不死身のタイマーズ/The Timers




【曲目】
1 ヘリコプター
2 夢のかけ橋
3 ゴミ
4 障害者と健常者
5 あこがれの北朝鮮
6 ブツ
7 トルエン
8 お前の股ぐら
9 イツミさん
10 トカレフ(精神異常者)
11 不死身のタイマーズ
12 リプライズ
13 最後の御挨拶



【レビュー】
前に、「復活!! THE TIMERS」をレビューしたときに少し触れたのですが、同作と同時期に発売された、こちらはインディーズ盤。

なぜゆえインディーズ盤か、というのは一目瞭然で、4あたりからは、もう、タイトルだけで完全にアウト。
清志郎、ではなく Zerryでしたが、ともかく、「彼・ここにあり」、と言えるでしょう。

で、中身としては、ちょいと行き過ぎなところも多いわけです。
逸見政孝をモチーフにした9なんかは、はっきり言ってやりすぎ、同人への冒涜と言われても止むを得ない。
医療への皮肉みたいな内容なのですが、ピント外れにも程があり、清志郎信者の私でも、正直引いてしまいます。

前回も触れましたが、Covers騒動以来、清志郎は一種の躁状態になっていて、権力の匂いがするものにはかたっぱしから噛みついていた感があります。
その暴走極まったのが本作で、ちょいとやり過ぎ、ユーモアが無い、といったところも随所に見受けられます。

他方で、5なんかは、個人的にはTimers 屈指の名曲。
個々の曲の完成度にはバラツキがあり、無意味に長かったりもするのですが、まあ、とにかく、エネルギーが爆発して手がつけられなかったということなのでしょう。

まとまりは本当に無いですが、貴重な貴重な作品です。


【結論】
★4.5。
相変わらず高値取引されている作品。
再発、まあ、ほぼほぼ無理でしょうねえ。
なのですが、ファンなら、何とか手に入れて聞いてほしいです。
ヴォーカルの人の、この前後くらいからすっと脂が抜けていった感じも(でも作品は良かったりします。)、なかなかに感慨深いですね。
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genre : 音楽

セシルのブルース/小島麻由美




【曲目】
1. おしゃべり!おしゃべり!
2. セシルのブルース
3. スキャット・ブルース
4. 恋の極楽特急
5. 先生のお気に入り
6. ディビ・ドゥビ・ダー
7. 蜜蜂
8. 結婚相談所
9. ろば
10. 皆殺しのブルース (インストゥルメンタル)



【レビュー】
小島麻由美は、長らく、嫌い、というか苦手でした。

オリーブ(雑誌の)っぽい雰囲気、リセエンヌ風、渋谷系、シャレオツ。
ついでに、ちょいブスながら堂々としている。

もう、リアルが不充実で、AVばっかり見ていた私のような男子にとっては、最悪の食い合わせ。
なんで、音楽自体は魅力的とは認めつつも、遠い世界の人ということで、避けてきたのであります。

で、時が流れて、そんな無意味な自意識も薄れたためか、ふとした勢いで、「セシルの季節」を購入。
本作を含む、初期作品のボックス・セット。

聴いてみて、何で、オリジナルのときにきちんと聴いてこなかったかなあ、と後悔しきりなのです。

作品のそこかしこに漂うパリ感、シャレオツ感も、いい意味でつまみ食いしているだけというか、パリにかぶれてなんかいませんでした。
むしろ、歌詞を見ると、そういった似非パリジェンヌを突き放しているというか、時として病んでいるような箇所もあり、かなり作品としてクオリティが高いのであります。
シングルになった5、8なんて、かなりハイセンスでありつつ毒っ気も混じった、ポップスの名作であります。

挙げ句の果てに、自分が渋谷系になりきれていないことが不満とか言うポンコツ振り(インタビュー記事)。

今更ながら、すっかりやられてしまいました。
まだまだ現役なので、今後とも追いかけて行く所存であります。



【結論】
★5。
文句無し。
小島麻由美作のジャケのイヤな感じも最高であります。

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空からの力/キングギドラ





【曲目】
1. 未確認飛行物体接近中 (急接近 MIX)
2. 登場
3. 見まわそう
4. 大掃除
5. コードナンバー0117
6. フリースタイル・ダンジョン
7. 空からの力 ~Interlude
8. 空からの力 Part 2
9. 星の死阻止
10. 地下鉄 試聴する
11. スタア誕生
12. 行方不明
13. 真実の弾丸
14. コネクション ~Outro



【レビュー】
アマゾンのリンクは、先日発売された25周年盤。
言わずと知れた、ジャパニーズ・ヒップホップの金字塔というか、先駆的というか、「状況を変えた」作品であります。

もうちょい細かく考えてみると、日本のヒップホップの流れは、キングギドラが作ったということだと思います。
良い意味では、英語じゃなきゃ伝わらない、作れないと言われていたところ、ほぼ日本語のリリックで固めた作品を出した。
悪い意味では、Zeebra の若干スベった俺様キャラが、揶揄されつつ伝搬した。

後者は色々と語られているところで、まあ、彼自身にも残念な言動は多く、しょうがない面もあるかと。
ただ、前者については、もっと高評価されてもいいと思うのですね。
本作は、時代背景的にもオールド・スクール的な色合いで、リリックの詰め込み方も程よく(過剰に詰め込みすぎていない)、本当に後世に残る作品だと思います。

特に、4とか11とかは、今後も残っていくのではないでしょうか。

今やdisられる側に回ることも多い彼らですが、それはそれ、これはこれ、で必聴の作品であります。



【結論】
★5。
で、一応は再々度動き始めたとのことで、ニューアルバムは?

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It's Great When You're Straight...Yeah


It's Great When You're Straight...YeahIt's Great When You're Straight...Yeah

Black Grape

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【曲目】
1. Reverend Black Grape
2. In The Name Of The Father
3. Tramazi Parti
4. Kelly's Heroes
5. Yeah Yeah Brother
6. A Big Day In The North
7. Shake Well Before Opening
8. Submarine
9. Shake Your Money
10. Little Bob



【レビュー】
Happy Mondays 解散後、Shaun と Bez が組んだ新バンドのデビュー・アルバムです。

世にドラッギーなグループは多けれど、この2人の露骨さは間違いなく歴代ベスト3に入るのでは、というほどで、発売当時の印象としては、歩くエクスタシー。

しかも、ラヴとかピースとか声高には言わず、元フーリガンの前科者という履歴もあいまって、「単に怖いジャンキー」という、逆の意味でハイクオリティーな方々でした。

本作は、Happy Mondays の頃よりは多少素面になった感はありますが、とはいえ、全編にあふれる享楽主義が素晴らしいです。
これはシングルにはなっていませんが、9なんかは、全てを放り出してクラブでバキバキになりそうな、まさに煽動のためのような曲。

こんなのは長続きするわけがなく、ほどなくポシャるのですが、一瞬の輝きが素晴らしい作品であります。


【結論】
★4.5。
今やあまり顧みられない作品ですが、90年代を代表する作品の一つだと思います。

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復活!!THE TIMERS/The Timers

復活 ザ・タイマーズ復活 ザ・タイマーズ

THE TIMERS

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【曲目】
1. プロパガンダ
2. タイマーズのテーマ
3. 偽善者
4. 偉人のうた
5. ロックン仁義
6. 土木作業員ブルース
7. ジョーク
8. 国名改正論(『逃げ腰』という国の国民)
9. 国際化の時代
10. 覚醒剤音頭
11. 宗教ロック
12. イモ
13. タイマーズのテーマ(エンディング)
14. まわりはワナ
15. サティスファクション
16. サヨナラはしない



【レビュー】
前回に続いて、Timersのアルバムをレビューします。

本アルバムは、前作発表後相当期間を経て、忘れた頃に突然発表された、日清パワーステーションでのライブ盤です。

曲のタイトルを見ても分かるとおり、過激度は前作よりさらに上。
演奏も、心なしか、前作の作品よりも、それ以外の曲の方がノッている気がします。
特に、8から11までは、歌詞の過激さも含めて最高であります。

前作と同様、まさにパンク、と言える作品で、是非聴いていただきたいと思います。

そんな良作で、かつ、マリファナの隠語としてカッコ良かったため、本作品の14を、私の名前にさせていただいた、という訳です。


ちなみに、本作の裏盤として、インディーズからは「不死身のタイマーズ」という作品が発売されていました。
ジャケットは、Jimi HendrixのElectric Ladylandのパクリですね。

こちらは廃盤で手に入りにくいのが残念です。

パンクパンクと語彙が貧困ではありますが、もうどうしようもないくらいパンクであり、こちらも機会があれば是非聴くべきであります。


不死身

1 ヘリコプター
2 夢のかけ橋
3 ゴミ
4 障害者と健常者
5 あこがれの北朝鮮
6 ブツ
7 トルエン
8 お前の股ぐら
9 イツミさん
10 トカレフ(精神異常者)
11 不死身のタイマーズ
12 リプライズ
13 最後の御挨拶


【結論】
★5です。
最高としか言い様がありません。

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(What's The Story)Morning Glory/Oasis

(What's the Story) Morning Glory?(What's the Story) Morning Glory?

Oasis

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【曲目】
1 Hello
2 Roll With It
3 Wonderwall
4 Don't Look Back In Anger
5 Hey Now!
6 "Swamp Song, The - (Version 1)"
7 Some Might Say
8 Cast No Shadow
9 She's Electric
10 Morning Glory
11 "Swamp Song, The - (Version 2)"
12 Champagne Supernova

【レビュー】
Oasisの一番売れた、かつ、おそらくは一番評価の高いアルバムです。
1995年発売ですが、1964年発売といってもあまり違和感がなさそうです。「The Whoに続くイキのいい新人バンド!」とかレコード帯に書かれていてもおかしくありません。

何だか、単なる温故知新アルバムと批判しているようですが(現に、当時も今も、そういった批判はなされていると思います。)、各曲ともメロディーが秀逸で、キャッチーかつバラエティに富んでいます。
シングルカットこそされていませんが、1や10は、結構な名曲だと思います。

何にせよ、このバンドの場合、誰を殴ったとか、誰とハメたとか、音楽以外での余計な情報が多すぎます。それらをカッコイイと思うかイタイと思うかはいったんおいて、単なる新譜として聞いてみるといいのではないかと思います。
あと、BeatlesとかWhoとかを、どうかと思うくらいに単純にカバーする人たちではありますが、このアルバムは全曲オリジナルですので、その点でもお薦めです。


【結論】
名作ではありますが、鮮度は落ちているかも・・の★3.5です。

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genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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