The Final/Wham!




【曲目】
1. Wham Rap! (Enjoy What You Do?)
2. Young Guns (Go For It!)
3. Bad Boys
4. Club Tropicana
5. Wake Me Up Before You Go Go
6. Careless Whisper
7. Freedom
8. Last Christmas (Pudding Mix)
9. Everything She Wants (Remix)
10. I'm Your Man
11. A Different Corner
12. Battlestations
13. Where Did Your Heart Go?
14. The Edge Of Heaven



【レビュー】
で、今度はWham! です。

1971年生まれの自分にとっては、Wham! は、音楽を聴き始めた時期に大ブレイクした、まさにリアルタイムのユニット。
当然、各曲とも、今だに体に染みついていることは否定出来ません。

同時に、当時はそんな言葉は知らなかったですが、セルアウトした、売れ線に走っている、揶揄されるべき存在でもあったわけで、当時、満面の笑顔で「Wham! が好き」という者はそうそういなかったと記憶しております。

しかし30年が経った今、あらためて聴きなおしてみると、やはりそのポップ・センスは尋常ではなく。
日本ではとかく8が代表曲とされがちですが、その他のクオリティもハンパではなく、特に前半は、どこをどう切り取っても燦々とした太陽が目に浮かぶような煌びやかな作品ばかり。

鬱屈して、羨ましくもあり避けたくもあり、でも耳にはどうしても残ってしまって、といった、非常に不安定な聴き方をしていた中学生時代を思い出してしまいます。

まあ、発売した正式アルバムも少ないので、アルバム単位で聴いた方がいいんですが、一応は前述の8がオリジナル・アルバムには未収録なことと、終盤はかなりアーティスティックに変化する兆しがうかがえることから、今回はベスト・アルバムにしました。
いずれにしても、食わず嫌いをしないことが重要です。


【結論】
★4。
繰り返しになりますが、Wham! は8だけではないのです。
個人的なベスト・ソングは10。
8は、当時、国内盤のシングルを持っていたのですが、金が底をついて600円くらいで売ってしまったことがあり、数年後、激烈に後悔したのであります。
スポンサーサイト

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

穴があったら出たい/Super Slump

スーパー



【曲目】
A-1 インドで生まれてインド人
A-2 はぢける若さ
A-3 さわりたい
B-1 健康になりたい
B-2 あっふ(AH-FU)
B-3 尻の穴から出たい


【レビュー】
ちょいと、懐かしい作品を。

かつて、爆風スランプのサンプラザ中野とパッパラー河合が所属していたことで有名な、Super Slumpの自主盤ミニアルバム。
再販が熱望されることもなく、当時発売されたっきり(ジャケットの画像は拾いです。)。
さりとて、中古市場で値がついているという話も聞かず、寂しい限りです。

私は、当時爆風スランプが結構好きで、その流れでこのレコードを購入しました。
しかし、爆風スランプが、良くも悪くもサンプラザ中野の知的な部分が見え隠れしていたのと異なり、こちらは、タイトルから推して知るべしの徹底したバカバカしさであります。
なにげに演奏がうまかったりするのが、逆にやっかいというか、より阿呆さを感じさせます。

A-1は単なるインド人の様子の歌、A-3は痴漢の歌(しかも、女子メンバーがコーラス。)。
そして、クライマックスのB-3は、尻の穴がかゆい、という歌。しかも、最後まで、尻の穴がかゆい理由が明らかになりませんし、対処方法も決まらないままです。

その後、サンプラザ中野はだんだん説教臭くなり、近時は相当微妙なことになっているのですが(こちらの本など。)、かつてのバンド仲間の曲でも聴き返して、初心に戻っていただければな、と個人的には思っております。


【結論】
あまりお金を出して買う類のものではないですが、★3くらいは。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

ピース/有頂天




【曲目】
1 BYE-BYE
2 サボタージュ
3 サングラスにプールを
4 パンクロームフィルム
5 ころころ虫
6 コレクション
7 ト・モ・グ・イ
8  キョコウフクロウの話
9 マリオネットタウンでそっくりショー
10 フューチュラ



【レビュー】
有頂天ついでに、未レビューだった、メジャーデビュー作の本作を。

ナゴムレコード人気が爆発していた中でのメジャーデビューであり、パラシュートシャツというルックスも含め、良くも悪くもポップに振れた内容だったので、当時はだいぶ「セルアウト」的に叩かれていたと記憶しています。

確かにそういった側面もないではないのですが、当時のラインアップの中では明らかに異形で、強烈な存在感を与えた作品だと思います。
シングルカットの1からして、歌詞が全く意味不明。
エンディングに至るまで訳の分からなさ感は続き、ナゴム的なリテラシーがないと、相当聴くのに労力がいったかと思われます。

まあ、それでも、慣れてしまえば非常に入りやすく、中毒性がある作品です。
私も、たぶんクラスで1人しか聴いておらず、無理矢理クラスメートのK山にも本作を聴かせて、嫌がられた記憶があります。

とはいいつつ、今でも、最初に聴く有頂天としては本作が宜しいのではないかと思います。


【結論】
★5。
あまり言われないですが、5は、極度の意味不明さも含め、ケラ作品の中でも屈指の名曲です。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Press To Play/Paul McCartney


Press to PlayPress to Play

Paul Mccartney

商品詳細を見る



【曲目】

1. Stranglehold
2. Good Times Coming/Feel The Sun
3. Talk More Talk
4. Footprints
5. Only Love Remains
6. Press
7. Pretty Little Head
8. Move Over Busker
9. Angry
10. However Absurd
11. Write Away
12. It's Not True
13. Tough On A Tightrope


【レビュー】
今回が、Paul ソロ集中短期の最後。
86年発表の作品で、恐らくは、数ある作品の中でも評価がかなり低い部類に入るかと思われます。

私は基本的にひねくれ者なので、そう言われるとしつこく聞き込んだりする癖があるのですが、しかし、本作は、ちょっと、さすがに。

Paul の魅力の根幹は、内容的には相当凝っていたりひねくれていたりしても、耳に入りやすい、ポップである、というところにあるわけです。
Beatles では「For No One」しかり、「Helter Skelter」しかり。Wingsなら「Band On The Run」、その他多数。

しかし、本作は、本当に引っかかりなく、すっと終わってしまう。
逆に言うと、何にも気づかず、単に音がなっているだけなので、苦痛を伴います。
ボーナストラックで、当時シングルだった「Spies Like Us」が入っているのですが、これが本当にシングル、しかも映画の主題歌か、というくらいに地味。
加えて、元々、この人は空気を読むということをしないのですが、このジャケットは無いだろう。

と、散々に書きましたが、この後、軽いライブ盤を挟み、「Flowers In The Dirt」、ワールドツアー、と大躍進するわけです。
いわばPaul の底、これで80年代の不振や毒をデトックスした、楔を打った作品、ということなのでしょう。


【結論】
★2。
聴く必要は、まあ、正直無い。
本当に、何だったんだろう。スランプというモノの恐ろしさを垣間みる思いです。

これにて、Paul の連続レビュー、一旦おしまい。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Raising Hell/Run D.M.C.


Raising HellRaising Hell

Run DMC

商品詳細を見る



【曲目】


1. Peter Piper
2. It's Tricky
3. My Adidas
4. Walk This Way
5. Is It Live
6. Perfection
7. Hit It Run
8. Raising Hell
9. You Be Illin'
10. Dumb Girl
11. Son Of Byford
12. Proud To Be Black



【レビュー】
この秋、出身中学の大々的な同窓会が予定されており、その準備を軽く手伝っているのですが、当時の友人と顔を合わせると、当時の文化や音楽がフラッシュバックするもので。

で、当時の音楽界のエポックメイキングとなったのが本作。
HipHop を一気にメジャー・フィールドに引っ張ってきた、象徴的な作品です。

HipHopを日本中に知らしめた。
ひいては、ブラック・ミュージック全般に目を向けさせた。
だらしなくもカッコいい、見た事もないファッション。
アディダスが、単なるスパイクメーカーではなく、結構有名な存在であることを知った。
ついでに、Aerosmith を復活させてしまった。

等々、功績は計り知れないものがあります。

今聴き直すと、音はスカスカで勢いで作ったようなところもあるのですが、挑発的なMCは今でも聞き応え十分。

名作というよりは革命的作品と言えるのではないかと思います。


【結論】
★4.5。
ちょっと弛むところはありますが、必聴であります。
単なる4だけの作品ではないです。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Live In New York City/John Lennon


Live in New York CityLive in New York City

John Lennon

商品詳細を見る



【曲目】
1. New York City (Live)
2. It's So Hard (Live)
3. Woman Is The Nigger Of The World (Live)
4. Well Well Well (Live)
5. Instant Karma! (We All Shine On) (Live)
6. Mother (Live)
7. Come Together (Live)
8. Imagine (Live)
9. Cold Turkey (Live)
10. Hound Dog (Live)
11. Give Peace A Chance (Live)



【レビュー】
はい、今年も命日ということで。

1972年のマジソン・スクエア・ガーデンのライブで、死後に発表されたものです。

まあ、正直、生前に発表されなかったのはしょうがないかな、と思えるレベルではあります。
声はあまり出ていないですし、何と言うか、ライブ独特の躍動感があまり感じられません。今となってはあまり分からないのですが、1972年当時でも、若干「過去の人」感があったのかな、と思ってしまう部分もあります。

数少ないライブ盤であり、貴重ではあるのですが、Beatles のパッケージされたライブから抜け出せていなかったのかもしれません。
ちょっと残念な作品であります。


【結論】
★3。
8は、スタジオ盤よりずっと美しいです。
あと、ヨーコがあまり出しゃばっていないのがいいですね。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Slippery When Wet/Bon Jovi


Slippery When WetSlippery When Wet

Bon Jovi

商品詳細を見る



【曲目】
1. Let It Rock
2. You Give Love A Bad Name
3. Livin' On A Prayer
4. Social Disease
5. Wanted Dead Or Alive
6. Raise Your Hands
7. Without Love
8. I'd Die For You
9. Never Say Goodbye
10. Wild In The Streets


【レビュー】
日清カップヌードルが、Jamiroquai に続いてCMに使ったのが、2 の「You Give Love A Bad Name」。
そろそろ不買運動、もしかしたらテロすら起きてもおかしくないような出来映えでしたが、そんな行動力もなく、ただただ拳を握りしめております。

そんなCMもあり、椿鬼奴さんがテレビで熱唱していたりもあり、で、久しぶりに本作を聴いてみました。

やっぱり、名盤でした。
先の2だけでなく、オープニングの1からラストの10に至るまで、これぞアメリカ、これぞソフトなヘヴィメタ。
当時は、その聴きやすさから、コアなメタル・ファンには叩かれもしていましたが、ここまでキャッチーなアルバムは、そうそう作れるものではないはずです。

そして、何と言っても3の存在はやはり大きい。
思わず、YouTube で当時のライブを探してしまいましたが、ライブでの盛り上がり方は尋常ではありません。

日清がどういう考えかは知りませんが、是非一度聴くべきであります。


【結論】
★5です。
20年以上の歳月を経ても、そのポップさに陰りはなし、でした。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Parade/Prince And The Revolution


ParadeParade

Prince And The Revolution

商品詳細を見る




【曲目】
1. Christopher Tracy's Parade
2. New Position
3. I Wonder U
4. Under The Cherry Moon
5. Girls & Boys
6. Life Can Be So Nice
7. Venus De Milo
8. Mountians
9. Do U Lie?
10. Kiss
11. Anotherloverholenyohead
12. Sometimes It Snows In April


【レビュー】
Purple Rain」から、「Around The World In A Day」を経て発表されたのが本作です。

まさに神がかっていた当時の Prince、全く色合いの違う2作品を経て、さらに本作でまたもや新しいテイストを出してきて、度肝を抜かれた記憶があります。

大仰な1から、タイトな2、スローな3といった冒頭の流れはまさに絶品。
途中、若干ちょいちょい、と軽く作った手抜きっぽい作品がありますが、ヒット・シングルの10を経て、ラストへの流れも素晴らしいです。

かように、手放しでほめている本作なのですが、多くの人が忘れているかもしれませんが、本作も映画のサントラでありまして。
その映画(「Under The Cherry Moon」)が、まあ、何とも、要は時間の無駄でありまして、このまま歴史の中に埋もれさせた方がよろしいかと思います。


【結論】
★5です。
音は満点。映画の件は無かったことにしましょう。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

Dirty Work/The Rolling Stones

Dirty WorkDirty Work

The Rolling Stones

商品詳細を見る



【曲目】
1. One Hit (To the Body)
2. Fight
3. Harlem Shuffle
4. Hold Back
5. Too Rude
6. Winning Ugly
7. Back to Zero
8. Dirty Work
9. Had It with You
10. Sleep Tonight
11. Piano Instrumental


【レビュー】
前回に引き続いて、もう一作、Stones を取り上げてみます。

Mick と Keith が一番仲が悪かったとされる時代、何とか作り上げたのが本作品だそうです。

今冷静に聞いてみると、内容はそんなに悪くありません。
1はスピード感あふれてカッコイイですし、全体を通してメンバーのバランスが取れているというか、ルーズな音を熟年のメンバーが形にしているといった雰囲気で、まあまあの作品と言っていいでしょう。

聴いて損はないと思います。


ただし。

以下は、個人的というか世代的(1970年前後生まれ)なレビューになってしまうのですが、洋楽を聴き始めたころ、Stones は事実上活動休止でした。

で、「Stones はスゴい。」「伝説的バンド。」「まだ来日していない。」「ドラッグでうんたらかんたら。」とかいう論評にしたがい、60年代、70年代の作品を聴いてみるわけです(当然、「Undercover」とかは聴いていないのです。)。
確かに、名作揃い。そんなバンドが、ついに活動再開。メディアも盛り上げる。

で、出てきたのが本作品なわけでして、それは、過去の作品と比べたら分は当然悪く、その物凄いガッカリ度と言ったら。
ああ、過去の遺物か、と、初めてヒッチコックの「鳥」を見たときにも感じた虚しさをおぼえたものです。

というわけで、リアルタイム時の印象は非常に悪い作品でした、ハイ。



【結論】
★2.5です。
上記したような個人的な第一印象を今も引きずっているというわけであります。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

The Tears Of a Clown/RCサクセション

the TEARS OF a CLOWNthe TEARS OF a CLOWN

RCサクセション

商品詳細を見る



【曲目】
1. IN THE MIDNIGHT HOUR
2. Sweet Soul Music
3. 君が僕を知ってる
4. ラプソディー
5. よそ者
6. 君はそのうち死ぬだろう
7. 打破
8. スローバラード
9. SKY PILOT/スカイ・パイロット
10. トランジスタ・ラジオ
11. ドカドカうるさいR&Rバンド
12. LONELY NIGHT(NEVER NEVER)
13. ヒッピーに捧ぐ
14. 自由
15. 雨あがりの夜空に


【レビュー】
ご承知のとおり、5月2日に忌野清志郎氏が逝去されました。
なので、ゆるゆると続けてきた名盤検証をいったんストップして、少し、忌野氏関連作品をレビューしてみます。

まずは、RCサクセションから。

RCには名盤が多いのですが、入門編で1枚、となったら、本作品になるかと思います。
1986年の日比谷野音のライブを収めた作品です。

RCはライブの定評が高かったバンドですから、ライブ盤から入るのがベター。
当時、既にRCは「パワーが衰えた」と言われたりもしていましたが、いやはや、まだまだ凄まじい迫力であります。

また、とりあえずの代表曲として知られる8、10、15などが入っており、グループの概要を知るのにも適しています。


とはいえ、ヒット曲を並べたベタな内容というわけでもありません。
例えば、これも初期の名曲として知られる13は、ちと湿っぽいオリジナルより迫力が増していて素晴らしいです。

また、6も相当な聴きものです。
このライブで初めて歌われた曲らしいのですが、そのときの客がドン引きしたのエピソードがあります。
確かに、異常にインパクトのある歌詞で、シーンとなっただろうな、ということは想像にかたくありません。
私は、個人的には、自分の葬式のときに流してほしい、と思っております。


最後に、今更なのですが、備忘も兼ねて、TimersでのFM東京事件を貼っておきます(→You Tube)。


【結論】
文句無し、★5です。
7月に紙ジャケで再販されるようですので、是非。

theme : 本日のCD・レコード
genre : 音楽

プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
GOOD BLOGS
QRコード
QRコード