BIZARRE CARNIVAL/Glim Spanky





【曲目】
1. THE WALL
2. BIZARRE CARNIVAL
3. The Trip
4. 吹き抜く風のように
5. Velvet Theater
6. END ROLL
7. Sonntag
8. ビートニクス
9. 美しい棘
10. 白昼夢
11. アイスタンドアローン



【レビュー】
あれよあれよと、5月にはワンマンで武道館までのし上がった Glim Spanky。

こんなギター・ロックが駆け抜けるさまを見るという機会はそうそう無くって、驚きでもあるし、痛快でもあります。

前作のミニ・アルバム「I Stand Alone」を受けたフル・アルバムで、レミのヴォーカルをフィーチャーしたテイストは基本的には変わっておりません。
が、フル・アルバムで通して聴くと、亀本氏のギターが相当幅広く、屋台骨であることがより分かります。
Jack White っぽくもあり、Tom Verlaine っぽくもあり、ブルージーでもあり、70年代ロックっぽくもあり、なギター。

特に、ある意味どストレートでノイジーな1から、メロな2への流れなんて、素晴らしいです。

ラストの11まで、疾走、というのがまさに当てはまる作品。
43分程度というレングスも含め、ほぼ完璧なパッケージであります。


【結論】
★5。
久々に来ているグループです。
何より、普通に売れているのが素晴らしい。
言うてもまだまだ一本調子ではあるけど、もう少しレミのヴォーカルにバリエーションが出て来たら、本当のドメジャーになるでしょう。

ただ、オフィシャル・ファン・サイト、月々432円はさすがに高い。
これは見る気起きない。せめて、一部は無料公開を切に望みます。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

アイハベル/Kiroro




【曲目】
1 アニバーサリー
2 あなたに会えなくなって
3 ブランコ
4 ラララ
5 無敵なBig Smile
6 Let's Go Together
7 ルルリラ
8 鳥かご
9 ヒカリ
10 OK OK
11 ずっとこれからも
12 花は咲く


【レビュー】
日曜日は外出しにくい環境のため泣く泣く諦めたのですが(5月27日・東京国際フォーラム)、全国ツアー中のKiroro。
先行して、年明けに発売していたのが本作です。

しばらく発売に気づかなかったくらい地味な感じだったのですが、内容は、素晴らしいです。

元々、瞬発力はあれど、才能が湧き出るタイプのグループではなく、だからこそ結構な長い期間活動を停止していたわけです。
本作も、悪く言えばかつてのKiroro節をなぞっているというか、枠をはみ出ない感は否めません。

とはいえ、声の衰えも相当カバーしてきているし、曲が作れないだとか、諸々乗り越えてよう作ってくれた、という念が強くて、多少の欠点は吹っ飛んでしまいます。
頭に中心曲を持ってくるスタイルは変わらずで、往年のKiroro 復活にふさわしい1、美しい声に魅了される3、ちと滑ったロック・テイストの4と、聴いていて飽きない作品に仕上がっています。

ただ、このセンスのなさもKiroroっぽい、とは思いますが、ラストで「花は咲く」のカバーを持ってくるのは流石にどうかと。
もう1枚くらいはアルバム作れると期待して、次は、オープニングからラストまでオリジナルで埋めていただきたい、と期待しております。



【結論】
★4.5。
減点はラストの選曲の分ですね。
インタビューはこちら
ビジュアルは、だいぶ垢抜けたようで一安心。

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genre : 音楽

Masseduction/St.Viincent




【曲目】
1. HANG ON ME
2. PILLS
3. MASSEDUCTION
4. SUGARBOY
5. LOS AGELESS
6. HAPPY BIRTHDAY, JOHNNY
7. SAVIOR
8. NEW YORK
9. FEAR THE FUTURE
10. YOUNG LOVER
11. DANCING WITH A GHOST
12. SLOW DISCO
13. SMOKING SECTION
14.政権腐敗(POWER CORRUPUS)



【レビュー】
Amazon Music は対応していないようで、リンク先はパッケージ。

私は、実はこの人のことをほとんど知らないのです。
デビュー・アルバムが2007年ということで、実は活動歴も長いのですが、存在を認識したのは本作が最初。
それも、評価が高いみたいだな、と思いつつも放置していて、アルバムを耳にしたのは2017年も暖かくなってから。

肝心の作品ですが、かなり捻れたポップで、何とも評価し難いというか訳わかんないというのが正直なところで、言葉が追いついていかない。
いい意味で、傷として耳に残る作品です。

概要がわかるためには、まずはPVで、こちらが先行シングルの8。


次に、少しダラダラしていますが、こちらのサイトがインタビュー含んで詳しいです。

非常に濃密なポップで、ヴォーカルも佇まいもカッコよく、いい作品です。

いい作品なんですが、問題は3で、「セイケンノフハイ」という日本語で始まります。
しかも、14は、それのリミックスというか、延々と「セイケンノフハイ」が続く(タイトル表記は、日本版のapple music にしたがっています。)。

我々世代は、突如として日本語が入ってくると、どうしても「戦争のうた」が頭に浮かんでしまい、非常に大きな混乱を呼び起こすのです。
これ、アーチストには何の責任もないんですが、非常に苦しいマイナス点であります。




【結論】
★4。
先にも書いたように、聴き手に引っかかりを残す作品です。
8、5、12のアコギ弾き語りも goodでした。

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On Air/The Rolling Stones




【曲目】
Disc1
1. Come On
2. (I Can't Get No) Satisfaction
3. Roll Over Beethoven
4. The Spider And The Fly
5. Cops And Robbers
6. It's All Over Now
7. Route 66
8. Memphis, Tennessee
9. Down The Road Apiece
10. The Last Time
11. Cry To Me
12. Mercy, Mercy
13. Oh! Baby (We Got A Good Thing Goin’)
14. Around And Around
15. Hi Heel Sneakers
16. Fannie Mae
17. You Better Move On
18. Mona
Disc2
1. I Wanna Be Your Man
2. Carol
3. I'm Moving On
4. If You Need Me
5. Walking The Dog
6. Confessin' The Blues
7. Everybody Needs Somebody To Love
8. Little By Little
9. Ain't That Loving You Baby
10. Beautiful Delilah
11. Crackin' Up
12. I Can't Be Satisfied
13. I Just Want To Make Love To You
14. 2120 South Michigan Avenue



【レビュー】
前回に続いて、昨年発表されたライブ盤を。
1963年から65年、BBCのスタジオ・ライブです。

まあ、時期としてはStones が羽ばたいて行くあたりで、貴重な音源であることは間違いないのでしょう。
ただ、言うてもスタジオ・ライブですし、特に、本作は、スタジオ盤を超えるような凄みがほとんど感じられません。
軽いインタビュー後に歌った、みたいな、ザ・ベストテン的な絵が浮かんでしまいます。

聴きどころとしては、Disc1の3、15といった未発表カヴァー曲でしょうか。
とはいえ熱を感じる内容でもなく、「正規盤のDisc2:未発表ライブ」みたいな、付録としての価値を超えるものではないと思われます。



【結論】
★2。
Brianがバリバリの時代、という付加価値に免じて、です。

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genre : 音楽

KAWAII BUBBLY LOVELY/Elle Teresa




【曲目】
1 Kawaii Bubbly Lovely [Explicit]
2 Brand New Phone [Explicit]
3 I Don't Know [Explicit]
4 Hello Kitty (feat. Yuskey Carter) [Explicit]
5 My Shoes [Explicit]
6 ZOMBITCH (feat. Bali Baby) [Explicit]
7 Astroberry Shake (feat. Yuskey Carter) [Explicit]
8 Purin [Explicit]
9 Kawaii Doll (feat. RHYME) [Explicit]
10 YMIL [Explicit]



【レビュー】
つい2ヶ月ほど前にミニ・アルバムをレビューした Elle Teresa がフル・アルバムを発売。

前回は、ギャルっぽさが強すぎて受け入れられない、みたいなレビューをしたのですが。

正直、随分、印象が変わりました。
舌ったらずなフロウや過剰なビッチキャラは相変わらず鼻につくものの、曲としての吸引力が格段にあがった気がします。
あるいは、こちらの耳が追いついたのか。
アルバムとしてのトータルな雰囲気も固まっており、作品としての力が強くて、自分の好みでない点も全部吹っ飛ばされる感じです。
10年代のヒップホップの一つの座標にすらなるのではないでしょうか。

トラックとしては、個人的な好みは2、6あたり。
名作でした。



【結論】
★4.5。
評価、手のひら返し。
こちらの、渡辺志保さんのインタビューも、バカっぽすぎ・ギャルすぎて脱力ですが、一見の価値ありです。短いし。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Boarding House Reach/Jack White




【曲目】
1 Connected By Love
2 Why Walk a Dog?
3 Corporation
4 Abulia and Akrasia
5 Hypermisophoniac
6 Ice Station Zebra
7 Over and Over and Over
8 Everything You've Ever Learned
9 Respect Commander
10 Ezmerelda Steals the Show
11 Get In the Mind Shaft
12 What's Done is Done
13 Humoresque

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Awaken,My Love!/Childish Gambino




【曲目】
1 Me and Your Mama
2 Have Some Love
3 Boogieman
4 Zombies
5 Riot
6 Redbone
7 California
8 Terrified
9 Baby Boy
10 The Night Me and Your Mama Met
11 Stand Tall [Explicit]


【レビュー】
グラミー賞、最優秀アルバムにノミネートされた、Childish Gambino の3枚目。
Questlove大絶賛というアルバム。

2016〜7年というこの時代に、若干軽快さを感じますが、ほとんどFunkadelic のような古典的なファンクが炸裂。
こんなの売れんだ、という驚きもあり、また、ファンクが結構好きな自分としては嬉しい限りです。

作品の内容としては、やはりファンクなので体で聴くという感じなのですが、この人が何者かというと、Donald Gloverというのが本名で、もともとは俳優みたいですね。
俳優兼ミュージシャン、ピエール瀧とはだいぶ違うようですが、両者とも楽しそうな雰囲気の面構えで、羨ましい限りです。

これは、今後も期待大です。



【結論】
★4.5。
グラミーノミネートまでは全く知らず、思わぬ掘り出し物でした。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Superorganism/Superorganism





【曲目】
1 It’s All Good
2 Everybody Wants To Be Famous
3 Nobody Cares
4 Reflections On The Screen
5 Sprorgnsm
6 Something For Your M.I.N.D.
7 Nai’s March
8 The Prawn Song
9 Relax
10 Night Time



【レビュー】
ヴォーカルのORNOが日本人だとか、Frank Ocean が注目だとかで、何かと話題だったSuperorganism、ファーストアルバム。

何というか、捉えどころがないポップ・アルバムです。
ギターが前に出たりサイケ感が満載の曲もあったり。メンバーも誰が中核なんだか、バックダンサー的な良く分からんメンバーもいる。

でも、かなりの中毒性があることは確か。
シングルとなった1、日本のJRの効果音を用いた7、あくびで終わるラスト10、訳が分からんままラストまで突っ走りもう一度聴き直す、というパターンです。

インタビューはこちら
Orno 以外のメンバーの顔がまだ見えないのですが、メンバー間の繋がりも弱そうなので、とにかく空中分解しないように祈ってやまないところです。

なお、パッケージと曲順が違うようで、これも訳が分からん。


【結論】
★4。
随分前から話題になっていたみたいで、今更ですが、これは、伸びる。
ごった煮感や、微妙なサイケの混じり具合など、20年ほど前の Gorky's Zygotic Mynci を思い出させます。誰も覚えてないと思いますが、こちらもなかなかいいアルバムでした。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Pink Trap/Elle Teresa





【曲目】
1 L TRAP [Explicit]
2 KACKY (feat. ゆるふわギャング & Yuskey Carter) [Explicit]
3 Dancing Everybody [Explicit]
4 Come On [Explicit]
5 Make Up [Explicit]
6 FUCK MORNING [Explicit]



【レビュー】
こちらの記事がきっかけで、手を伸ばしてみました。

今、最も注目されているフィメール・ラッパーでしょう。

スキル的な意味では十分いけるんでしょうし、声も特徴的で力強い。
が、個人的にはちょっと入れない感じで。
リリックが、私が嫌いな感じのパーティー感が強すぎる、ヴィジュアルのギャル色が強すぎる、あんまり女性として自立している感がしない、というキャラの問題などが理由でしょうかね。

初期ヒップホップによく見られた、過度なゴールドネックレスと女性をはべらせるメンタリティにどうしてもついていけなかった感覚と似た拒絶感が働きます。
お笑いでいうとことの、理屈上は面白くても感覚的に引いてしまう、そんな感じなので、パス。


【結論】
★1.5。
こういう感覚的なモノは年月を経て結構薄まったりもします。
1~2年後、残っていたら、もう一度チャレンジですね。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Ctrl/Sza




【曲目】
1. Supermodel
2. Love Galore
3. Doves In The Wind
4. Drew Barrymore
5. Prom
6. The Weekend
7. Go Gina
8. Garden (Say It Like Dat)
9. Broken Clocks
10. Anything
11. Wavy (Interlude)
12. Normal Girl
13. Pretty Little Birds
14. 20 Something



【レビュー】
グラミーは惜しくも逃しましたが、最優秀新人賞など諸々ノミネートされていたSZAのファースト・アルバム(最優秀新人賞はAlessia Cara。まだ聴いたこと無いです。)。
Kendrick Lamar と同じTDEレーベルに所属しているとのことです。

アルバムは良質。
飽きないし、声も微妙に舌ったらずでありながら通りが良く、聴いていて心地がいいです。
安定感も抜群で、1990年生まれと結構歳を重ねていることも関係しているかもしれません。

オープニングの1から4あたりの流れなんかは、抜群で、特に4はエロさも含めて名曲。
ここから、更に耳を引く作品に成長していくか、が肝なのだろうと思います。

4のPVにはドリュー・バルモア本人が出演。






【結論】
★4。
これは、いい作品で、聴き逃していましたが、グラミー・ノミネートが気づかせてくれました。
サンキュー、グラミー。
なお、こちらの記事によれば90キロくらいあった時期があったとのこと。
確かに4のPVも、妙にジャンクな食べ物が出ている感があり。太ったR&B歌手はビジュアル的に大好きなので、もう少しリバウンドしていただきたいとも思います。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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