My Generation/The Who



【曲目】
Disc1
1. Out In The Street
2. I Don't Mind
3. The Good's Gone
4. La La La Lies
5. Much Too Much
6. My Generation (Stereo)
7. The Kids Are Alright
8. Please, Please, Please
9. It's Not True
10. I'm A Man
11. A Legal Matter
12. The Ox
13. Circles
14. I Can't Explain
15. Bald Headed Woman
16. Daddy Rolling Stone

Disc2
1. Leaving Here
2. Lubie (Come Back Home)
3. Shout and Shimmy
4. (Love Is Like A) Heat Wave
5. Motoring
6. Anytime You Want Me
7. Anyhow Anywhere Anyway
8. Instant Party Mixture
9. I Don't Mind
10. The Good's Gone
11. My Generation (Instr.)
12. Anytime You Want Me
13. A Legal Matter
14. My Generation (Mono)



【レビュー】
The Who、です。
「The」「Who」。

結成から50年、ほぼ、ロックの歴史に匹敵するこのバンド。
この間、有象無象のバンドが結成・デビューしておりますが、これほどに個性的かつコクのある名称はそうそうありません。
私は、くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンのヘビーリスナーだったのですが、よく話題に出ていた2人の学生時代の友人、「ぷ」に匹敵するシンプルさであります。

さて、その The Who のイギリスデビュー盤です。
上記曲目はデラックス盤で、オリジナルは1~12まで。

ベースラインがカッコいいタイトルソングの6の他、1,2,7あたりが聴き物です。
特に7は、良い意味で過剰な若者賛歌で、映画のタイトルにもなっているほどの代表曲であり(「The Kids Are Alright」)、必聴かと思います。

ところで、Johnは、一説によると、女を抱いてコカイン摂取しながら死亡したそうです。
アホと見るか、カッコイイと見るかは人それぞれですが、21世紀に似つかわしくないロックな方であり、とにもかくにも痺れることは間違いないでしょう。


【結論】
ブリティッシュ・ロックの古典、★5です。
まあ、今も一応現役なのですが、当然、鬼籍に入ったJohnとKeithはおらず。
The Whoというバンドは、ベースとドラムというリズム部隊が強力で、それはデビュー盤である本盤のときからの大きな特徴です。その2人がいないのも何だかな、という感じは否めません。
Peteがよろよろになってギターを壊したりしているのを暖かく見守るのもそろそろ限界では。
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American Graffitti/Original Soundtrack




【曲目】
Disc1
1. (We're Gonna) Rock Around the Clock
2. Sixteen Candles
3. Runaway
4. Why Do Fools Fall in Love?
5. That'll Be the Day
6. Fannie Mae
7. At the Hop
8. She's So Fine
9. Stroll
10. See You in September
11. Surfin' Safari
12. (He's) The Great Imposter
13. Almost Grown
14. Smoke Gets in Your Eyes
15. Little Darlin'
16. Peppermint Twist
17. Barbara Ann
18. Book of Love
19. Maybe Baby
20. Ya Ya
21. Great Pretender
Disc2
1. Ain't That a Shame
2. Johnny B. Goode
3. I Only Have Eyes for You
4. Get a Job
5. To the Aisle
6. Do You Wanna Dance
7. Party Doll
8. Come Go with Me
9. You're Sixteen
10. Love Potion No. 9
11. Since I Don't Have You
12. Chantilly Lace
13. Teen Angel
14. Crying in the Chapel
15. Thousand Miles Away
16. Heart and Soul
17. Green Onions
18. Only You (And You Alone)
19. Goodnight, Sweetheart, Goodnight
20. All Summer Long

【レビュー】
位置づけとしては、オールディーズの決定版、ということになるでしょうか。
完全網羅とは行きませんが、主立った有名曲は入っていますし、曲数は多いですが、1曲1曲が短いので、余計な重さは感じません。

ただ、本作はあくまでサントラ。

で、その映画が極めて名作であり、必見中の必見。

ジョージ・ルーカスの出世作にしては評価があまり高くないような気がするのですが、ベトナム前のアメリカが無条件に楽しめます。
また、ストーリーが単純なおかげで、登場人物に感情移入がしやすく、頭の中は女の子とダンスと車で埋まってしまいそうです。毎日がサイコー、悩みは恋とマイカーの調子が悪いこと、偏差値は30、といった感じでしょうか。
特に、映画ラストで、Beach Boysの「All Summer Long」が流れるくだりは泣けるものがあります。自分が、主人公たちと同じような青春を過ごしたかのような錯覚に陥らせてくれます。

頭は使わない映画ですし、夏の終わりを強烈に感じさせる映画ナンバーワン。
絶対に見るべき映画、でありますし、ほぼ映画のとおりに収録されている本作も、必携です。


【結論】
この手の作品の決定版、★5です。
なお、近時、萩原健太氏の「アメリカン・グラフィティからはじまった」という、本作の超詳細なレビュー本が発売されました。
こちらを読みながら映画を見ると、これまた味わい深いです。是非。

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Drunk/Thundercat




【曲目】
1. Rabbot Ho
2. Captain Stupido
3. Uh Uh
4. Bus In These Streets
5. A Fan’s Mail (Tron Song Suite II)
6. Lava Lamp
7. Jethro
8. Day & Night
9. Show You The Way (feat. Michael McDonald & Kenny Loggins)
10. Walk On By (feat. Kendrick Lamar)
11. Blackkk
12. Tokyo
13. Jameel’s Space Ride
14. Friend Zone
15. Them Changes
16. Where I’m Going
17. Drink Dat (feat. Wiz Khalifa)
18. Inferno
19. I Am Crazy
20. 3AM
21. Drunk
22. The Turn Down (feat. Pharrell)
23. DUI
24. Hi (feat. Mac Miller) (Bonus Track for Japan)



【レビュー】
Kendrick Lamer、Wiz Khalifa、Pharrell、といった大物が参加した、Thundercat の新作。
位置づけとしては、ソウル界の新星、というところでしょうか。

確かにメローですし、ジャズっぽい雰囲気は纏っている。
その意味で、都会の夜でパンパン、というソウルからもさほど遠くないように聞こえます。

でも、どこかが狂っているような気がしてならないのですね。
グルーヴも濃いし、リズムもどこからズレている。
Wiz Khalifa なんていう、知性のかけらも感じられないような人を呼んでいることも、胡散臭くも信用性たっぷり。

少し過去作にも遡ってみたいと思います。


【結論】
★4。
でも、メジャーどころのレビューにはアーバンでおしゃれ、みたいなのが多くて。
ジャケに騙されてるんですかね?

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T2/Original Soundtrack




【曲目】
1. Lust for Life (The Prodigy Remix) - Iggy Pop
2. Shotgun Mouthwash - High Contrast
3. Silk - Wolf Alice
4. Get Up - Young Fathers
5. Relax - Frankie Goes to Hollywood
6. Eventually But (Spud's Letter to Gail) [Feat. Ewen Bremner] - Underworld
7. Only God Knows - Young Fathers
8. Dad's Best Friend - the Rubberbandits
9. Dreaming - Blondie
10. Radio Ga Ga - Queen
11. It's Like That - Run DMC Vs. Jason Nevins
12. (White Man) in Hammersmith Palais - the Clash
13. Rain or Shine - Young Fathers
14. Whitest Boy on the Beach - Fat White Family
15. Slow Slippy - Underworld



【レビュー】
あのTrainspottingの続編。
4月8日日本公開。監督は同じくダニー・ボイル。

以前にもレビューしましたが、Trainspottingは、35歳以上にとってはチンコに若干血液が逆流するような作品でして、映画本編はもちろんのこと、サントラが異様にカッコ良かったわけです。

本作も、まあ、悪くはないです。
70年代・80年代の絶妙なセレクト、特に、代表曲を外した9、11、12などは、さすが、と感心します。
他方で、明らかに前作の威光に頼ってもいて、オープニングが同じ「Lust For Life」のリミックス、というのは、やっぱり感心しません。
90年代にIggy Pop を引っ張り出してきたのが妙だったわけで、それを引き直すのはちょいと芸が無い、と言わざるを得ません。

あとは、映像を見てからですかね。
映画にマッチしていれば、評価もガラッと上振れするかもしれません。


【結論】
★3。
今の段階では、前作みたいに何度も聴くことはないです。
とにかく、映画を見てからもう一度、という感じですね。

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カフカズ・ロック/ニーチェズ・ポップ/有頂天




【曲目】
Disc1
1 ラッキーさん
2 カフカズ・ディック
3 城
4 知恵の輪プレゼント
5 100年
6 墓石と黴菌
7 世界
8 知恵の輪ブレイクアウト
Disc2
1 monkey's report(ある学会報告)
2 幽霊たち
3 懐かしさの行方
4 ロコモーション
5 Not Departure
6 箱(永劫回帰)
7 コレカラノヒト
8 ニーチェズ・ムーン


【レビュー】
1月にはブルーノートでもライブをした、まさに絶好調の有頂天の2枚組。

絶好調ぶりが分かるような、テンポも良く、ノッている作品ではあったのですが、個人的にはちょっと入り込めませんでした。
要は、各曲のクオリティというか、引っかかりの度合いが低めでした。
都合10回ほど通して聴きましたが、ほとんど耳にメロが残らないのですね。オープニングの「ラッキーさん」くらいでしょうか。

また、有頂天・ケラと言えば変態カヴァーも注目なのですが、2-4も換骨奪胎度がイマイチ。
残念ながら、有頂天史を見ても、随一の薄い作品でした。

まあ、作品を出しているだけでも非常に有難いんですけどね。
次作は、1枚にぎゅっとまとめて、せめて前作くらいに濃い感じにしてほしいな、と思います。


【結論】
★2。
でも、今の有頂天の現役感は本当にすごい。
駄作を出せるのも、進み続けているから。次回に超期待であります。

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Morrison Hotel/The Doors




【曲目】
1 Roadhouse Blues
2 Waiting For The Sun
3 You Make Me Real
4 Peace Frog
5 Blue Sunday
6 Ship Of Fools
7 Land Ho!
8 The Spy
9 Queen Of The Highway
10 Indian Summer
11 Maggie McGill



【レビュー】
前回に続きDoors 。
前回のライブ盤でも分かるとおり、Doors は、元々ブルース・ロックの血が濃かったのですが、突如として(と見える)原点回帰した5枚目のアルバム。

正直、昔はあまりピンと来なかったアルバムです。
Doors といえば、Ray のキーボードがヒャラヒャラしてサイケ、というイメージだったわけですね。

しかし、オッサンになってから聴いてみると、これはこれで非常に味があります。
ブルース・ロックとヒャラヒャラの融合が素晴らしく、かなりの傑作であります。
1のいきなりのゴリゴリのギターは、名イントロですし、3~5あたりの流れも素晴らしい。
そして、10はDoors 屈指の名曲。

かなり忘れられがちな作品ですが、名盤と言っていいでしょう。


【結論】
★4.5。
そして、本作のジャケはまだ大丈夫ですが、晩年、Jim の容貌がどんどんアメリカ南部のメンドくさそうなオッサンに変化していくのが、また味わい深い。
こちらが、1970年9月の、多分逮捕か裁判時の写真。
うん、パブで会ったら、すーっと違うテーブルに逃げますね。

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London Fog/The Doors




【曲目】
1. Tuning (I)
2. Rock Me
3. Baby Please Don't Go
4. You Make Me Real
5. Tuning (II)
6. Don't Fight It
7. I'm Your Hoochie Coochie Man
8. Strange Days
9. Lucille



【レビュー】
突如として発売された、Doors、1966年3月のライブ。
つまり、ファーストアルバム発売前のもので、時期的に、極めて貴重なライブであります。

内容は、まあ、予想通りというか、荒削りで、正直、何度も何度も聴き込むほどのものではありません。

でも、数回は、是非聴いた方がいい。
後にアルバムに収録される、例えば4とか8も聞き応え十分ですが、むしろ、半アマチュアらしいカヴァー曲が新鮮です。
ラストの9なんぞのグルーヴを聴くと、ああ、やっぱりDoors のルーツはブルースなのね、と納得させられます。

しかし、よくこんな音源が残ってたな、と感心します。
いつまで経っても何故か評価がイマイチなDoors ですが、本作にしても、発売方法にちと投げやり感が強い。
もう少し、綺麗なアーカイヴ化を考えて欲しいものです。


【結論】
★3.5。
内容はいいのです。
しかし、国内盤、アナログで、ダウンロードコード付きとはいえ8,100円。
なんぼなんでも暴利というか、相当なファンでも手を出さないかと。
ファンを減らすよ。

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Love in a Time of Madness/Jose James




【曲目】
1.Always There
2.What Good Is Love
3.Let It Fall - (featuring Mali Music)
4.Last Night
5.Remember Our Love
6.Live Your Fantasy
7.Ladies Man
8.To Be With You
9.You Know I Know
10.Breakthrough
11.Closer
12.I'm Yours - (featuring Oleta Adams)


【レビュー】
Jose James、新作。

2010年代を引っ張る、といっても過言ではないのですが、日本では、同じ括りといえるRobert Glasper と比べてイマイチ冴えない扱いで、非常に残念です。
本作も含めて、ジャケットがイマイチ、イマニなのも大きな理由かもしれません。

今回、若干ジャズ臭というか夜の雰囲気が薄れ、多少は陽の当たる時間にやってきた感じはありますが、それでも相変わらずのヴォーカルは健在。
近くを通った女子はすべからく悶絶してしまうのではないか、というほどの濡れた声質。
ここらへん、付き合い始めの女子とライブに行った方がおられたら、パートナーの濡れっぷりを教えていただきたいものです。

ヘッドフォンで、必聴であります。


【結論】
★4。
今、一番ライブを見たいアーチストの一人なのですが、今年の来日も日程調整が叶わず、非常にがっかりしております。
あまりタイプでない、というかブサイク度が高い女子と同行して、ライブ後、お互いがどんな気持ちになっているか、試してみたいものです。

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Cobalt Hour/荒井由実




【曲目】
1. COBALT HOUR
2. 卒業写真
3. 花紀行
4. 何もきかないで
5. ルージュの伝言
6. 航海日誌
7. CHINESE SOUP
8. 少しだけ片想い
9. 雨のステイション
10. アフリカへ行きたい


【レビュー】
ふと思い立ち、ユーミンの3作目、1975年作品。
もはや40年以上前の作品ですが、5が「魔女の宅急便」に使われたり、2なんかは今でも卒業式シーズンに流れたりと、今の若者の耳にもなじみやすい作品集だと思います。

ネットリテラシーの無さっぷりを見せつける今となってはピンと来ない部分もありますが、70年代から80年代にかけてのユーミンは、バブリーなイメージと相まって、それはそれは傲慢な時代の寵児でした。

本作でも、その萌芽はありまして、例えば、5なんかは、何でこの曲がここまで浸透しているのか全く理解できない意地の悪い女の話。
昔流行った都市伝説、「エイズの国へようこそ」が思い出される、ほとんど毒女礼賛に近い内容で、正直、私なんかは、今でもいい気分はしない曲であります。

その一方で、2や8など、シティ・ポップとしては一級品の作品も混じっております。
その混沌さが本作の特徴であり、まだ、人間味が残っていた時代のユーミンである、ということなのでしょう。



【結論】
★3.5。
作品の完成度は高いです。
ちなみに、先の「エイズの国へようこそ」は、先輩であるA沼さんから聞かされて、同級生全員が土気色になったという思い出があります。エイズとHIVの区別もされていなかった時代のお話。

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Blue & Lonesome/The Rolling Stones




【曲目】
1. "Just Your Fool"
2. "Commit a Crime"
3. "Blue and Lonesome"
4. "All of Your Love"
5. "I Gotta Go"
6. "Everybody Knows About My Good Thing"
7. "Ride 'Em On Down"
8. "Hate to See You Go"
9. "Hoo Doo Blues"
10. "Little Rain"
11. "Just Like I Treat You"
12. "I Can't Quit You Baby"



【レビュー】
今更、こういう作品について何をレビューするのか、という気はしますが、何はともあれStones の最新作。
村上春樹が新作を出したら世がざわつくし、ダウンタウンが番組を始めればとりあえずニュースになる、のであります。

で、またか、という絶望感に苛まれる、ブルースのカヴァー・アルバム。
70年代あたりに遊びで出すならともかく、70歳を超えた今出すのは、明らかな手駒不足、力の衰え、と言わざるを得ません。

いや、内容は悪くないのです。
老齢にしては声は異様に張ってるし、さすがベテラン、ミックのヴォーカルは特徴的すぎるも、滲み出る渋みもただ事ではありません。

でも、もう、最後のオリジナル・アルバムが2005年の「A Bigger Bang」で、そこから12年。
要は、新作はもう出せない、ということなのですよね。
Paul McCartney も、Neil Young も、内容には賛否あれど新作は出しているわけで、もう、そういう人たちと比べてはいけないのかな、本当の懐メロバンドになったのかな、と寂しい気持ちでいっぱいであります。

さらに問題なのは、上記の「A Bigger Bang」より、本作の方が聴けてしまうこと。
これが非常に残念で、つまり、曲作りも本格的にアウト、ということ。

いち早く、体裁の整ったクロージングを進めてほしいところであります。


【結論】
★1。
本当に、人生の一時期を捧げたバンドなので、これ以上ヘンな感じにはならないで欲しいのです。
本作を「原点回帰」とか言って無条件に持ち上げたメディアも、結構な責任だと思うのですよね。

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プロフィール

まわりはワナ

Author:まわりはワナ
○手持ちのCDや、新しく手に入れたCD・音源などをレビューしています。
○【曲目】、【レビュー】、【結論】の項目を設けてあります。
○【結論】では、★5を満点に点数をつけています。一応は、「金を出して買うべきか」を基準にしております。
○書籍についても適宜レビューしています。

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