてしまう、まさに生理的にダメ。

選曲は相当ハイセンスなのに、もう、残念で。
矢野さんが残念なのか、自分が残念なのかも分からずですが、これにておしまい。



【結論】
★0。
この曲順で、原曲をセットしたらかなり素晴らしかったです、ハイ。

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Black Panties/R.Kelly


Black Panties -Deluxe-Black Panties -Deluxe-

R. Kelly

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【曲目】
1. Legs Shakin'
2. Cookie
3. Throw This Money On You
4. Prelude
5. Marry The P***y
6. You Deserve Better
7. Genius
8. All The Way
9. My Story
10. Right Back
11. Spend That
12. Crazy Sex
13. Shut Up
14. Tear It Up
15. Show Ya P***y
16. Physical
17. Every Position



【レビュー】
R.Kelly、本日時点で48歳。
いわゆる素敵なR&Bシンガーとして、日本でも相当に著名、人気のお方です。
他方でエロ路線に暴走することも多く、その度に揶揄だったり喝采だったりを浴びておられるのですが、今作は、ナイスなことにそちらの方面でした。

で、さすがに凄い、これは。
タイトルからして、「Marry The Pussy」「Show Ya Pussy」のコーマン・シリーズ。
コーマンと結婚してどうなるのか非常に悩みますし、見せられるだけでいいのか、という疑問がございますが、そんなのは女性に飢えた凡人の戯れ言なのでしょう。

そして、この路線の極北とも言えるのが2。
オレオをコーマンに見立てたリリックで、本当の訴訟にならないのか、聞いていてこっちが心配になるレベル。
ちなみにPVでも、クッキーらしきものを持ったりもしており、まあ、黒人のコーマンは見た目そんな感じなのかもしれませんが、ハイセンスにもほどがあります。

私個人の英語力の限界があり、リリックも咀嚼しきれていないのですが、結論として最高と言わざるを得ません。
「こんな感じで老いたい」のロールモデルであります。



【結論】
★4.5。
この年で、本当にあっぱれであります。脱帽。

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Matangi/M.I.A.


MatangiMatangi

M.I.A.

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【曲目】
1. "Karmageddon"
2. "MATANGI"
3. "Only 1 U"
4. "Warriors"
5. "Come Walk with Me"
6. "aTENTion"
7. "Exodus" (featuring The Weeknd)
8. "Bad Girls"
9. "Boom Skit"
10. "Double Bubble Trouble"
11. "Y.A.L.A."
12. "Bring the Noize"
13. "Lights"
14. "Know It Ain't Right"
15. "Sexodus" (featuring The Weeknd)



【レビュー】
M.I.A.。
Missing In Action の頭文字。
父親は左翼ゲリラ、スリランカ系。
2012年のスーパーボウルでファック・ユー。

前回のLorde とは真逆に、不必要にスキャンダラスを身にまとう、M.I.A.。

そんなアイコンになってしまっており、故に反体制的、パンク的なリリック、音を要求されてしまっている面があるので、本人はやりづらいだろうな、と思っていたところに、久々に本作が発表されました。

今までよりもかなりオリエンタルに寄った音で、音数は少なめ。
その分凄みが出ている、とまでは言えませんが、何度も聞いていると、ドラッギー+宗教的というか、独特の世界観に引き込まれる感じがあり、癖になります。

また、12のPVは、もう何が何だか分からんというのが正直なところでしたが、この12とか11とか、シングルカットされた曲は良い出来だと思います。



【結論】
何だかんだで楽しめました。★4。
もう少しセルアウトしてくれるとな、とちょっと思いますが、ともあれ、スキャンダルに押しつぶされず、傲慢に進んで行って欲しいものです。

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Pure Heroine/Lorde


Pure HeroinePure Heroine

Lorde

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【曲目】
1. Tennis Court
2. 400 Lux
3. Royals
4. Ribs
5. Buzzcut Season
6. Team
7. Glory And Gore
8. Still Sane
9. White Teeth Teens
10. A World Alone


【レビュー】
3 が売れに売れて、グラミーの「Song Of The Year」に輝いたLorde のファーストアルバムです。

3は確かに耳に残るし、昨年を代表するヒット曲かと思います。単純に、いいポップ・ソング。
ただ、個人的には他がちょっと単調で。
未だにAdele にピンと来ないのと同じで、私の好みなんでしょうけど、結局「Royals」のアルバム、といったところから抜け出せない印象です。

セカンドあたりで印象が変わればいいな、と思いつつ。
いい声ですし、曲も悪くはないんですが。

そのためには、もう少しパーソナリティーの情報が欲しいところで、ニュージーランド出身、17歳,才能があって優秀、というだけでは弱い。
「羊を一人でさばけます」とか、「ライブでは常にローターを仕込んでいます」とか、何か、グッとくるネタが欲しいところであります。


【結論】
★3。
ちなみに、ジャケットは上記の外国盤の方がいいと思います。
日本盤のジャケは、どう見ても25歳くらい。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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