カラフルメリイが降った街/有頂天




【曲目】
1. ニュース
2. アローン・アゲイン
3. 1990年のカラフルメリィ
4. 最悪の接触[ワースト・コンタクト]
5. デイアフターズ・アフター[居眠り姫,レミニッセンスをキカイにたたきこむ]
6. SHEEL SHOCK
7. EVERYDAY BIRTHDAY’S TRIP
8. TOKYO FUCK ELEPHANTS
9. ダイヤル0[ゼロ]
10. 有頂天のドレミの唄
11. SUPER■■■■■■R&R SHOW
12. なんでもない街[居眠り姫バラバラ事件]
13. それでも地球は曲がっている。
14. 2090年のクーデターテープ
15. いつもの軽い致命傷の朝
16. HAPPY SLEEP



【レビュー】
12月12日、新宿ロフトで、シンセサイザーズ&有頂天のライブがあり、足を運んで参りました。
有頂天のセットリストはこちら。

そしてセットリスト1 アローン・アゲイン2 猫が歌う希望3 進化論4 シュルシュルシュール5 みつけ鳥6 ダイヤル07 新曲18 新曲29 べにくじら10 東京キリン駅11 ルール12 一週間13 心の旅14 Happy Sleepen Bye-Bye ホワイトソング

Posted by 有頂天 on 2015年12月13日


ということで、オープニングを飾った「アローン・アゲイン」が入っている本作をレビューします。

EMIに移籍して最初のアルバムで、この頃になると、初期のイカレポンチ具合は一見薄くなり、まともなニューウェイブバンド色が強くなってきています。
しかし皮一枚剥けば、ケラという人はブレずに独特でして、アッチに持っていかれそうになるというか、ある意味非常にドラッギー。

当の2にしても、ギルバート・オザリバンの原曲は崩しまくってるのはもちろんのこと、歌詞の意味不明度は純化しており、まともに追っていくと疲弊して崩れてしまいます。
同じくカヴァー(?)の10も、もう、何が何だか。

でも、それがとんでもない中毒性を持っているのも確かで、だからこそ、今でも再結成が十分ビジネスになっているわけです。

本作は、ディグコグラフィーの中では比較的地味ですが、ケラの狂気がよくかいま見える作品であります。



【結論】
★4。
ライブは、本当に、これまでの人生でもベスト級でした。
ケラ、体重は2倍、サービス精神2倍、セットリストも絶妙で、今後、可能な限り追っていきたいと思っております。
スポンサーサイト

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Graffiti Bridge/Prince




【曲目】
1. Can't Stop This Feeling I Got
2. New Power Generation
3. Release It
4. The Question Of U
5. Elephants & Flowers
6. Round & Round
7. We Can Funk
8. Joy In Repetition
9. Love Machine
10. Tick, Tick, Bang
11. Shake!
12. Thieves In The Temple
13. The Latest Fashion
14. Melody Cool
15. Still Would Stand All Time
16. Graffiti Bridge
17. New Power Generation (Pt II)



【レビュー】
前回、Prince の新作を取り上げてみましたが、矜持、西寺郷太氏の「プリンス論」なんて本が出ており、非常に楽しく読みました。
80年代や、ごく最近だけでなく、満遍なくディスコグラフィをさらっているのが嬉しいところです。

ということで、これを機に90年代のPrince を振り返ってみたいと思います。

「Batman」は超売れ線に意図的にコミットした企画モノとしてスルーするとして、その前が、世紀の変態アルバムの「Lovesexy」。
もう、この人はどこに向かっていくんだろう、と期待と不安(期待が9割)が入り混じっていたところにドロップされたのが本作品。

で・・。
私は、この作品から、少しずつPrince から距離を取ることになります。
いや、もともと大好きだったので、それでも新作は必ず発売日に聴くくらいではあるのですが、もう、一日中聴いていたい、という状態からは外れていきます。

まず、とにかく長い。ダレる。
曲のクオリティも、差が大きくなってきて、オープニングの1から4あたりまでは、相当いい感じなのですが、途中はダラッとしてる感が否めません。
George Clinton とのコラボの7、Elisa のヴォーカルが耳に引っかかる9、ラス前の16なんかは今でもいい曲だと思うのですが、それらにたどり着くまでが平板で、思考が止まってしまいます。

当時は、Revolution の存在が大きかったのかな、と思いましたが、要はさすがにオーバーワークで、曲のクオリティ等について訳が分からなくなっていたのかもしれません。

個人的には、Prince ファンとして冷静になるきっかけとなってしまった本作。
というわけで、しばらく、暗黒の90年代Prince を探っていきたいと思います。



【結論】
★2.5。
残念ながら、今となってもほとんど聴かない作品の一つであります。
本当に、悪くないんですけど、いかんせん冗長であります。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Songs For Drella/Lou Reed


Songs for DrellaSongs for Drella

Reed、Cale 他

商品詳細を見る



【曲目】
1. Smalltown 2:03
2. Open House 4:17
3. Style It Takes 2:54
4. Work 2:37
5. Trouble With Classicists 3:41
6. Starlight 3:28
7. Faces And Names 4:12
8. Images 3:30
9. Slip Away (A Warning) 3:05
10. It Wasn't Me 3:30
11. I Believe 3:18
12. Nobody But You 3:45
13. A Dream 6:33
14. Forever Changed 4:51
15. Hello It's Me  3:04



【レビュー】
年が明けましたが、もう一枚だけ、Lou Reed で。

1987年に、Andy Warhol が死亡しまして、本作はその追悼盤。
今更Andy を追悼するんだ、ということにも驚きましたが、もっとびっくりしたのが、John Cale との共演、更には、その濃い内容。

ピアノを中心とした超シンプルな演奏に、単調なヴォーカル。
リリックは、Andy を偲ぶ内容が中心ですが、聴き応えたっぷり、詩人Lou Reed の才能爆発。
ラストの「goodnight Andy」の囁きには、もう、ゲイがどうだこうだという次元ではなく、涙と悶絶必至であります。

発売当時は実は大して期待はせず、Lou Reed の名前で買った記憶があるのですが、もう、大当たり。
音楽の進化は止まっているみたいな話は良く出ますが、これだけシンプルな内容でも、すごい作品が出来るではないか、と一人で興奮していたのを思い出します。

このあと、Velvets 再結成がなされるのですが、案の定長続きしなかったのも、この人たちらしいですね。


【結論】
★5。
死亡の便乗商売でも何でもいいから、当時のライブ映像、音源を、可能な限り大量に放出して欲しいです。
頼んます、ホントに。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm/A Tribe Called Quest


People's Instinctive Travels and the Paths of RhythmPeople's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm

Tribe Called Quest

商品詳細を見る



【曲目】
1. Push It Along
2. Luck Of Lucien
3. After Hours
4. Footprints
5. I Left My Wallet In El Segundo
6. Public Enemy
7. Bonita Applebum
8. Can I Kick It?
9. Youthful Expression
10. Rhythm (Devoted To The Art Of Moving Butts)
11. Mr. Muhammad
12. Ham 'N' Eggs
13. Go Ahead In The Rain
14. Description Of A Fool


【レビュー】
何の気なしに、ATCQのドキュメンタリー映画、「Beats,Rhymes&Life」を見ました。

その流れで、恐らくは10年以上ぶりに本作を拝聴。

1990年という時期は、Hiphop も非常に多様化してきており、オールドスクールのDe La Soul だったり、ポリティカルでロック寄りなPublic Enemy だったり、ジャジーでダルいATCQだったりと(以上、かなりステレオタイプな区分ですが、ご容赦を。)、「ああ、このジャンル、これからも伸びてくんだな」と実感したものです。

ロック色が強かった自分なのですが、当時、最初に耳にしたのが「Walk On The Wild Side」という大ネタを使った8。
さすがに雑じゃないか、と苦笑した反面、ああ、こういうネタ探しって楽しそうだな、と、自由な空気にうらやましくなったのを記憶しております。

「Pussy」の空耳をしていた1、エロ気な7など、内容も盛りだくさんで、素晴らしく楽しげな作品であります。
ジャケ含め、90年代初頭を代表する1枚でしょう。


【結論】
★4.5。
BPMとか詳しい事は分からないのですが、本作を通じて、絶妙なテンポだと思います。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

生活/エレファントカシマシ


生活生活

エレファントカシマシ

商品詳細を見る



【曲目】
1. 男は行く
2. 凡人~散歩き
3. トゥー・ファイン・ライフ
4. 偶成
5. 遁生
6. 月の夜
7. 晩秋の一夜


【レビュー】
1990年、4枚目。

ポップで狂っているという絶妙なバランスを保っていたエレカシですが、本作で、方向性に変化が出始めます。
詩的というか、言葉選びに磨きがかかったというか、和服が似合うというか。
逆に、リスナーにすり寄る面はほとんどなくなり、独自路線の極みです。

よく、エレカシは「孤高」と言われますし、自身でもその言われ方は気に入っているようなのですが、本作こそが孤高の頂点ではないかと思われます。

そもそも、タイトル自体おかしいわけで、「男は行く」「偶成」「遁生」。
本来の意味も良く分からない単語。
宮本の叫びも、ハードというより、ホンモノ、おっかない意味での狂気の域に入っています。

聴き手を選ぶ作品ではありますが、エレカシの一面を覗く意味では必聴かと思われます。



【結論】
★5。
この次の「5」とともに、「エレカシ先鋭時代」の作品として貴重であります。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Pills'n Thrills & Bellyaches/Happy Mondays


Pills Thrills & BellyachesPills Thrills & Bellyaches

Happy Mondays

商品詳細を見る



【曲目】

1. Kinky Afro
2. God's Cop
3. Donovan
4. Grandbag's Funeral
5. Loose Fit
6. Dennis And Lois
7. Bob's Yer Uncle
8. Step On
9. Holiday
10. Harmony


【レビュー】
Black Grape の前身、Happy Mondays。
レイヴ・シーンとも相俟って、マンチェスターが盛り上がっていた時期に出て来たバンドです。

まあ、あんまり音楽的引き出しが多いわけではないのですが、本作は、その引き出しを全開にしており、バリエーションも富んだ良作でしょう。
シングルにもなった1、5をはじめ、なかなかいい曲が揃っています。

加えて、素面ではないリズム、ダルいヴォーカル。
明らかに前科がある面構え。
何よりも、イギリスでサッカー場に行くのは止めよう、と決断させるだけの不良的雰囲気と、相反するかのようなShoan の可愛らしさ。

これらの要素ゆえ、時代の徒花的なキャラのような捉え方をされることが非常に多いわけです。
そのため、 Black Grape ほどではないにしても、今となってはあまり顧みられないバンドとなってしまっているのですが、逆に、こういった雰囲気込みで味わっていただきたいバンドであり、作品であります。


【結論】
★4。
90年代を語るには必須でしょう。
再結成があまり盛り上がらなかった悲しさも、このバンドにはお似合いかもしれません。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

上々颱風/上々颱風

上々颱風上々颱風

上々颱風

商品詳細を見る



【曲目】
1. 上々颱風のテーマ
2. 流れのままに
3. 海の道
4. 仏の顔もイッツ・オール・ライト
5. 踊りゃんせ
6. 舟を出そうよ
7. しぶ茶でチャ・チャ・チャ
8. 春風は河を渡る
9. ハイ・ハイ・ハイ
10. エンド・テーマ


【レビュー】
上々颱風というバンドというか、グループというか、世間的に、どの程度認知されているのでしょうか。

近年、沖縄モノの音楽も脚光を浴びているのですが、沖縄音楽を全国区にした先駆者の1つであるこのグループがいまいち無視されているのが残念です。

デビューは古く、実は1980年。
ライブ活動中心のグループで、西成だったり、花園神社だったり、かなり腹の座った場所でもライブをしているのが特徴的です(→ Wikipedia)。
記憶は定かではないのですが、確か、フランス等ヨーロッパでもライブをやったことがあるはずです。


本アルバムは、メジャーのデビューアルバム。

CMにも使われた2が有名ですが、その他、高田純次的な歌詞が衝撃的な4、ヴォーカルが美しく、思わず聴き入ってしまう8あたりが聴きものでしょうか。


必要以上に前向きな歌詞だったり、微妙に左翼的なスタンスがウザったいときもありますが、4の歌詞のとおり、「小っちゃいこと小っちゃいこと気にしない」で、是非聴いていただきたい作品です。



【結論】
かなり主観が入っていますが、★5です。
たぶん、500円くらいで売っているところもあると思いますので、買い、です。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Pills'n' Thrills And Berryaches/Happy Mondays

Pills 'n' Thrills and BellyachesPills 'n' Thrills and Bellyaches

Happy Mondays

商品詳細を見る



【曲目】
1. Kinky Afro
2. God's Cop
3. Donovan
4. Grandbag's Funeral
5. Loose Fit
6. Dennis and Lois
7. Bob's Yer Uncle
8. Step On
9. Holiday
10. Harmony


【レビュー】
その昔、Manchesterで、エクスタシーを喰って踊るというレイヴ・シーン(のようなもの)があり、その中心にいたのがHappy Mondaysです。

メンバーがまず異様であり、フロントマンでありヴォーカルのShaun Ryderは、当然前科ありありで、自身のドラッグ問題によりこのバンドも壊してしまいます。
もっと意味不明なメンバーがBezで、楽器は弾かず、マラカスを振って踊っているだけ。
ギャラの配分がどうなっていたのか、非常に気になるところです。

音楽的には、一言で言うと気だるい感じで、私自身は非常に好きだったのですが、イギリスのクラブシーンにフィットしていないと、真のところは理解できなかったのかな、とも思います。もっと言うと、キメていないと分からない部分があるような気がする、という感じです。
ちょうどこのアルバム発売の翌年にロンドンまで旅行し、ついでにManchesterまで、と思っていたものの、金が尽きて泣き泣き帰国した、という苦い経験を思い出します。

結構日本でも人気があったバンドだったという記憶なのですが、おそらくは、何というか、東京で言うと、足立区や江戸川区のとある地域でたむろしているダメ人間の集まりのような雰囲気があったためだと思います。
怖いといえば怖いのですが、不思議と愛嬌があり、要はヤンキー色っぽく、親しみがわいたのではないのでしょうか。

そうやって考えると、Shaunも、エクスタシーという、当時では最先端のドラッグを使用していたはずなのですが、シンナー缶をくわえていた方がずっとしっくりきたかもしれません。


【結論】
受け入れない人には聴き難いアルバムだとは思うのですが、個人的思い入れが強いので、★4です。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
GOOD BLOGS
QRコード
QRコード