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Black & Blue/The Rolling Stones




【曲目】
1 Hot Stuff
2 Hand Of Fate
3 Cherry Oh Baby
4 Memory Motel
5 Hey Negrita
6 Melody
7 Fool To Cry
8 Crazy Mama



【レビュー】
前作でMick Taylor が脱退、ヒョイと捨てられ、新たに入ったのがRon Wood。
本作が、Ron が加入した新生Stones の第一作。

ファンの意見の趨勢、はよく分からないのですが、私自身は、キャラも含めて、Ron Wood はあんまり好きではない。
一言で言うと、ちょっと陽性すぎるのですよね。

時代の流れや加齢もあるにせよ、現に、このあと、Mick Jagger 中心にStones の健康化が加速していくわけです。
そのピークが、アメフトのジャージで登場した81年アメリカツアーだったりするわけで、そこで離れてしまったファンも相当に多いと推測されるわけです。

まあ、その話は追い追いするとして、本作なのですが、Ron Wood 云々は別にして、あまり評判がいい作品ではないようです。
散漫、曲のクオリティが低いなど、それも分からないではないのですが、私自身は、結構本作は好きだったりします。

確かに、上記のメンバー交代があって、雰囲気が変わったな、とは感じられるのですが、その明るさの兆しと、ドロっとした部分が微妙にミックスされていて、なかなかに味わい深いと思うのです。

曲で言えば、ベタなバラードの4、シンプルなロックの8などでしょうか。
そして、これまた少数派なのですが、大した工夫も見られない、レゲエのカヴァー曲の3が個人的に大好きです。

細かい記憶が定かでは無いのですが、多分、初めて、吉祥寺の中古レコード屋で購入したStones のアルバムが本作だったはずです。
トータルで見れば上位にはあがりませんが、そんな体験も含め、捨て置けない作品であります。


【結論】
★4。
一般的に、冷静に見ればもっとずっと低いでしょうが・・。
ただ、ジャケットは、さすがに、当時からカッコ悪いなあ、と思っていました。
Stones は、一部を除いて、往々にしてジャケットのセンスが悪いのですが、本作はトップランクにダメ。それも評判に影響しているかもしれません。

プレイリスト入りは、上述のとおり3、4、8です。
シングルの有名曲7は凡曲。
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theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

マザー・スカイ -きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか-/森田童子




【曲目】
1 ぼくたちの失敗
2 ぼくと観光バスに乗ってみませんか
3 伝書鳩
4 逆光線
5 ピラビタール
6 海を見たいと思った
7 男のくせに泣いてくれた
8 ニューヨークからの手紙
9 春爛漫
10 今日は奇蹟の朝です



【レビュー】
森田童子、続いて1976年のセカンド。
相変わらず陰々滅々という言葉がピッタリな作品です。

1993年にドラマ「高校教師」のメインテーマとして用いられ、バカ売れしてしまったため、ちょいと浮き上がっている感がありますが、フラットに聴いてみれば、ほとんど自殺教唆のような暗さ。

前作よりフォーク色が薄くなったとはいえ、それは単に時代の流れで、本質は何も変わっていないことが明らかです。
顕著なのがこれまた有名な6で、聴いて10秒もしないうちに、四畳半の畳部屋での同棲時代に持って行かれます。
4のラストの、あまりにもベタな蝉の鳴き声もしかり。

まさに、ザ・70年代。

ちょいと残念だったのは、ラストの9、10で、J・A・シーザー編曲とのこと。
この人のことはほとんど知らないのですが、ストリングスとかがちょっと大仰になりすぎており、イマイチでした。
歌詞含め、曲自体は素晴らしいのですがね。



【結論】
★4。
当時のインタビューがありました。かなり貴重であります。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

シングル・マン/RCサクセション





【曲目】
1 ファンからの贈りもの
2 大きな春子ちゃん
3 やさしさ
4 ぼくはぼくの為に
5 レコーディング・マン(のんびりしたり結論急いだり)
6 夜の散歩をしないかね
7 ヒッピーに捧ぐ
8 うわの空
9 冷たくした訳は
10 甲州街道はもう秋なのさ
11 スローバラード



【レビュー】
今となっては超名盤の「シングル・マン」。

事務所移籍問題で発売出来ずなんだかんだとか、発売当時は全く売れなかったとか、曰く付きのアルバムではありますが、
ものすごいクオリティ。

一曲一曲は、戸惑うと言うか脱力する曲もあります。
2なんかはその典型例で、「ジャイアント馬場」なるフレーズが出てくると、「どうした清志郎」という気にもなるわけです。

なんだけど、トータルで聴くと、当時の清志郎の風景が浮かんでくる、非常に不思議な雰囲気の作品。
フォークの匂いがまだ強い前半を超え、超名曲の7でガツンとくる。
そして、もう一丁、これまた超名曲の11でクローズ。

自分自身、国分寺近辺に親戚がいたためなのか、メジャーブレイク直前のRCの佇まいは非常に感慨深いといか、どうにも涙してしまいます。
三多摩地区の、一応都内なんだけど田舎臭い、空が広い、でも不良が多くて、みたいな。

この先、引きこもり状態を脱したRC・清志郎は、ロック・スターへの階段をガンガン進んでいくわけです。



【結論】
★4.5。
プレイリスト入りはもちろん7、11。
ベタベタですが、絶対に外せない2曲。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

ライブ/イルカ




【曲目】
1. イルカ・ライヴ・テーマ
2. クジラのスーさん空をゆく
3. 春
4. サラダの国から来た娘
5. とんがらし
6. あの頃のぼくは
7. 南国の冬
8. シルエット
9. 冬の忘れ物
10. なごり雪
11. 君は悲しみの
12. いつか冷たい雨が
13. 夢の人~エンディング・テーマ


【レビュー】
だいたい月に1〜2度、ディスク・ユニオンを訪れるのがルーティンになっております。
場所は新宿か御茶ノ水が多いでしょうか。

で、1月にふらっと御茶ノ水店を訪れた際に発見したのが、イルカのCD。
イルカと言えば「なごり雪」、「なごり雪」と言えばイルカ、という程度の認識しかなく、それ以上深めようと思ったこともないのですが、これは珍しい、ということで、ライブ盤を購入してみました。

良くも悪くも度肝を抜かれる1枚でした。

まず、曲間に時々挟まれるイルカのMCがイカしている。
ライブのことを「リサイタル」と表現したのを筆頭に、開始時間が遅れたのを謝ったり、地球は一つ的な発言を連発したり、もう、聴いていてこんなにムズムズするMCそうそうない。

曲もそんな調子で、時代的な背景も大きいのですが、70年代三多摩的というか、社会党的というか、公害はいけない、地球を守ろう、というあまりにもピュアなプロパガンダで覆われていて、ちょいと耐え難いものがあります。

時代の切り取りという点では極めて貴重ですが、まあ、何度も聴くものではない、というものでした。


【結論】
★1.5。
逆に言うと浮いているのですが、やっぱり「なごり雪」は良かったです。
怖いもの見たさではありますが、おそらくは長髪でフォークでピースフルな客席を含め、映像もちょっと見てみたい感じはします。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Wings Over America/Wings





【曲目】
Disc1
1 "Venus and Mars/Rock Show/Jet" – 9:56
2 "Let Me Roll It" – 3:51
3 "Spirits of Ancient Egypt" – 4:04
4 "Medicine Jar" (Jimmy McCulloch/Colin Allen) – 4:02
5 "Maybe I'm Amazed" (Paul McCartney) – 5:10
6 "Call Me Back Again" – 5:04
7 "Lady Madonna" (McCartney–Lennon) – 2:19
8 "The Long and Winding Road" (McCartney–Lennon) – 4:13
9 "Live and Let Die" – 3:07
10 "Picasso's Last Words (Drink to Me)" – 1:55
11 "Richard Cory" (Paul Simon) – 2:50
12 "Bluebird" – 3:37
13 "I've Just Seen a Face" (McCartney–Lennon) – 1:49
14 "Blackbird" (McCartney–Lennon) – 2:23
15 "Yesterday" (McCartney–Lennon) – 1:43
Disc2
1 "You Gave Me the Answer" – 1:47
2 "Magneto and Titanium Man" – 3:11
3 "Go Now" (Larry Banks/Milton Bennett) – 3:27
4 "My Love" – 4:07
5 "Listen to What the Man Said" – 3:18
6 "Let 'Em In" – 4:02
7 "Time to Hide" (Denny Laine) – 4:46
8 "Silly Love Songs" – 5:46
9 "Beware My Love" – 4:49
10 "Letting Go" – 4:25
11 "Band on the Run" – 5:03
12 "Hi, Hi, Hi" – 2:57
13 "Soily" – 5:10



【レビュー】
2015年、音楽界の大きなニュースの一つが、「最後最後詐欺」の常連であるPaul McCartney の来日。

チケットの高さにムカが入ったので私は行かずじまいでしたが、それが正しかったのかどうか。
「アーカイヴ・シリーズ」を揃えたりしているので、どっちもどっちという気がします。

ということで、ライブに行かなかった人は、代わりに本作を。

言わずと知れたWings のライブ・アルバム。
発売当時はアナログで3枚組。

私自身、Wings は70年代の保守的ロック、というイメージが強すぎて、手を出すのはだいぶ遅かったクチなのですが、まあ、さすがにPaul。破壊力抜群のライブ・アルバムであります。

ラインアップも、開き直ってヒット曲満載、Beatles もソロも惜しみなくブッ込んでいます。
で、やっぱり声が若い。ノビる。
かなり長いアルバムなのですが、キラー・チューンの連発とPaul の絶頂期のヴォーカルのおかげで、長さを感じさせない一品であります。

年越し、難しいことは考えずに、ゆったりと本作を聴いて70年代に浸かるのもオツなものであります。
おりしもパンク前夜、1年後、ボロクソに若者に叩かれる直前のPaul の勇姿に酔いましょう。
いや、皮肉でもなんでもなく、今となってはこの人の方がある意味パンクなのですが、70年代末は、完全に体制側の人扱いだったのですね。

話がズレましたが、Paul がとんでもないパンクだということは別の機会に。
ということで、良いお年を。



【結論】
★4.5。
映像(「Rockshow」)もあわせて、是非。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Rock'n' Roll/John Lennon




【曲目】
1. Be-Bop-A-Lula
2. Stand By Me
3. Medley: Rip It Up/Ready Teddy
4. You Can't Catch Me
5. Ain't That A Shame
6. Do You Wanna Dance
7. Sweet Little Sixteen
8. Slippin' And Slidin'
9. Peggy Sue
10. Medley: Bring It On Home To Me/Send Me Some Lovin’
11. Bony Moronie
12. Ya Ya
13. Just Because



【レビュー】
今年も12月8日の命日が近づいてきた、ということで。

John Lennon が、5年間子育てを理由に隠遁していたのは有名な話ですが、本作は、隠遁前の最後の作品。
「Johnがルーツに戻った好作」的な言い方をされることも多い、比較的好意的な評が多い作品です。

でも、ねえ。
カバー・アルバムはやっぱり変化球でして、本作は、変化球以外に驚くことは特にない。
2のヴォーカルがあまりにも有名で、これは確かにオリジナルを超えたエヴァー・グリーンな名カヴァーなのですが、それに引っ張られて名作扱いされている感が否めません。

現に、このあとはJohn は引っ込んじゃうわけで、はっきり言えば、創作能力という点では枯渇していたんじゃないのかな、と思います。
あ、あと、ヨーコ色がないのは大きなプラスであります。


【結論】
★3。
さんざん批判しておいてナニですが、ヴォーカルの艶っぽさはさすがなんで、聴いてて心地よいことは確かなのであります。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Hard Rain/Bob Dylan

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【曲目】
1. Maggie's Farm
2. One Too Many Mornings
3. Stuck Inside of Mobile With the Memphis Blues Again
4. Oh, Sister
5. Lay Lady Lay
6. Shelter from the Storm
7. You're a Big Girl Now
8. I Threw It All Away
9. Idiot Wind

【レビュー】
「フォークの神様」という呼び名が一般的だったのはいつ頃までなのでしょうか。
そのある種蔑んだ呼び名のためか、ガロの「学生街の喫茶店」のためか、それとも単純に風貌のためか、Bob Dylanは、一時期はギャグのような存在となっていたような気がします。

しかしながら、年老いても淡々と新譜を出す現役っぷりで、ようやく、ここ10年くらいで、揶揄されることなく一流のアーチストとして扱われるようになったと思います。
非常に目出度いことでしょう。

そのBob Dylanの1976年発売のライブ盤です。

普通は、ライブ盤というと、オリジナルの楽曲のアレンジが一つの楽しみだったりするのですが、この人のアレンジは尋常ではありません。というか、完全に別の曲になることが多々あり、その別曲が素晴らしいことも珍しくありません。
2,3,5などは、原曲はさておいてまずこっちのバージョンを、という感じです。特に2は、原曲のナヨナヨっぷりからは想像もできない、完全なロックです。

また、ライブ盤は、だらだらと2枚組になったりすることも多いのですが、1枚にシャープにまとまっていることも、個人的には好感度が高いです。

なお、Bob Dylanについては、中山康樹さんという人が、「ディランを聴け!!」という書籍の中で、要は、Bob Dylanは歌手、歌い手である、という結論を出しています。
それはそれで極端な一面もあるのですが、非常に納得の行く解釈であると思います。
コアなファンの方はご一読をお薦めします。


【結論】
Dylanの熱が尋常ではなく、★5です。分量も適当と思います。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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