Easter/Patti Smith




【曲目】
1. Till Victory
2. Space Monkey
3. Because the Night
4. Ghost Dance
5. Babelogue
6. Rock N Roll Nigger
7. Privilege (Set Me Free)
8. We Three
9. 25th Floor
10. High on Rebellion
11. Easter


【レビュー】
若干趣向を変えて、パンク女王、Patti Smithの3枚目。
挑戦的な脇丸出しは、当然、男性としては萎えるビジュアルなのですが、それはそれとして、時代とPatti のパンク魂を感じさせます。

私は、ジャンルを問わずに女性ソロ・アーチストに食指が動いてしまう傾向があるのですが、そのきっかけの一人がこの方であります。

力強いヴォーカル、時に過激な、時に優しい歌詞、堂々とした佇まい、女性1人で業界に立ち向かっている感など、それはそれはカッコイイアーチストだと思います。
一旦、完全に引退して長年音沙汰がなくなってしまうのですが、何事もなかったかのように復活し、更に力強い作品を出し続けている点も、評価されるべきだと思います。

本作は、彼女のアルバムの中では比較的地味な方かもしれませんが、ヴォーカルの荒々しさと説得力は、むしろ絶頂期ではないかと思います。

特に、3,と6は素晴らしく、それぞれ曲調は違えど、彼女の声にやられてしまうこと間違いありません。
真っ白の彼女が「Nigger」を叫んでも許されるのも、音楽に立ち向かう本気度というか姿勢故でしょう。
必聴、です。


【結論】
文句なし、★5です。
何となく、正座して聴かなければならないような作品です。
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genre : 音楽

For You/Prince





【曲目】
1. "For You" 1:06
2. "In Love" 3:38
3. "Soft and Wet" (Prince, Chris Moon) 3:01
4. "Crazy You" 2:17
5. "Just as Long as We're Together" 6:24
6. "Baby" 3:09
7. "My Love Is Forever" 4:09
8. "So Blue" 4:26
9. "I'm Yours"



【レビュー】
Prince が死んでしもうた・・・。
母国では4月21日。
死因は、現段階では不明で、インフルエンザだとか、処方薬の誤りだとか、色々と話が飛び交っている段階です。

私は、前にも書いたかもしれませんが、1984年、中1のときに「Purple Rain」に出会って、もう、それはそれはガッツリとこの方にハマったクチなので、ちょいとショックが尾を引きそうです。
Paul McCartney や Brian Wilsonが亡くなったところで、ショックではありますが、年齢も年齢なので、まあ、諦めもつくのですが、Prince の場合、まだ57歳という年齢に加え、非人間的なところがあるので、本当に不意を突かれた感じです。

ということで、本ブログでも何度かやってきた取り組みですが、何回か、Prince レビューをやってみたいと思います。

まず、デビュー作。

先に述べたとおり、「Purple Rain」をきっかけに過去作を掘っていく作業に取り掛かりまして、ほどなく本作にも行き当たりました。

私の当時の嗜好は、完全なロック寄りでして、ブラックミュージックの作法というか聴き方を知らず、Purple Rain にはあまり無かったファルセットにちょっと引いてしまった記憶があります。
全体としても、R&B の中での新星という感じで、ジャンルを横断するまでは至っていませんし、エロも抑えめなので、最初はあんまり受け付けませんでした。

もちろん、今になって聴けば、シングルの3はじめ傑作であり、デビュー作としては相当なものです。
先に言ったように、ファルセットを多用している点ではオーソドックスですが、何というか、声の説得力だとか、個々のメロディーは非凡そのもの。

全てはここから始まった、ということでして、非常に感慨深い作品です。


【結論】
★4。
こういう結末となった今、オープ二ングの1を聴くと感涙モノであります。
ジャケットも、数少ないノーマルな仕上がり。

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愛していると云ってくれ/中島みゆき

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中島みゆき

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【曲目】
1. 「元気ですか」
2. 怜子
3. わかれうた
4. 海鳴り
5. 化粧
6. ミルク32
7. あほう鳥
8. お前の家
9. 世情


【レビュー】
私は、これまで中島みゆきをちゃんと聴いたことはありませんでした。
大多数の人と同じように、「悪女」の人であり、「希望の星」の人であり、本作9の「世情」の人、という程度の認識でした。

むしろ、彼女のオールナイト・ニッポンを頻繁に聴いていた時期があったため、ミュージシャンというよりもDJという認識の方が強かったかもしれません。


なのですが、特段動機もなく、何となく手に取り、何となくフラフラとレジに向かって、本作を購入してしまいました。

魔が差した、というやつだと思います。


そんな軽い気持ちだったのですが、聴いてぶっ飛びました。

いきなり、自虐的な語りから入る1。
たたみかけるように2に入り、その後もダメ人間、ダメ女の独白が続いていきます。

そして、シメが先述の9です。
金八に使われた、というイメージが強く(→YouTube)、どうしても武田鉄矢の顔が浮かぶ曲だったのですが、本作を通して聴くと、あらためて歌詞のヘビーさが耳に残ります。


政治的であったり、エロかったりで問題とされる作品は山ほどあるのですが、聴き手を内向的にさせる、という点では、本作は間違いなく超危険物でしょう。

落ちているときに聴くのは本当に危ないと思いますので、それなりに気分が安定しているとき聴くべきかと。



【結論】
★4.5です。
「中島みゆき」個人の余計な情報をカットして、純粋に作品として聴くべき作品だと思います。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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