coup d'Etat/Syrup16g




【曲目】
1. AnotherDayLight
2. My Love’s Sold
3. 神のカルマ
4. 生きたいよ
5. 手首
6. 遊体離脱
7. virgin suicide
8. 天才
9. ソドシラソ
10. バリで死す
11. ハピネス
12. coup d’Etat
13. 空をなくす
14. 汚れたいだけ



【レビュー】
ということで、シロップの過去作から1枚。
2003年発売、比較的評価が高い作品ではないかと思われます。

前回も書きましたが、このバンドはとにかく信者が多くて(ロキノンジャパンも)、それゆえ厄介というか評価が見えにくかった部分もあったのですが、今現在聴いてみても、作品のクオリティはさすがだと思います。

ギター中心ながらもリズムもしっかりしていますし、何より五十嵐の病んだというか鋭利な歌詞は、今でも突き刺さるものがあります。
まあ、私生活では相当つきあいにくそうですし、自意識過剰っぷりは相当で、自分の息子がコレだったらかなり監視してしまいそうですね。

個人的には、本作発売前後は仕事でかなり煮詰まっていた状況で、そんな中、5で「くだらねえこと言ってないで早く働けよ」とか突き放されて死にそうになった経験があり。

というわけで、健康時はともかく、不安定な時期にはあまり近寄りたくない作品ではあります。



【結論】
★3.5。
いい作品です。
ただ、やっぱ長いですね。バリエーションもさほど無いですし、正直、あんまり、長尺で聴きたいバンドではないです。
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Deep River/宇多田ヒカル


Deep RiverDeep River

宇多田ヒカル

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【曲目】
1. SAKURAドロップス
2. traveling
3. 幸せになろう
4. Deep River
5. Letters
6. プレイ・ボール
7. 東京NIGHTS
8. A.S.A.P.
9. 嘘みたいなI Love You
10. FINAL DISTANCE
11. Bridge (Interlude)
12. 光



【レビュー】
お花見の季節、花も桜、歌も桜。

ということで、私個人的には桜ソングの中でもかなり上位の1を含む本作です。
藤圭子の自殺、よく分からないイタリア人と再婚、と、最近は身の回りが騒がしいですが、本作は、アーチスト宇多田ヒカルのピークと言えるでしょう。

シングルの2、12はもちろん、あまり彼女っぽくないリズムの7なんかも佳曲です。
そして、やっぱり1ですかね。
ちと脱力するタイトルとは裏腹に、ドラマチックな展開に独特の歌声があいまった素晴らしい一品です。
アルバムトータルとしても、飽きさせない見事な構成ではないかと思います。

宇多田ヒカルといえばファーストアルバムがどうしてもフィーチャーされがちなのですが、是非本作も忘れないでいただきたいと切に思います。


【結論】
★4.5。
こちらが、去年のオリコン「桜ソング」ランキング。
頼むよ、全然入ってないよ。
ジャケも薄幸そうで微エロ、という素晴らしい作品なんだから、頼んます、ホントに。

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幻野 幻の野は現出したか/V.A.


幻野 幻の野は現出したか 〜`71日本幻野祭 三里塚で祭れ [2CD+DVD / 豪華ブックレット入りボックス仕様] (FLPB001)幻野 幻の野は現出したか 〜`71日本幻野祭 三里塚で祭れ [2CD+DVD / 豪華ブックレット入りボックス仕様] (FLPB001)

頭脳警察、ブルース・クリエイション 他

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【曲目】
ディスク:1
1. プロローグ
2. 演奏1「涙 ラ グリマ」(高柳昌行ニュー・ディレクション)
3. 論争1
4. 演奏2「WEEPING LOVE GLASS」~「THE FLEET CIRCUS」(落合俊トリオ)
5. 論争2
6. 論争3
7. 演奏3「FACE」(高木元輝トリオ)
8. 論争4
9. 演奏4「二人のブルース」(DEW)
10. 演奏5「夏は終り」(DEW)
11. 論争5
ディスク:2
1. 演奏6「原爆落し」~「悪い夢」(ブルース・クリエイション)
2. 論争6
3. 盆踊り「せっせっせ」「武田節」(婦人行動隊)
4. 演奏7「世界革命戦争宣言」(頭脳警察)
5. 演奏8「銃をとれ」(頭脳警察)
6. 演奏9「セクト ブギウギ」(頭脳警察)
7. 演奏10「銃をとれ(アンコール)」(頭脳警察)
8. 演奏11「叫喚地獄」(ロスト・アラーフ)
ディスク:3
1. ドキュメント 日本幻野祭 三里塚1971(DVD)


【レビュー】
1971年、三里塚でのドキュメンタリー。
一応は空港反対のイベント+政治集会なんでしょうが、もうぐちゃぐちゃで、21世紀の今となっては、何で成田にバンドを呼んだのか、良く分かりません。

もっと良く分からんのが演奏の方で、それなりのメンツを集めたようではあるのですが、間の「論争」ではセクト的な言い争いだったりアジだったりで、まあ、一度聞けばそれでいいような内容のモノ。
最後に頭脳警察を出して、かろうじて作品としてはまとまった、というところでしょうか。

ということで、「幻野」なるものの意味合いも分からず、作品としても2枚組はグダグダなのですが、DVDはそれなりに見物。
地元農民とセクトの人間との内輪もめ、脱ぐ女。
ある意味一番迫力があった竹田節、そして、貴重な頭脳警察の映像。

極めてラフな映像ですが、これは資料としては保存版であります。
当時のアジや発言は何とも稚拙というか訳が分からず、このときのイメージが、今だに「政治的意思表明は恥ずかしい」だったり「ブサヨ」とか言われたり、ということにつながっているのだな、と感じます。


【結論】
DVD込みなら★3。音源だけなら不要。
間違ってもiTMSには出てこないでしょうから、中古で安価で見つけたら、おすすめであります。

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The Christmas Collection/James Brown

20th Century Masters - The Christmas Collection: The Best of James Brown20th Century Masters - The Christmas Collection: The Best of James Brown

James Brown

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【曲目】
1. Go Power at Christmas Time
2. Let's Unite the Whole World at Christmas
3. Santa Claus Go Straight to the Ghetto
4. Merry Christmas, Baby
5. Let's Make Christmas Mean Something This Year, Pts. 1-2
6. Soulful Christmas
7. Christmas Song [Version 1]
8. Sweet Little Baby Boy, Pts. 1-2
9. Christmas Is Love
10. Please Come Home for Christmas
11. Santa Claus Is Definitely Here to Stay
12. Tit for Tat Ain't No Taking Back
13. Santa Claus, Santa Claus
14. Merry Christmas, I Love You
15. Signs of Christmas
16. Christmas in Heaven
17. Hey America [Extended Version]


【レビュー】
前回の Dylan のクリスマス・アルバムに対抗して、同じく御大の James Brown のクリスマス・アルバムです。
クリスマスは過ぎましたが・・。

James Brown はいくつかクリスマス・アルバムを発表しているのですが、今現在、手に入りやすいのはコンピの本アルバムです。

これは、前回の Dylan とは打って変わって、非常に聴きやすく、盛り上がるアルバムです。パーティーでかけても、全く違和感なく溶け込めるでしょう。
この差異は、ファンクというジャンルの特性もあるとは思いますが、James BrownDylan という、キャラの違いが大きいのではないかと思われます。

しかし、ここまでサンタのコスプレが似合う黒人もそうはいないと思います。
James Brown の懐の深さを感じさせます。


【結論】
★3.5です。
ノリを求めるなら、かなりおすすめのクリスマス・アルバムです。

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How The West Was Won/Led Zeppelin

How the West Was WonHow the West Was Won

Led Zeppelin

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【曲目】
Disc1
1. L.A.Drone
2. Immigrant Song
3. Heartbreaker
4. Black Dog
5. Over The Hills And Far Away
6. Since I've Been Loving You
7. Stairway To Heaven
8. Going To California
9. That's The Way
10. Bron-Y-Aur Stomp
Disc2
1. Dazed And Confused
2. What Is And What Should Never Be
3. Dancing Days
4. Moby Dick
Disc3
1. Whole Lotta Love (Medley)
2. Rock And Roll
3. The Ocean
4. Bring It On Home



【レビュー】
前回、さんざん絶賛した、Zeppelin のライブ盤です。

これまで、Zeppelin の公式ライブ盤は、「Song Remains The Same」しかなく、これは評価が分かれるところなのですが、私個人的には、何というか、演奏がトロく感じて、これが大バンドのライブか、と、非常にがっかりしたものです。


で、20年以上の時を経て発表された本作ですが、打って変わって大傑作であります。

白眉はやっぱり1枚目。
「Ⅳ」の前後のツアーで、何というか、迫力のレベルが違います。
2でヤラれて、3でノックアウトされ、7で、この曲の真の力に触れる、といった感じで、「これぞライブ盤」と評してもいいでしょう。

もちろん、3枚目も必聴ですが、特に、3枚目1のメドレーなど、凄まじいパワーです。

また、本作は、可能であればDVDも見るべきかと思います。
画像が相当荒いのですが、偶然か意図的か、それがまた迫力を増しています。


渋谷陽一氏の悪影響か、Zeppelin は、結構長い間、我が国では「過去の遺産」的イメージが強かったかと思うのですが、本作で、完全に復権したと思われます。



【結論】
★5です。
DVDと両方、となるとちと値ははりますが、中古でも結構出ていますので、買いです。
本作で、「Song Remains The Same」は、ほとんど意味が無くなってしまいました。

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KING/忌野清志郎

KINGKING

忌野清志郎

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【曲目】
1. Baby何もかも
2. WANTED
3. 玩具 (オモチャ)
4. HB・2B・2H
5. 雑踏
6. 虹と共に消えた恋
7. ウィルス
8. モグラ・マン
9. 奇妙な世界
10. 胸が張り裂けそう
11. 約束


【レビュー】
清志郎ソロ、2003年作品です。

Ruffy TuffyやLove Jetsといった試行錯誤(と、個人的には思っています。)のユニットを経て発売された、渾身の力作と言っていいでしょう。

冒頭、1の切ないメロディーと声に思わず引き込まれます。

全体的にゆったりとしたペースの曲が多く、特筆すべきキャッチーな曲はないのですが、ブルースのようなシブさがカッコよく、「いい雰囲気の方向性で復活をしたな。」としみじみ思いました。
自転車乗ってる場合じゃないでしょ、という感じです。

4は、ちょっと意味不明で不要かな、と思いますが・・。


しかし、ガンを発表したのが2006年であり、もしかしたら、この時点で既に体は蝕まれていたのかもしれません。
そう考えると、何ともズンとくるものがあります。



【結論】
★4です。
後期清志郎ソロの代表作であります。

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ゆらゆら帝国のめまい/ゆらゆら帝国

ゆらゆら帝国のめまいゆらゆら帝国のめまい

ゆらゆら帝国

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【曲目】
1. バンドをやってる友だち
2. ドア
3. 恋がしたい
4. 通りすぎただけの夏
5. とある国
6. からっぽの町
7. ボタンが一つ
8. 冷たいギフト
9. 星になれた


【レビュー】
「ゆらゆら帝国のしびれ」と同時発売されたアルバムなので、引き続きレビューしてみます。

こちらには、「しびれ」のように、初聴でも強力に惹き付けられるようなチューン(「夜行性の生き物三匹」「貫通」等)はないかと思います。
また、1や7のヴォーカルの過剰なギミックは、ちょっとギョッとするものがあります。私は今でもあまり好きではありません。

しかしながら、全体としてはローテンションで統一された世界であり、これもゆらゆら帝国の魅力的な一面だと思います。
8などは素晴らしく美しい曲です。

あえて言うと、「太陽の白い粉」と同じベクトルに分類されるでしょうか。

同時発売、似たようなジャケットということで、何となく両方買わなくてはいけないような気にさせられるあたりは、ちょっとズルいという気がしますが。


【結論】
「しびれ」の方がグッと来たという個人的事情があるため、★3.5です。

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ゆらゆら帝国のしびれ/ゆらゆら帝国

ゆらゆら帝国のしびれゆらゆら帝国のしびれ

ゆらゆら帝国

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【曲目】
1. ハラペコのガキの歌
2. 時間
3. 侵入
4. 誰だっけ?
5. 傷だらけのギター
6. 夜行性の生き物3匹
7. 貫通 (アルバム・バージョン)
8. 機械によるイジメ
9. 無い!!


【レビュー】
個人的な話なのですが、私が初めて買ったゆらゆら帝国のアルバムです。
聴いた瞬間、何故今までこのバンドを無視していたのか、悔やんだこと山の如し、でありました。

3人の風体がカッコいい。ヴォーカルがカッコいい。ギターがカッコいい。
バンドはやっぱり3ピースなのか、とも思ってしまいます。

本アルバムは、ゆらゆらの初期作品に比べて聴きやすくなっていることからなのか、若干批判的な意見もあるようですが、むしろディープになっている部分もあるのでは。
例えば、4から6の流れなどは、物凄いと思うのですが、いかがでしょうか。

あと、6のPVが衝撃的であります(→You Tube)。


【結論】
必聴です。★5です。


【追記】
上記You Tubeは削除されてしまったようです。

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The Black Album/Jay-Z

The Black AlbumThe Black Album

Jay-Z

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【曲目】
1. Interlude
2. December 4th
3. What More Can I Say
4. Encore
5. Change Clothes
6. Dirt Off Your Shoulder
7. Threat
8. Moment Of Clarity
9. 99 Problems
10. Public Service Announcement (Interlude)
11. Justify My Thug
12. Lucifer
13. Allure
14. My 1st Song


【レビュー】
Jay-Zが一度引退宣言をした際のアルバムです。
その後、あっさりと前言撤回し、現在でも活躍中なのは、皆様ご承知のとおりですが。

実は、私は、彼のアルバムを全部聴いているわけではない、不熱心なリスナーであります。

そんな人間ではありますが、本アルバムを聴いた最初の感想は、「何だか抑制された感じだな」というものです。
扇情的なフロウがあるわけではなく、過激な主張があるわけでもなく、声も荒げず。
ヒットした9にしても、売れ線バリバリ、という感じではありません。

ただ、何度か聴いているうちに、味が出てきたというか、良く思えてきたのも事実です。
もう少し分析的に言うと、Jay-Zのテクニックを感じたというか、あえて過剰な部分を削ぎ落として、コアな部分を残したアルバムではないか、と思えてきたのです。
良く練られているアルバム、という感じです。

この感覚が正しいかどうかは分かりませんが、いずれにせよ、彼の作品は通して聴いてみる必要があるだろうな、と思っております。

なお、あっさりと引退を撤回するのは、Hiphopではよくあることではありますが、あまりカッコのいいものではないというのが個人的意見ですが、どうなのでしょうか。


【結論】
今のところ★3です。
聴きこんだら、もう少しあがるかもしれません。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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