Come/Prince




【曲目】
1. Come
2. Space
3. Pheromone
4. Loose!
5. Papa
6. Race
7. Dark
8. Solo
9. Letitgo
10. Orgasm



【レビュー】
ちょいと飛んで、今度は1994年作品。
個人的には、90年代 Prince の最高傑作です。

良く知られていることではありますが、ジャケットには「Prince 1958-1993」の文字。
ワーナーと大揉めに揉めていた時期で、Prince という名前も捨てようとしていた頃。

という背景事情からすると、契約履行のための捨てアルバム、と思えそうで、現に、私自身も、地味でPrince 特有のフェイクが少なく、発売当時はあんまりのめりこめなかったのです。
なんか、もう、シンボルマークとか訳分かんなかったし。

しかし、後年聴きなおしてみると、実に質の高い一品でありました。
作品全体は、トータルとしてファンク。
1曲目から10分を超える大曲なのですが、装飾を削ぎ落とした、実に心地よいファンクです。

その後も、地味ながらリズムが強靭な曲が並びます。
ラストに、喘ぎ声、しかも、聴いているこっちが勃起しかけたところで自身の声も混ぜてフィニッシュするあたりの自己顕示欲も、Prince 節爆発。

この時期のライブを見てみたかったな、とつくづく思わされる次第です。



【結論】
★4.5。
あんまり顧みられない作品ですが、是非、お手にとっていただきたく思いますです。
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genre : 音楽

この世で一番キレイなもの/早川義夫





【曲目】
1. この世で一番キレイなもの
2. 君のために
3. 君に会いたい
4. お前はひな菊
5. H
6. サルビアの花
7. 雪
8. 桜
9. 赤色のワンピース
10. いつか



【レビュー】
何だか、amazon のリンクがうまく貼れなくなりまして。
しょうがないので、amazonアソシエイトなるものを初めて使ってみました。
見栄えが変わりますが、まあ、気にせずに。

で、前作から25年ぶりとなった、早川義夫のソロ作品。

前作の後、早川義夫は古本屋になったりして、隠遁生活を送っていたのですが、突如として本作が発表されました。

当時は、インディーズ系というか宝島系というか、私を含むそういうジャンルの残党は、「伝説の復活」ということで、ずいぶんと盛り上がったものです。

んでまあ、リストを見てみると、ジャックス時代の曲のセルフカヴァーがちらほら。
うーん、オリジナルを超えられる訳がないんだけどな・・と思いつつ聴き進めたのですが。

曲自体は決して悪くはない。特に、1、10の歌詞はなかなか染み入るものがあります。
でも、バックバンドというか、アレンジというか、どうにもペラッペラで。
特に、サックス(梅津和時らしい)のミスマッチ具合がどうしても我慢ならんのです。
セルフカヴァーも、当然、大したことはなく、曲数の水増しかいな、としか思えませんでした。

ともあれ、ピアノとギターで歌いこんでいたら、相当印象変わったのに、と非常に残念です。



【結論】
★3。
復活祝いを込めて、3でしょうか。
公式サイトを見ても、毒気はゼロで、本当、そこらのおっさんにしか見えず、どうにも咀嚼しきれないのであります。

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Definitely Maybe/Oasis


Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe)Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe)

Oasis

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【曲目】
1. Rock ‘n’ Roll Star
2. Shakermaker
3. Live Forever
4. Up In The Sky
5. Columbia
6. Supersonic
7. Bring It On Down
8. Cigarettes & Alcohol
9. Digsy’s Dinner
10. Slide Away
11. Married With Children


【レビュー】
個々数年、CD売上げはほぼ死亡しており、後はいつ息の根が止まるかという状態ではありますが、唯一、存在感を示しているのは、旧作のリマスター+未発表曲のパッケージという、所謂「リマスター詐欺」です。

で、当初はBeatles はじめとする60年代作品からはじまったこの商法、徐々に時代が近づき、来るかな、来るかな、と思って出てきた、ある意味真打ち的作品なのが本作です。
上記アマゾンのリンク先も、リマスターのデラックス版であります。

分かってはいるのです、大して音質も変化ないだろうし、そもそも、そんな音質が分かるような耳は持っていない。
でも、オレオレ詐欺にやられるかのごとく、「危ない」「詐欺だ」と分かっていても、フラフラと購入してしまうのですね。

本作自体は、ロキノンのアイコン的バンド、オアシスのファースト。
でも、ロキノンとか馬鹿にするなかれ。
厚顔にも「ロックンロール・スター」と歌いあげる、90年代フーリガン的なロックの最高傑作。

今となっては歴史的価値の方が大きいでしょうし、内容的にはセカンドの方が明らかに優れているのですが、恥も外聞もない勢いでは、本作が上。
恥ずかしさは外において、浸るように、一度は聴いてみるべきであります。

なお、リマスターは3枚組、2枚目、3枚目はライブとかデモ曲がメイン。
こちらも、特にライブは買って損はない作品でした。

でも、まとめてライブ盤で出せばいいのに。
ブツブツ。

文句は尽きないですが、まあ、内容としては合格でありました。



【結論】
★4.5。
オアシス、というだけで、何となく敬遠するというか興味が失せるのも分からんでもないですが、一度は聴いてみていただきたいです。
なお、オアシスの発言で最重要なのは「ボンベイ・ロール」であります。

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The Return Of The Space Cowboy/Jamiroquai


Return of the Space CowboyReturn of the Space Cowboy

Jamiroquai

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【曲目】
1. Just another story
2. Stillness in time
3. Half the man
4. Light years
5. Manifest destiny
6. Kids
7. Mr Moon
8. Scam
9. Journey to Arnhemland
10. Morning glory
11. Space cowboy



【レビュー】
前回では言い切れなかった、Jamiroquai 初期について。


くどいようですが、このグループ、デビュー当初は本当に鮮烈であったのであります。

とりあえず、以前レビューしたファーストと、セカンドの本作を聴いて、前回レビューしたベスト盤のDVDの始めの方を見るべきなのであります。

本作、ドラッギーなプロデュース故か、冗長なのは否定できませんが、3、「ウゴウゴルーガ」でも使われていた6、エンディングの11等は、超名曲。

特に、11は、シングル・ヴァージョンよりアルバム・ヴァージョンの方が、Jay-K のヴォーカルが栄えており、数段良いです。

とにかく、「カップヌードルのCMの人」で埋もれるにはあまりに惜しい、ということだけ、再言しておきます。



【結論】
★4。
日清から金をもらったら、もう一度でいいから、意欲的な作品を作ってください。
お願いします。

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One Foot In The Grave/Beck

One Foot in the GraveOne Foot in the Grave

Beck

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【曲目】
1. He's a Mighty Good Leader
2. Sleeping Bag
3. I Get Lonesome
4. Burnt Orange Peel
5. Cyanide Breath Mint
6. See Water
7. Ziplock Bag
8. Hollow Log
9. Forcefield
10. Fourteen Rivers Fourteen Floods
11. Asshole
12. I've Seen the Land Beyond
13. Outcome
14. Girl Dreams
15. Painted Eyelids
16. Atmospheric Conditions


【レビュー】
Beck、1994年作のアルバムです。
近々、デラックス盤が再発されるとのことで、取り上げてみました。

本作は、メジャー・デビューアルバムである「Mellow Gold」発売から間もなく、インディーで発売されたものです。
私自身が、初めて購入したBeckのアルバムでもあります。


ほとんどアコギの弾き語りであり、音はスッカスカです。というか、ほとんど素人の宅録。

しかしながら、あの童顔で、ブルースシンガーも逃げ出すようなドスの効いた声。
単調ながら、聴き手の心に引っかかるギターリフの数々。
時として狂気を感じさせる叫び。

とにかく心に残る作品で、個人的には、3から4の流れなんか、今聴いてもしびれるものがあります。


当時、「ローファイ」という言葉が流行っており、Beckはその中心人物とされていたのですが、そんな次元を超えたアルバムだと思います。

その後大作を何度か発表していることもあり、目立たない作品ではありますが、Beckの原点であり、代表作だと思います。


【結論】
★5です。
何げに、最高傑作かと思います。

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Illmatic/Nas

IllmaticIllmatic

Nas

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【曲目】
1. Genesis
2. N.Y. State of Mind
3. Life's a Bitch
4. World Is Yours
5. Halftime
6. Memory Lane (Sittin' in da Park)
7. One Love
8. One Time 4 Your Mind
9. Represent
10. It Ain't Hard to Tell

【レビュー】
Jay-Zとともに、今やHipHop出身セレブの代表格となった、Nasのファーストです。

私事で恐縮なのですが、私は、このアルバムの発表された時期、HipHopはほとんど聴いておりませんでした。理由は色々あるのですが、一番大きいのは、英語、特にヒアリングの能力がゼロに近いからです。

この問題は洋楽全体に関連するのでしょうが、特に、HipHopはやれライムのスキルがどうだ、ギャングスタ出身でどうだとか、ウンチクが語られることが多いわけです。
しかし、当方は、日本版の歌詞カードがなければほとんど聞き取れない、日本の英語教育の被害者。しかも、普通の洋楽の倍以上のスピードで言葉が飛んできます。
自己弁護ではありますが、HipHopが途中でイヤになってしまったとしても、致し方ない部分はあったかと思います。

しかし、その後、「歌詞はどうでもいい。」と開き直る術を学びとり、後付けでHipHopの有名盤をちょろちょろ聴き始めました。
本アルバムも、そういった流れで手にしたものでありますが、大名盤だと思います。

特に、1~4の流れは圧巻です。日本の自室でクダを巻いていても、NYのストリートを根城にしているような錯覚を起こしてくれます。
要は、歌詞以上に、Nasの声に尋常ならざる説得力がある、ということかと思います。タイトルくらいしか聞き取りできないのに、これだけ聞き手を圧倒するのですから。

このアルバムで得た教訓としては、「歌詞は後回し。声を楽器として捉えてしまえば何とかなる。」ということであります。
それが正しいか、と言われると、微妙ですが、そういうことにさせていただければと思います。


【結論】
HipHopを聴かない人も、聴くべきであります。★4.5です。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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