ジャックスの世界/ジャックス


ジャックスの世界(紙ジャケット仕様)ジャックスの世界

ジャックス

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【曲目】
1. マリアンヌ
2. 時計をとめて
3. からっぽの世界
4. われた鏡の中から
5. 裏切りの季節
6. ラブ・ジェネレーション
7. 薔薇卍
8. どこへ
9. 遠い海へ旅に出た私の恋人
10. つめたい空から500マイル



【レビュー】
このブログも、地味でタラタラながら長年やっているなあ、と思いつつ、過去ログを見返してみたら、本作を取りあげてないことに気づきました。

ジャックス、早川義夫、1968年作品。
日本のロックの創世記の名盤として、必ずあげられる作品であります。

今でこそ手に入りやすくなっておりますが、80年代〜90年代は廃盤となっており、私も、その頃、高い金を出してボックス・セットを買い、ようやく耳に出来たというレジェンドぶり。
加えて、ミチロウが1をカバーしていたり、宝島で何度か登場したり、とえらくハードルを上げられた状態。

非常にドキドキしながら聴きましたが、予想以上にガツンときたことを今でも覚えております。

やはり、何と言っても早川義夫の地獄のようなヴォーカルでしょうか。
ライブ音源などを聴くと、MCの声が意外と普通で笑えたりしますが、本作は本当に凄い。
特に1、3、4などは、油断しているとアッチ側に引き込まれそうになります。

加えて、独特の詩的センスが凄まじい。
4なんて、どういう発想でこんなリリックが出てくるのか理解出来ず、恐怖すら感じます。
自分的には、パンクに入れ込んでいた頃に出会った作品であり、ああ、こんなにも過激で、しかも詩的なバンドがあるんだ、とえらく感動したものです。

発売から50年近く経っていますが、全く古びていない、逆エバーグリーンな作品であります。


【結論】
★5。
文句無し。
なお、廃盤になっていた原因は、3の歌詞、要は「啞」という単語が出てきたから、と言われております。
まあ、阿呆極まりない理由で、素晴らしい作品を閉じ込めていたものです。
再発されて、本当に良かった。
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White Light/White Heat/The Velvet Underground


White Light White HeatWhite Light White Heat

The Velvet Underground

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【曲目】
1. "White Light/White Heat"
2. "The Gift"
3. "Lady Godiva's Operation"
4. "Here She Comes Now"
5. "I Heard Her Call My Name"
6. "Sister Ray"



【レビュー】
あれ、レビューしていなかったかな、と、自分でもちょっと驚いた、Velvets のセカンド。
先日、ボックス・セットが発売されたので、そちらと合わせて。

私は、真似事をしたことがあるくらいなので良くは分かりませんが、バンドというものは、時には暴走して、当事者ですらコントロールできなくなることがあるようです。

本作が、まさに、Lou も John も、行き着くところまで突き進んだ、という感じの作品で、尋常ではない緊張感がみなぎっています。
無愛想に、抑揚無くひたすらリリックを吐き出す2、変則的にサイドヴォーカルが入り込む3、そして、ノイズでもあり、というよりは最早お経のように、あっちの世界に連れて行かれる6。

ノイジーで、モノクロで、異様としか言いようがない、勃起しっぱなしのテンション。

こんなハイテンションな状況が長続きするわけもなく、John Cale は本作の後、Velvetsを脱退。
次作は一転変わって、逆ベクトルの作品(でも、名作)となったことも踏まえると、何と言うか、物の怪がついていたとしか言いようがない作品であります。


【結論】
★5。
ちなみに、ボックスセットは、3枚目が当時のライブ盤でして、かなり必聴なのですが、日本盤3枚組1万円という暴力的な値段。
私は買いましたが、まあ、ゴニョゴニョでも何でも手に入れて、是非聴いて欲しいものです。
個人的には2枚目のモノの方がゴチャッとしていて好きでした。
また、「Sister Ray」は、ライブよりもスタジオの方が数倍強烈でした。やっぱ、凄い曲です。

ともあれ、来年もブログは続けてみようと思います。良いお年を。

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Lady soul/Aretha Franklin

Lady SoulLady Soul

Aretha Franklin

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【曲目】
1. Chain Of Fools
2. Money Won't Change You
3. People Get Ready
4. Niki Hoeky
5. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
6. Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby)
7. Good To Me As I Am To You
8. Come Back Baby
9. Groovin'
10. Ain't No Way


【レビュー】
今なお現役のソウルの女王、存在感の濃さにかけては Beyonce なんてまだまだ足下にも及ばない、Aretha Franklinの1968年作品です。

私が本格的に洋楽を聴き始めたのは1984年頃だったのですが、当時は、第一線からは少し離れたところにおり、かつかなりファットな体型ゆえ、「太っちょの南部のおばさん歌手」といった程度の認識でした。

Jumpin' Jack Flash という、最もソウルから遠い楽曲でKeith Richardsと競演するというn間抜けな企画と重なった、ということもあるかもしれません。

しかし、そんな予断は大間違いで、本作は必聴。
なぜ10代のうちに触れておかなかったのか、と悔やむこと山の如しです。

大ヒットした1から最後まで、息をつかせぬソウルフル。
とにかく、声が魅力的です。当然黒っぽいのですが、かといって、ゴリゴリではなく、ロック専門の耳をした人にも違和感がない。

また、あまり本筋ではないのですが、日本人にも聞き取りやすい英語の綺麗さも、入りやすい一因かと思います。


なお、本作のみが過剰に評価されているきらいがありますが、Arethaの60年代の作品には名作がゴロゴロしております。

他の作品も、今後、適宜レビューしてみたいと思います。


【結論】
★5。
ソウルのマスト・アイテム間違いなしです。

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White Album/The Beatles

The Beatles (The White Album)The Beatles (The White Album)

The Beatles

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【曲目】
Disc1
1. Back in the U.S.S.R.
2. Dear Prudence
3. Glass Onion
4. Ob-La-Di, Ob-La-Da
5. Wild Honey Pie
6. Continuing Story of Bungalow Bill
7. While My Guitar Gently Weeps
8. Happiness Is a Warm Gun
9. Martha My Dear
10. I'm So Tired
11. Blackbird
12. Piggies
13. Rocky Raccoon
14. Don't Pass Me By
15. Why Don't We Do It in the Road?
16. I Will
17. Julia

Disc2
1. Birthday
2. Yer Blues
3. Mother Nature's Son
4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
5. Sexy Sadie
6. Helter Skelter
7. Long, Long, Long
8. Revolution 1
9. Honey Pie
10. Savoy Truffle
11. Cry Baby Cry
12. Revolution 9
13. Good Night


【レビュー】
雑誌「Strange Days」がWhite Albumの特集を組んでいたので、本ブログでも取り上げることにしました。

言うまでもなく、Beatlesの1968年作品、最初で最後の2枚組アルバムです。

当時は、既に、メンバー間では険悪になっていたというのが専らの定説です。
そんな関係性を反映してか、アルバムとしてのトータル性というよりも、メンバーが各々作成した作品のゴッタ煮、という感が強い内容です。

しかしながら、さすがはBeatles、各曲のクオリティが非常に高いことから、散漫な印象はほぼありません。
バラバラ過ぎて、逆にトータル感が出ている節すらあります。
面倒がらずに、2枚通して聴くべき作品でしょう。

個人的には、John作品では1-8と2-2、Paul作品では1-11が好きであります。

しかし、しつこいのですが、ヨーコが邪魔。
1-17では歌詞に「Ocean Child」(洋子の直訳)が。
それだけならまだしも、1-6ではヨーコ本人の声が・・・。

本当に、配偶者の職場に口を出すのは良くないですし、出させるのはもっと良くないですね。


【結論】
ヨーコの分がマイナスの、★4.5です。

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Waiting For The Sun/The Doors

Waiting for the SunWaiting for the Sun

The Doors

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【曲目】
1. Hello, I Love You
2. Love Street
3. Not To Touch The Earth
4. Summer's Almost Gone
5. Wintertime Love
6. The Unknown Soldier
7. Spanish Caravan
8. My Wild Love
9. We Could Be So Good Together
10. Yes, The River Knows
11. Five To One


【レビュー】
1968年、Doorsの3枚目です。

Doorsは、1枚目からほぼスタイルが完成されていたバンドではあるのですが、同時に、非常に死をイメージさせるバンドでもあります。
Jim Morrisonの声と目つきは地獄のようですし、何と言っても、1枚目の最終曲が「The End」です。

で、この3枚目は、その異常に完成度の高い1枚目から、徐々に終焉に向かっていく最中のアルバムですが、1枚目に負けず劣らず大傑作と思います。

まず、全米1位の1で始まります。
これは、タイトル通りポップな曲なのですが、そこで油断するとつかの間、3から6で地獄に落とされてしまいます。
とにかくJimの声が恐ろしく、アッチの世界の人にしか聞こえません。Rayのキーボードは非常に美しいのですが、これもJimの異様さを引き立てており、逃げ場がありません。

レコードでは6がA面の最後だったのですが、A面を聞き終えて針が上がったら、B面に進む気力が失われていそうです。

なお、最近の再発モノには、未発表曲の「Cerebration Of the Lizard」が含まれています。


【結論】
ポップさと死を感じさせる雰囲気が同居した名盤、ということで★5です。
鬱になっているときは、避けるべきでありますが。

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Friends/The Beach Boys

FriendsFriends

The Beach Boys

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【曲目】
1 Meant for You
2 Friends3 Wake the World
4 Be Here in the Morning
5 When a Man Needs a Woman
6 Passing By
7 Anna Lee, The Healer
8 Little Bird
9 Be Still
10 Busy Doin' Nothin'
11 Diamond Head
12 Transcendental Meditation

【レビュー】
最初のレビューとしてふさわしいのか分かりませんが、とりあえずこのアルバムからスタートしてみいます。

一言で言うと、オタクが閉じこもって作ったアルバム、という感じです。

初期ビーチ・ボーイズのアルバムは、メロディー、歌詞、ジャケット、いずれも、「太陽、砂浜、隣には水着の彼女、僕は17歳。」とかいう童貞的な妄想を膨らませるモノがありました。しかし、ブライアン・ウィルソンもそんな妄想に疲れたのか、徐々に引きこもり化し、このアルバムでは、完全に外に出ることを放棄したかのようです。

つい、アメフト部員やチアリーダーに隠れた、メガネ・チビ・運動音痴の学生の姿が目に浮かんでしまいますが、それこそ私の妄想でしょうか。

4のひねくれたメロディーが素晴らしいと思います。


【結論】
目立たないアルバムですが、★5です。
プラケース盤なら投売りされているので、買うべしです。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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