Wild Honey/The Beach Boys




【曲目】
1. Wild Honey (2:45)
2. Aren't You Glad (2:16)
3. I Was Made To Love Her (2:07)
4. Country Air (2:21)
5. A Thing Or Two (2:42)
6. Darlin' (2:14)
7. I'd Love Just Once To See You (1:49)
8. Here Comes The Night (2:44)
9. Let The Wind Blow (2:23)
10. How She Boogalooed It (1:59)
11. Mama Says (1:08)


【レビュー】
近時、未発表曲・ライブを含んだ再発盤が出た、本作。

本体は、1967年12月発売。
1967年、つまり、1月にDoors のファースト、5月に「Sgt.Peppers」が発売された、イノベーションに満ち溢れた年。
「Smile」が頓挫、「Smiley Smile」というトンチキな残骸を発表(でも、私は大好きですが)、という大失敗を経てドロップされたのが本作。

で、これです。
オープニングのタイトル曲は、変なオルガン(かな?)でスタート。
サイケっぽいと言えば前述の作品群につながる部分も無い訳では無いですが、新時代の到来に高揚するというよりも、ひたすら脱力する感じです。まあ、売れなくて当然。
Beach でもないし、Boys でもない、考えようによってはひたすらドラッギーな作品。

Carl Wilson がR&Bに手を出した、みたいな言われ方もするみたいですが、単に3でStevie Wonder をカヴァーしたからと思われ、ラストに至るまで、もう、徹底してひたすら変で、違和感の塊、といった方が正確だと思います。

要はこの雰囲気が受け入れられるかどうか、だけであり、個人的にも、この時期の沈んでいたBeach Boys が大好きで、本作も、もちろん大好きであります。

25分未満と超短い作品なので、ぜひ、お聞きいただきたいです。


【結論】
★5。
上述のリマスター盤、アウトテイクやライブも素晴らしいです。
Beach Boys は、もうちっとアーカイヴを整理して欲しいのですが、本当に聴き飽きないバンドであります。
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Strage Days/The Doors


Strange DaysStrange Days

The Doors

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【曲目】
1. Strange Days
2. You're Lost Little Girl
3. Love Me Two Times
4. Unhappy Girl
5. Horse Latitudes
6. Moonlight Drive
7. People Are Strange
8. My Eyes Have Seen You
9. I Can't See Your Face In My Mind
10. When The Music's Over


【レビュー】
もう一丁、セカンド。

そこはかとなく地味な扱いを受けておりますが、Doors の頂点とも言える作品。
変わらず、ポップ→落とす→ポップ→落とす、のコンボで、聞き手に緊張を強いてきます。

楽曲は最高で、個人的には、2なんかは、下手に落ちているときに聴くと、そのままベランダに向かってしまいそうなほど協力。
5から6への流れも素晴らしく、本当に深夜の当ての無いドライブ(アメリカ中西部あたり)に向かっている感覚に陥ります。

ジャケも意味不明の大道芸人で、気持ち悪くも意思を感じます。

ということで、本作は埋もれさせず、是非聴くべき作品であります。


【結論】
★5。
Doorsは扱いが悪く、投げ売りも多いので、必買であります。
リマスター後のボートラも、まあ悪くはありません。

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The Doors/The Doors


DoorsThe Doors

The Doors

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【曲目】
1. Break On Through (To The Other Side)
2. Soul Kitchen
3. The Crystal Ship
4. Twentieth Century Fox
5. Alabama Song (Whisky Bar)
6. Light My Fire
7. Back Door Man
8. I Looked At You
9. End Of The Night
10. Take It As It Comes
11. The End



【レビュー】
シングルの次はアルバム、ということで、Doorsのファーストです。

そもそもDoors自体、彼の国では分かりませんが、我が国では凋落著しく、あまり顧みられることが無くなった久しい状況と思われます。

しかし、このファーストは、是非とも聴いていただきたい作品であります。

第一印象は、おそらく、ポップという雰囲気が先に来るかと。
Ray のキーボードには独特の高揚感がありますし、Jim のヴォーカルも聴き方によっては陽性。
全米1位にもなっている6の、一度聴いたら忘れられないメロディー。

他方で、これは、後々Jim が夭折したという事実を知った上で聴いているからでもあるのですが、非常に、暴走とか死の臭いを感じるグループでもあります。
ベタながら11が典型。
ファーストアルバムのラストで11分も使って、「The End」であり、これは、1967年という時代背景からしても異常なことかと。

かかる、ポップさと異形さが混在する、素晴らしい作品であります。


【結論】
★5。
ジャケの異様さから、アナログも欲しいところであります。

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Magical Mystery Tour/The Beatles


Magical Mystery TourMagical Mystery Tour

Beatles

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【曲目】
1. Magical Mystery Tour
2. The Fool On The Hill
3. Flying
4. Blue Jay Way
5. Your Mother Should Know
6. I Am The Walrus
7. Hello Goodbye
8. Strawberry Fields Forever
9. Penny Lane
10. Baby You're A Rich Man
11. All You Need Is Love



【レビュー】
近時、ボックス・セットが高飛車な値付けで販売された、Magical Mystery Tour 。

さすがに「いかがなものか」感はある商法で、10年後くらいに未発表映像が増補されること請け合いなのですが、ドラマの放映当時は酷評を受けたと言います。

確かに「A Hard Day'sNight」なんかから比べると遠い地平に来ており、訳が分からないと言うか、あからさまにドラッギーと言うか、素面な作品でないことは確か。
まあ、常にそばにはマリファナとLSDがあるような環境だったはずで、それはそれで1967年らしくて非常に楽しい雰囲気であります。

さて、そのサントラである本作。
もともとイギリスではEPで発売されていたところに、アメリカがシングル作品をくっつけてLPで発売したという代物。
さすががさつなアメリカですが、Beatles 作品で唯一、そのアメリカフォーマットが公式になった作品であります。

その来歴ゆえに、アルバムとしての統一性は確かに欠けるものがあります。
しかし、気持ち悪いジャケット、映像作品とともに、Beatles の中では異色の悪趣味に仕上がっており、個人的には好みであります。

優先度は落ちるのでしょうが、Beatles の中でも欠かせない一品、であります。


【結論】
★4.5。
DVDとともに、是非。あのボックスは、中古で値段が4桁にまで下がったら考えます。

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The Windows Of The World/Dionne Warwick


Windows of the WorldWindows of the World

Dionne Warwick

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【曲目】
1 I Say A Little Prayer
2 Walk Little Dolly
3 The Beginning of Loneliness
4 Another Night
5 The Windows of the World
6 (There's) Always Something There to Remind Me
7 Somewhere
8 You're Gonna Hear From Me
9 Love
10 What's Good About Goodbye



【レビュー】
Whitney Houston の親族として有名な、Dionne Warwick、1967年度作品です。

やはり、1に尽きる作品で、これは、メロディーと伸びのある声とがマッチして、オリジナル色が強い楽曲で、素晴らしいです。

その他は、良くも悪くも、プロデューサーである Bart Bacharach 一色。
8、9等で見られる映画音楽的な編曲などその典型で、まあ、正直古いと言わざるを得ません。

ソウル度もさほど違わず、ヴォーカルの能力も遜色ないと思われるのに、Aretha と違ってエバーグリーンな存在になりきれていないのは、こういった、プロデュース面に原因があるのかもしれません。

逆に、60年代的な雰囲気を味わうためのバックトラックとしては質が高い作品と言えるでしょう。


【結論】
★2.5。
パッケージは品薄になっているようですが、見つけたら買っておいて損は無いと言えます。

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Surrealistic Pillow/Jefferson Airplane

Surrealistic PillowSurrealistic Pillow

Jefferson Airplane

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【曲目】
1. She Has Funny Cars
2. Somebody to Love
3. My Best Friend
4. Today
5. Comin Back to Me
6. 3/5 of a Mile in 10 Seconds
7. D. C. B. A.25
8. How Do You Feel
9. Embryonic Journey
10. White Rabbit
11. Plastic Fantastic Lover


【レビュー】
私事ですが、最近、パソコンを買い替えました。
一番の難事が、itunes の曲を移すことで、えらい時間がかかったのですが、ぼーっと移転作業を見つめているときに、本アルバムが目に入りました。

で、ここ数年は聴いていなかったのですが、これも何かのきっかけ、と思い、久々に聴き返してみました。

最初の感想は、「やっぱり音も演奏もペラペラだ。」。
しかし、次の感想は、「明らかにキマっている。67年っぽく、ペラペラでも、ここまでドラッグっぽいと、逆にカッコいい。」でした。

音楽的なレベルが高いかと言われると躊躇してしまうのですが、ある意味無邪気なドラッグの痕跡には、惹きつけられてしまいます。

ヴォーカルは数人が担当していますが、主役は Grace Slick で、彼女が歌う2と10は、特にドラッグ色が強く、超名作です。


なお、数年前に、ストレンジ・デイズに Grace Slick のインタビューが載っていました。
詳細は記憶がないのですが、当時、ロック・スター達とやりまくっていた、という証言があり、度肝を抜かれたことは覚えています。


当時の Grace と、今の Grace。
上記の記事と写真を見た当時のファンは、数日は寝込んだかと思います。

grace_slick.jpg



【結論】
★4。
上に述べたとおり、2と10があるだけで、買いです。

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Smiley Smile/The Beach Boys

Smiley SmileSmiley Smile

The Beach Boys

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【曲目】
1. Heroes and Villains
2. Vegetables
3. Fall Breaks and Back to Winter (W. Woodpecker Symphony)
4. She's Goin' Bald
5. Little Pad
6. Good Vibrations
7. With Me Tonight
8. Wind Chimes
9. Gettin' Hungry
10. Wonderful
11. Whistle In


【レビュー】
20世紀最大の幻の作品の一つである「Smile」。
本作は、その変形盤とか、残滓とか、色々と言われている作品です。

周知の話ではありますが、「Smile」とは、「Pet Sounds」の評価が良くなかった状況に業を煮やしたBrian Wilsonが製作に着手した作品です。
ところが、当のBrianが途中で精神的に参ってしまい、完成しなかった。
そこで、未完成品の「Smile」に色々と継ぎ足して出したのが本アルバム、と言われています。

とはいえ、残滓とか残骸とかいうのはちょっと言いすぎで、確かにまとまりのないアルバムではあるのですが、それなりに聴き所はあるかと思います。

まず、後期Beach Boysの代表作である1と6。
特に、6のサビの美しさは絶品であります。

また、タイトルに脱力せざるを得ない4。
未だに、意味が分かりません。

そして、Paul McCartneyが録音に参加したとかしないとかの話がある2。
野菜の歌って・・・。
しかし、進行や効果音には、何とも言えない魅力があり、一聴の価値です。


崩れ落ちていくBeach Boysの魅力、というものを再確認出来る作品と思います。


なお、後年発売されたBrian Wilsonの「Smile」については、また別の機会にレビューしたいと思います。


【結論】
★3。
個人的には結構好きですが、聴く順番としては、やはり後ろの方になるでしょう。

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Their Satanic Majesty's Request/The Rolling Stones

Their Satanic Majesties RequestTheir Satanic Majesties Request

The Rolling Stones

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【曲目】
1. Sing This All Together
2. Citadel
3. In Another Land
4. 2000 Man
5. Sing This All Together (See What Happens)
6. She's a Rainbow
7. Lantern
8. Gomper
9. 2000 Light Years from Home
10. On With the Show


【レビュー】
本ブログは、特段にテーマ・順序にこだわらずに書き連ねているのですが、今回から何度か、「大物がやってしまったアルバム」を取り上げてみようと思います。
なされている酷評は本当なのか、ウソなのか、或いは年月を経て、名盤に変化したのか、果たして。

ということで、第一弾はRolling Stonesの1967年作品です。

ジャケットで一目瞭然のとおり、Sgt Pepper'sの大パクリです。
しかも、同作品のわずか半年後に発売。
当然、あまりにあからさまなパクリに、評判は最悪だったようです。当たり前だっつーの。

当時、それなりに Rolling Stones もビッグネームだったはずなのですが、なぜゆえ Beatles の後追い、しかも、ジャケットとキマっていたということしか共通点のない作品を発表してしまったのでしょう。

私自身産まれていなかったので何とも分かりかねるのですが、1967年という年が、それだけサイケがマストな年、キメなければ人間ではない、道を歩けばLSDが落ちている、という狂った状態だったということでしょうか。
どうにも不思議で理解不能ですが、とにかく、メンバーが全員キメていた、ということで無理矢理納得するしかなさそうです。


とはいえ、私自身は、このアルバムは結構好きであります。
「Stonesはブルースを昇華したバンドで云々」といったような先入観なく聴いたこと、6のピアノが余りにも美しいこと、4、8、9等隠れた名曲があること、などが理由でしょうか。

コンセプト自体はペラッペラで、オープニングとエンディングも脱力ものではありますが、そんなに悪いアルバムではないと思います。


【結論】
★3.5。
出来れば、3Dジャケットで持ちたいところです。

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The Velvet Underground & Nico/The Velvet Underground & Nico

The Velvet Underground & NicoThe Velvet Underground & Nico

The Velvet Underground

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【曲目】
1. Sunday Morning
2. I'm Waiting for the Man
3. Femme Fatale
4. Venus in Furs
5. Run Run Run
6. All Tomorrow's Parties
7. Heroin
8. There She Goes Again
9. I'll Be Your Mirror
10. Black Angel's Death Song
11. European Son


【レビュー】
超有名なバナナジャケットでおなじみ、The Velvet Undergroundのファーストです。
これも有名ですが、オリジナル(一部の再販も。)のジャケットではバナナがシールになっており、剥がすとバナナの中身がプリントされている特殊仕様であります。
どうせなら、「シールを剥がしたらチンポ」くらいして欲しかったところですが、これでも、当時は十分に鮮烈だったことは疑いようがありません。

中身については語りつくされた感がありますが、あえて難癖をつけるとすると、以下のような感じでしょうか。

①2がフィーチャーされすぎ。
 確かに名曲ではありますが、同レベルの名曲はいっぱいあると思います。同系統では、本アルバムの5がそれにあたるかと思います。
 ゲイを連想させる歌詞もあって評価されているのでしょうが、他の曲にも目を向けていただきたいところです。
②7がちと長い。
 退廃的な雰囲気を出すためなのでやむを得ないところではありますが、もう少しタイトに出来なかったか、と思います。
③1のヴォーカルは誰?
 私は100回はこのアルバムを聴いていますが、どうしてもLou Reedの声には聞こえません。
 オープニングの曲なのに・・。

とか、色々と書いてみましたが、トータルでは名盤になるのは文句なしでしょう。

なお、Nicoは、本アルバム限りでグループに参加しなくなるのですが、その透き通りつつもアッチの世界の人のような声は、少なくとも、本アルバムには非常にマッチしたスパイス的存在だと思います。


【結論】
まさに、「元祖ガレージ」と言って良い、名盤であり、★4.5です。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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