Neue Musik/松任谷由実
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【曲目】
Disc1
1. 守ってあげたい
2. 恋人がサンタクロース
3. BLIZZARD
4. サーフ天国,スキー天国
5. ダイアモンドダストが消えぬまに
6. きみなき世界
7. SWEET DREAMS
8. ノーサイド
9. 時をかける少女
10. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ
11. Valentine’s RADIO
12. 青春のリグレット
13. Hello, my friend
14. DESTINY
15. 埠頭を渡る風
Disc2
1. リフレインが叫んでる
2. 最後の嘘
3. 真珠のピアス
4. DANG DANG
5. 青いエアメイル
6. VOYAGER~日付のない墓標
7. 春よ,来い
8. ANNIVERSARY
9. 輪舞曲(ロンド)
10. DOWNTOWN BOY
11. シンデレラ エクスプレス
12. カンナ8号線
13. 真夏の夜の夢
14. groove in retro
15. 愛は…I can`t wait for you, anymore
【レビュー】
何でいまさら、ということなのですが、発端は、ブックオフで見つけたこんな本を読んだことです。
![]() | ユーミンの罪 (講談社現代新書) 酒井 順子 商品詳細を見る |
書籍の内容は、自身の青春とユーミンの関係をシニカルに考察するという、相変わらずの酒井節、だったのですが、私と彼女は3歳か4歳くらいしか違わず、見てきた周辺の風景にも既視感があります。
で、すーっかり忘れていたのですが、確かに、80年代のユーミンの存在感は圧倒的でした。
私なんぞは、バブルな雰囲気を公然と出すのがイヤでイヤでしょうがなかったのですが、それでも、結構な数の曲が強制的に刷り込まれていったわけです。
当時は、ヒット曲というもの自体少なく、街中でガンガンかけられて、強制的に記憶させられたということなのでしょう。
本作は、私が唯一所持しているユーミン作品(ベスト盤)ですが、相当な割合の曲が、サビ部分を今でも口ずさめるという恐ろしさ。
子連れでスキーに行っても、ゲレンデでⅠ-2、Ⅰ-4がかかったら、反射的にリズムを取ってしまうでしょう。というか、私と同世代の人間はほとんどそのはず。
という圧力感の強さを経験した世代にとって、今のダメっぷりはやはり寂しいものがあります。
このまま引退しそうな雰囲気もありますが、寂聴的なめんどくさい婆さんになったユーミンも、少し見てみたいものです。
【結論】
★3。
買う必要はない。
買う必要はないが、でも、自動車にあるといざというとき(?)に嬉しい、という作品です。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽
長い間~キロロの森~/Kiroro
![]() | 長い間~Kiroroの森~ Kiroro 商品詳細を見る |
【曲目】
1. 長い間
2. すてきだね
3. 未来へ
4. 恋に恋して
5. 逃がさないで
6. いつから
7. 3人の写真
8. ラン ラン ラン
9. 白い靴下
10. 僕らはヒーロー
【レビュー】
先週、沖縄に旅行に行っておりました。
東京モノは、過度に沖縄を神聖視する傾向があり、それはそれでいかがなものかと思うのですが、何かと惹き付けられてしまうのも確かであり、それは音楽もしかり。
で、Kiroro であります。
本作は1998年のデビューアルバムで、1や3がシングルでヒットしました。
三線を使っているわけでもないのですが、不思議と、常に沖縄の海が透けて見える作品です。
シングル以外にも名曲満載で、特に、ラストの10などは、ひたすら美しい10代の情景を呼び起こしてくれます。
自分の10代が全く美しくなく、狭い自室で自慰ばっかりしていた事実なんて忘れさせてくれる、超名曲といっていいでしょう。
私は、このデビュー当時から、「ハンパない透明感。もう少し可愛くなれば日本の Carpenters になれる」と力説しており、しかし誰にも賛同されませんでした。
そのうちにメンバー2人とも半分以上家庭に入ってしまったのですが、本作をあらためて聴き、それは間違いではないと確信しております。
Carpenters の場合、どうしても、カレンの人生とか重苦しいバックグラウンドを想起してしまうのですが、Kiroro の場合はそういったこともなく、安心して浸れる、というのが大きな違いでしょうか。
何となく結婚式専属みたいに誤解されやすく、避けられてしまうグループであるのは分かるのですが、必聴盤であります。
【結論】
★5。
子どもが大きくなったら、是非復活して欲しいと切望しております。
このファーストの後は、若干失速してしまうのですが、再び、30代、40代のKiroro に出会いたいものです。
theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽
The Miseducation/Lauryn Hill
![]() | The Miseducation of Lauryn Hill Lauryn Hill 商品詳細を見る |
【曲目】
1. Intro
2. Lost Ones
3. Ex-Factor
4. To Zion - (featuring Carlos Santana)
5. Doo Wop (That Thing)
6. Superstar
7. Final Hour
8. When It Hurts So Bad
9. I Used To Love Him - (featuring Mary J. Blige)
10. Forgive Them Father
11. Every Ghetto, Every City
12. Nothing Even Matters - (featuring D'Angelo)
13. Everything Is Everything
14. Miseducation Of Lauryn Hill, The
【レビュー】
Lauryn Hillの、今のところ唯一の、スタジオ・ソロ・アルバムです。
彼女が在籍していたFugeesは、HipHopを、ライトにというと語弊がありますが、ぐっとメジャー志向に引き寄せたグループだったわけです。
そこから、Wyclef Johnというハイチ色を除いたのがLaurynの本アルバムで、当然、さらに聞きやすくなっています。
したがって、HipHopにあまり関心のなかった層にも支持され、故に爆発的に売れたということでしょう。
元々ヴォーカリストとしては稀有の才能がある人で、ソウル色はあるのですが、過剰にソウルフルになることなく、むしろ呟くような声。これが非常に特徴的で、惹きつけられる要因と思います。
本アルバムは、ヒットした5、隠しトラックで入っている「Can't Take My Eyes Off You」のカバーなど、その彼女の声の魅力が満載であります。
夜中に、都庁のあたりをグルグル回りながら聴けば、都会の気だるさを肌で感じているような錯覚に陥りそうです。
近年は、フラッとフェスに出て、適当に唄って、という程度の活動しかしていないようですが、体調を整え、気合一発アルバムを作って欲しいものです。
Wyclefもアルバムを出したことですし、本アルバム10周年記念、というわけにはいかないでしょうか。
【結論】
HipHopの一つの到達点であり、★4.5です。
theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽